2015年10月 高根再訪オフ

旅行期間:2015年10月31日(土)

主な滞在地
10月 31日(土):井伊谷城跡・鳥羽山城跡・二俣城跡・高根城跡・浜松城跡
高根再訪オフ行程地図 (C)Yahoo!Map


静岡県浜松市(の奥地)にある高根城
山城を全面的に発掘調査し、その結果に基づいて往時の状況を再現した稀有な城。
城好きとしては一度は行ってみたい、憧れの“聖地”の1つ。
交通の便があまり良くない場所にあるのでなかなか簡単には行けない城ですが、
2014年の5月、オフ会を企画してようやく行く事が出来ました
そして今回、メンバーを増やして再び高根城へ赴くオフ会を計画。
斯くして2015年の10月末、皆で連れ立って浜松を目指したのでございます。

ところで、待ち合わせ場所から出発して新東名高速を走り浜松を目指していたら
車内では井伊谷(いいのや)の話に。それと言うのも、この2年後(2017年)の大河ドラマが
井伊直虎を主人公にした「おんな城主 直虎」になる事が発表されたばかりで
「きっと井伊谷はこれから整備されてガラっと変わるよねー」と会話したから。
どうせ浜松経由だし、ちょっとばかり遠回りだけど今の井伊谷城を見ておく?と話を振ったら
(半分冗談だったのに)みんなが食いついた(笑)
そんな訳で急遽ルートを変更し、当初降りる予定だった浜松浜北ICはスルーして
浜松いなさICから井伊谷へ赴いたのでした。
井伊谷城跡
井伊谷城跡

と言う事で井伊谷城跡です。
オイラは以前にも訪れた事があるんですけど
当時は真ん中にある標柱は立ってませんでした。
(大天守の頁にある写真と見比べて下さい)
その時に比べると、少しずつ整備されているのかな?
と言う事は、大河人気を見越してもっと手が加えられるのかも…。
以前来た時は時間の制約で山頂まで駆け上がっただけで終わったんですが、改めて見てみると
何とな〜く土塁が繋がっていたり、ちょっとした平場があったり、由緒が語られる岩や祠があったり、
一応、史跡として見るべき所はあったんですね(爆)
(ぶっちゃけ、あんまり期待して無かったんだけどwww)

さて、高根城へ向かうには天竜の街並みを通って行きます。となれば、二俣城鳥羽山城の真下を通過するので
これまた立ち寄って行く事に。まずは鳥羽山城へ向かい、残存する石垣や枯山水庭園の遺構を見物。
国史跡 鳥羽山城跡 枯山水庭園遺構
国史跡 鳥羽山城跡 枯山水庭園遺構

枯山水なので抽象的であんまり良く分からないかもしれませんが
左側にある立石を滝に見立て、右側に点在する石が浮島になぞらえている感じ。
背景にある石垣も、一般的な城の石垣とは異なって小粒な丸い石を沢山積み重ね
庭園の背後を隠す“暗幕”のような構造にしているそうです。
鳥羽山城は陣城だったという起源に一石を投じる遺構で、これが故に
鳥羽山城の来歴や存在意義が大きく塗り替えられる事になりました。
そして向かい側にある山、二俣城へも移動。こちらは天守台の石垣が綺麗に固められ
戦国史上に名高い激戦が繰り広げられた城なのでメジャー処な城ですが、当時のトピックとしては
国史跡 二俣城跡 発掘検出石垣
国史跡 二俣城跡 発掘検出石垣

この前年、二俣城では発掘で新たな石垣が発見され現地説明会が行われました
調査後は保存のため埋め戻すという話だったんですが、オフ会メンバーに
「石垣が出てきたのはここだよ」と説明しょうとやって来たら
まだ埋められず、そのまま残されておりました。実物の新発見石垣を目にし
一同、大興奮!高根城へ向かう前の良い景気付けになりました(笑)

さて、天竜の町から北上して高根城へ向かうのですが、一目散に走っても1時間半はかかる道のり。
ひたすら走りに走って行きついた、1年半ぶりの高根城は―――
浜松市史跡 高根城跡 大手口
浜松市史跡 高根城跡 大手口

前回訪れたのは初夏の頃。今回は秋の中盤。
どちらも快晴の青空で、抜けるような眺望が楽しめました。
それにも増して、やっぱり高根城の遺構は御見事!
大手口の二重堀切…ザクザクに切り刻まれた大地に、
前回同様驚かされ&感激もありw
浜松市史跡 高根城跡 大手堀切
浜松市史跡 高根城跡 大手堀切

