2008年8月 長野旅行(3)

前日と同じく、篠ノ井の朝もまずは朝駆け!←懲りないw
宿のすぐ裏手に、実は横田城跡があるのですよ (^ ^;
こんな至近距離に城跡がありながら、見に行かないなんて事は有り得ない!(笑)
で、行ってみると…あれ?全然場所がわからない (T_T)
もちろん住宅地になってしまって名残なんか全くない城跡ではありますが
早朝からブラブラしてると不審者だし、早く片付けないと (^ ^;
15分ほど彷徨って、何とか目印の神社を発見。そしてその裏手に土塁も。
うん、ちょっといい感じの雰囲気ではある。
いやはや、無事に見つかって良かった〜♪

今日は安曇野方面に移動し、信州の雄大な自然を堪能するルート。
宿を出発したら、まず最初に…川中島の典厩寺(てんきゅうじ)へ。
あれ?どこが安曇野だよ??(爆)
まぁ、安曇野へは間違いなく行くんですがその前に歴史関連の名所も、ね (^ ^;;;
この典厩寺、川中島合戦で戦死した武田信繁(信玄の弟です)公の菩提寺。
そもそも「典厩」という寺名自体が信繁公の官職名ですから。
で、この寺には立派な閻魔大王像がある事でも有名。
典厩寺 閻魔大王像
典厩寺 閻魔大王像

寺の宗旨とかは全然詳しくないんで
何でこんな巨大な閻魔像があるのかは
知りませんが、厳格で真面目だった
典厩信繁公の遺徳に通じない事もないかな?
ちゃんと信繁公の墓にも手を合わせました。
(不信心なオイラにしては奇跡的な行動w)

川中島から千曲川を渡り、松代へ(だから安曇野は…?)
歴史の街である松代には、見所が山ほどあってとても全部は見切れない。
そんな中からまずは松代城新御殿(真田邸)を見ようと思ったんですが
何とこの時、改修工事中で庭園しか見られず! (><)
ならばと次に行ったのが文武学校。松代藩の藩校だった所で
学舎が完存する立派な史跡です。いやぁ、さすが松代。良いなぁ。
国史跡 文武学校
国史跡 文武学校

言うまでもなく国史跡の文武学校。
そして言うまでもなく真田家の藩校。
ですから、思いっ切り六文銭です!
そして真打、城好きならば絶対に外せない松代(海津)城へ!
第4次川中島合戦において武田軍の本陣となった城にして、江戸時代には
松代真田藩10万石の本拠となった質実剛健な名城です。ここは以前、
ちょうど10年前に訪れた事がありましたが、その時には改修工事の真っ最中で
全然まともに見学できなかった場所。今回、めでたくリベンジ達成!で
その工事の結果を存分に見て回る事ができました (^-^)
国史跡 松代城
国史跡 松代城

見事なまでの青い空に
キリっと引き締まる古風な城門。
これ以上ない見事なコントラストです!
いやー、感動的で泣けてきます。
この後、松代の街中で矢沢家の表門(市指定文化財)や
時鐘の古楼を眺め見て、いよいよ安曇野方面へ車を進めました。

安曇野の観光施設「安曇野の里」さんへ立ち寄り
嫁さんはトンボ玉の制作体験をリクエスト。創作活動の邪魔にならないよう
大騒ぎする子供らを引き受け、オイラは付近の小川を散策。
都会じゃ絶対見られない、自然のままの川はとんでもなく清冽で
しかも夏だとは思えない強烈な冷たさ!涼むつもりで素足を入れてみたら
あまりの冷たさに、5秒と我慢できないほどの「痛み」を感じました。
こっ、これが大自然の脅威という事なのか…(違)

吉祥山東光寺
吉祥山東光寺

続いて訪れたのはこの東光寺。
巨大な下駄の寺として有名です。
いやまぁ、だから何だと言われても… (ー゙ー;
東光寺の東側にあるのが等々力(とどりき)陣屋。戦国時代までは城館、
江戸時代に入ってからはこの地を治める大庄屋邸兼松本藩の陣屋となり
現在もなお、その末裔の方々がお住まいになっている
“現役の陣屋”です。さすが、地方の大邸宅だけあって
建物もお庭も立派!なかなかここまで足を運ぶのは大変ですが
古い日本の風情がお好きな方ならば、行ってみる価値アリです。
等々力陣屋 枯山水庭園等々力陣屋 池泉回遊式庭園
等々力陣屋 母屋にて

等々力陣屋

立派な長屋門をくぐった所にまず枯山水庭園。
そして母屋の奥には濃密な池泉回遊式庭園。
その母屋には、由緒ある収蔵品が並び
下手なIT社長の豪邸なんかより、よっぽど豪華です!
(↑こんな例えで良いのか?www)

んで、陣屋を後にして向かったのが大王わさび農場。
車を使えば程近い距離にあるので、陣屋と農場のセットで行くのがオススメ(笑)
大王わさび農場 水車小屋
大王わさび農場 水車小屋

まぁ、ここは超有名な観光地なので
あれこれ書く必要もありますまい(爆)
黒澤明監督の映画に使われた
3連水車がこちらだそうで (^-^)

さて、大王わさび農場まで来たら…城好きとしてはもう1歩足を延ばして
明科まで行ってしまおうと考えてしまうワケで。明科駅の裏側にある山が
小谷(こや)城跡。明科駅って西側は栄えてますが
東側は完全な山林。その山の一つが、この城なんですが
きちんと公園化されている(と言うか、単なる野っ原?)部分もあれば
出入口あたりは完全に登山コース。で、そのルートを登ろうとすると…
随分とまぁ、絶壁伝いに行き来する感じでして。
足元を覗き込めば、そのまま奈落の底へと落とされて
会田川の流れに飲み込まれそう。いやはや、確かにこれは
戦国時代の山城だ、と実感できる場所ですねぇ。

明科からは西へと取って返します。何故なら、今夜の宿が正反対の方角だから…。
(じゃぁ最初っからそっちへ行けよw)
旧堀金村の堀金長者屋敷に立ち寄った後、無事に宿へ到着。
某企業の保養所だというエソール安曇野さんは、
一般客も受け入れてくれるリーズナブルなお宿。
宿のすぐ裏には北アルプスの名峰が並びます。
信州の山あいは非常に涼やかで、これぞ「避暑地」!という快適さです♪




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