2014年8月 夏休み 新潟旅行(3)

いもり池

いもり池 いもり池 いもり池

宿の目前にいもり池。妙高高原で一番有名な景勝地です。
静かな湖に水鳥が佇み、蓮の花が慎ましく咲き誇ります。
湖面は鏡のようなんですが…肝心の妙高山だけには
雲がかかって見えないと言う罠w

いもり池 いもり池

苗名滝
苗名滝

気を取り直して、近くにある名瀑・苗名滝(なえなたき)へ。
前日が雹やら何やら降った天気だったせいか、
猛烈な水量で大迫力の姿。と言うか、これは激し過ぎ?
あんまり“美しい”とは言えない過激さ(苦笑)
一応、日本の滝百選に選ばれている名勝なんですよ。


苗名滝より南側は長野県。この川が新潟・長野の県境です。ですので、このまま南へ向かい
長野県に入りました。北の妙高高原に対し、川の南にあるのが黒姫高原。黒姫は専らスキーで有名ですが

黒姫高原コスモス園ダリア園

ダリアの花 ダリアの花 ダリアの花
ダリアの花 ダリアの花 コスモスの花
夏は御花畑!色々な品種のダリアや、コスモスが咲いています♪
コスモスの花 コスモスの花
花びらが筒のようにくるまっているコスモスもあるんですねぇ。
コスモスの花 ダリアの花 ダリアの花

美しい山の風景を堪能した後は、中野の町へ下りてきました。
中野には国史跡、城好き界隈には有名な武家居館である高梨氏館がありまして、それを見学。
中世豪族の館なんですが、堀や土塁が綺麗に残っていて想像以上の素晴らしさ!
ここは来て良かった! (^-^)b

とは言え、中世豪族の館は家族連れで楽しむ場所じゃぁ無い。
そこで、子供も喜ぶような所を…と思い、館のすぐ近くにある信州中野駅へ。

信州中野駅

信州中野駅 長野電鉄 8500系
3500系に8500系、どちらも関東で活躍していた車両がここで第二の人生を送っています。
ステンレスの車体がピカピカ…いや、ギラギラと光って存在感抜群。

で、時刻表を見るともうすぐ長野駅行きの特急列車がやって来る。
この後の予定は特に決めていなかったので、せっかくならそれに乗ってみようと決定。
長野で乗り鉄するのも良かろうかと (^-^)
特急「スノーモンキー」車内
長野電鉄特急2100系 「スノーモンキー」“モンハン”ラッピング列車

特急「スノーモンキー」

元はJR東日本の253系。これは相模衆のオイラにも馴染み深い車両w
でも乗った事は無かった(特急に乗る機会なんか無いので)んだけど
長野に来たここで乗る事になろうとは(笑)
この当時、某モンスター■ンターの記念ラッピングをしてました。

小布施駅にて

スノーモンキーに乗ったのは1駅分だけ。
やって来たのは小布施駅。その構内には
以前使われていた長野電鉄の特急用車両
2000系が展示保存されています。
これは如何にも「昭和の列車」と言った感じ。
レトロですわ〜 (^ ^;
小布施駅にて

で、小布施駅から車を停めてある信州中野駅へ戻る訳ですが、このタイミングで来た折り返し列車がこれまた特急。
まぁ、そういうタイミングだと時刻表を確認した上での乗り鉄だったんですがね。斯くして乗り込んだのが
特急「ゆけむり」車内

特急「ゆけむり」

元は小田急ロマンスカー10000形「HiSE」。
これも相模衆のオイラにも馴染み深い車両w
でも乗った事は無かっ(以下同文)
つい先月、本家小田急のVSEに乗車し、今回
長野でHiSEに乗車…ロマンスカー連覇だ (^ ^;
長野電鉄特急1000系 「ゆけむり」

と言う事で、1駅往復だけですが運良く行き帰り共に特急乗車!
成田エクスプレスと小田急ロマンスカーに長野の地で乗れた事に、家族全員大満足でした。

さて、旅行最終日もそろそろ陽が傾いてきた時刻。
中野から帰宅する道すがら、最後に寄ったのが八幡原史跡公園。
武田信玄と上杉謙信が真っ向勝負した“第4次川中島の戦い”が繰り広げられた古戦場です。
上杉謙信を辿る旅、クライマックスの地となりました。

八幡原古戦場

三太刀七太刀の像

上杉謙信が馬上から斬り付け、武田信玄が軍配で受けると
3度の太刀だったのに7つの傷が付いていた…と言う伝説。それを表した像が建てられています。
謙信ファンには聖地中の聖地と言えましょう。まぁ、オイラは別に謙信ファンじゃありませんけど。
(だって後北条スキーですから…どっちかと言うとアンチ上杉w)

ちなみにこの古戦場、あちこちにうっすらと土塁らしい高まりがあるんですよねー。
単なる偶然なのか、後世のものなのか、それとも何かしら陣城的な遺構なのか?
まぁ、謎は謎として取っておいても良いかと(笑)

まだ日没までは時間があるけれど、帰路の行程を考えればここで終了。
本当は目の前にある海津城に寄っても良かったんだけど、まぁこれは武田軍の本営だから上杉には関わりなし、と。
海津城址を横目に眺む長野ICから高速に乗り、上信越道回りで圏央道へ出て帰宅。
その途中、横川SAで夕食を…と思ったんですが、お目当てにしていた“峠の釜めし”は敢え無く売り切れ。
むぅ、これだけは残念無念ナリ(爆)



今回のオマケ
佐久間象山像
川中島史跡公園の一角には佐久間象山(さくましょうざん)の像が。

象山先生は幕末に開明的思想や科学技術の探求を為された天才、長野のご出身なのですが
奇才ゆえに尊攘派から目を付けられ、非業の死を遂げたお方。もし生きていれば、明治維新後
新政府に招聘され日本の文化発展や対外政策に大きく寄与されたと思うのですがね。
そんな事も考えず見境なく異端者を暗殺する尊攘浪士ってだから大っキラい。

で、長野の名士の銅像が川中島史跡公園に建てられていた訳ですが、近年になって
「幕末の人物を戦国時代の合戦場に展示するのは合わない」とかで、この像は
撤去されてしまったそうです。それはさぁ、建てる前に考えるべきでは?(苦笑)
と言う訳で、今となってはこの写真も過去のモノ。っつーか、無念の死を迎えた象山先生、
死んだ後になってもこういう悶着に巻き込まれるとは…つくづく哀れでございます (T-T)





◆◇◆ 越しの国 城に鉄路に 山野辺に いと珍しく 我を誘なう ◆◇◆




前 頁 へ


本 丸 御 殿 へ 戻 る


城 絵 図 へ 戻 る