その堀切の下から曲輪を見上げれば
こんなに高く、とても登れるものとは思えません。
確かにこれは堅城だわ。もし攻めろと言われても
こんな堀切、越えられる訳が無い…。
浜松市史跡 高根城跡

浜松市史跡 高根城跡

このように、本当に険しい山の上に築かれた城。
よくぞまぁ、これを人力で築いたものだねぇ。当時の土木技術って、機械化された現代とは別次元で凄い…。

浜松市史跡 高根城跡 大手堀切
←その大手堀切を上から見る

更にその曲輪を、もう一つ上から見る→

こうして常に上段の曲輪から
下の位置を見張れるように
作られていて、しかも堀切が険しい!
浜松市史跡 高根城跡 連続堀切
浜松市史跡 高根城跡 本丸入口

こんな感じで、曲輪に入るには急な階段を登ります。
しかも道は細く、片側は崖に剥き出し。
(柵やロープはもちろん当時はありません)
常に側面から攻撃できる構造になっていて
防御側が狙い撃てば、敵兵に当たらずとも
叩き落とす事で倒す事ができる高さですね。
幟が綺麗に並んでいて、勇壮〜♪
浜松市史跡 高根城跡 本丸入口
浜松市史跡 高根城跡 城内通路
浜松市史跡 高根城跡 城内通路

城内の通路は蛇行し、その間には
堀・柵・階段・門と、さまざまな防御障壁が。
籠城側はこうしたトラップを集中攻撃できる一方
攻城側はこれらに惑わされ、足止めされている間に
討ち取られてしまうようになっております。
よく出来てるなぁ。
浜松市史跡 高根城跡 狭間からの眺め
浜松市史跡 高根城跡 狭間からの眺め

ほら、こんな感じで狭間から下を見てみれば
敵が登って来る階段や、堀を越える橋、その前に立ちはだかる門、
何より城内通路の全体が俯瞰で見通せるようになっています。
無論、これらを攻撃する為の狭間ですから、
敵兵は上から矢玉の雨を浴びる事になります。
浜松市史跡 高根城跡 模擬櫓

で、高根城で一番高い建造物がこちら。
模擬建造物ですから、本当にこういう姿だったかは
分かりませんが、戦国の山城なら妥当な形かと。
この模擬櫓を見ると、高根城に来たと実感しますねぇ。
浜松市史跡 高根城跡 模擬櫓
高根城跡からの眺め

主郭(本丸)からの眺望。
街道沿いの街並みは遥かな山の下。
眺望は良いけど、よくまぁこんな山の頂に
城を作ったもんですなぁ。
高根城跡からの眺め
浜松市史跡 高根城跡 主郭北端の門
浜松市史跡 高根城跡 主郭北端の門

ひと通り高根城城内を見て
北端の門から退出します。
登るのが大変な城ですが、
やっぱり来て良かった! (^-^)

飛行機雲
飛行機雲

ところで、高根城にいる間
頻繁に上空を飛行機が通過し
飛行機雲を引いていました。
秋の空は空気が澄んでいて明瞭!

飛行機雲
飛行機雲
ここって何か航路になっているんでしょうかねぇ?いくつも飛行機が見えました。
4発機(エンジンが4つ付いた大型機)の飛行機雲は特に凄い!
光の加減もあって、何やら幻想的な艶やかさに…。

JR東海 211系 飯田線
空の上には飛行機が行き交い
山の麓には、飯田線の電車が。
211系は2輌編成で可愛らしい(笑)
高根城の真下にあるのは向市場駅ですが
直下すぎて山に隠れ見えず、視線の先に
収まったのは、その隣にある水窪(みさくぼ)駅の方。
JR飯田線 水窪駅
と言った具合に、城だけでなく色々と雄大な風景で楽しめた高根城でありました。

16時まで高根城で過ごし、帰って来る道のりも1時間半はかかったので
浜松の町に戻って来たのは18時半。ここから更に関東へ走る訳ですが、せっかくなので夜の浜松城にも寄り道。
(夜と言っても18時台ですから、陽が短くなっただけでそんな遅い時間でも無いんですけどね)
浜松市史跡 浜松城跡 模擬天守

浜松市史跡 浜松城跡 模擬天守

最後の〆は浜松城天守…って前回の高根オフと同じだ(爆)
っつーかね、これはルート的に必然でしょwww
せめて前回とは違ったアングルの写真を掲載。浜松市役所からとは反対側からの眺めで。
こうして見ると、やっぱり浜松城の本丸って坂の上にあるんだよねぇ(今更w)



◆◇◆ 旅行けば 遠江の道 高根城 麓に鉄路 空に引き雲 ◆◇◆




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