2011年8月 復興応援!会津旅行

旅行期間:2011年8月1日(月)〜8月2日(火)

主な滞在地
8月1日(月):阿弥陀寺・七日町通り・野口英世青春通り・鶴ヶ城・御薬園
8月2日(火):東山温泉界隈・塔のへつり・大内宿・飯盛山・郡山市ふれあい科学館
復興応援!会津旅行行程地図


2011年3月11日、東日本大震災。東北地方から東関東沿岸には大津波が押し寄せ
地震被害だけでなく、さまざまな形で人命が失われました。そして福島県では
原発災害まで発生、浜通りの各所では疎開生活を余儀なくされる事に…。
ところがこれに風評被害の尾ひれハヒレまで付いたせいで、原発とは関係ない会津では
観光客が激減、復興の足かせとなっておりました。そういった中で迎えた我が家の夏休み、
子供たちは「新幹線に乗りたい!」というリクエスト。ふむ、それならむしろ
東北新幹線に乗って会津へ行って、貧乏人ながら少しでもお金を落とせれば?と思い
普段は行かない旅行代理店へ行って、切符や宿を手配して貰いました。
子供に眺めの良い席を、と思って新幹線の2階席を要望したら(普通は注文できないそうで)
それも難なくクリアして頂き、ありがたい事この上なし(笑)
斯くして8月のアタマ、早朝に家を出発して珍しく車ではない電車の旅を挙行するのでありました♪

茅ヶ崎駅にて
285系 サンライズエクスプレス 285系 サンライズエクスプレス 編成連結部
東北新幹線に乗るなら東京駅。東京駅へ向かうには東海道線。
という事で上り東海道線を待っていたら、ちょうどやってきたのが
上りのサンライズエクスプレス!まさに朝日と共に登場です。
新幹線も良いけど、あれにも乗ってみたいなぁ…(苦笑)
215系 DDL
215系 DDL

繋留線には215系 DDL(ダブルデッカーライナー)の車両も。
当時、茅ヶ崎に1編成が配置されておりました。
全編成2階建てという車両、恰好良くて好きだったんですが
大量の乗客を捌く為の列車なのに2つドアで、乗り降りに物凄く
手間がかかって本末転倒、結局活躍の場が殆んど無かった
悲運の車両でしたねぇ。と言うか、それは最初から想定しろよw
この直後に動き出し、朝の通勤列車として働いていきました。
215系 × E231系

215系と入れ替わりに東京行きが到着。
この頃から女性車掌が普通に働くようになってましたねぇ。
可愛らしい車掌さんがいざなって下さる列車に乗って
いざ、東京へ! (^^)v
215系 × E231系

東京駅にて
東北応援! E1系 Max
そうそう、我々も東北を応援しに行くんですよ〜!それにしても、朝の東京駅は新幹線がひっきりなし!!
700系 × E4系 × E3系 E4系 + E3系1000番台
E2系
E1系が出て行き、東海道新幹線の方には700系、
隣にE4とE3、こっちはE4にE3の1000番台がくっついて
E2もいるし…あぁ!最新(当時)のE5まで入ってきた !!
さすがE5は鼻が長い―――というか長すぎ!(爆)
乗車する列車まで20分程の待ち時間に
ホントにまぁ次々と新幹線が出入りして凄い往来!
そして通勤の皆様、お疲れ様です〜★
E5系
という事で、これが我が家の乗車席。
E4系の2階席、さすがに高い!
ホームの高さ分も含めてですが、
それにしても隣の列車の天井が丸見えです。
さぁ、これに乗って会津へ出発〜!
E4系 2階席
で、喜び勇んで新幹線に乗りましたが…会津へ行くには郡山駅で乗り換え。
300km/h近いスピードで郡山までなんて、アッという間です。
1時間ちょっとしか乗らずに到着してしまったので、全然新幹線を堪能した実感が無い orz

郡山駅にて
E3系2000番台 + E4系 Max E3系2000番台 つばさ
郡山駅でも乗り換え待ちの時間に新幹線を撮影。
E3系の2000番台はどうも“タレ目”な感じがしてイマイチなんだよなぁ…って
ここまで鉄分100%の写真しか掲載してないぞwww (^ ^;

さて、ここからは磐越線に乗り換えて会津若松駅を目指します。
磐越線車窓
磐越線車窓

磐越線に乗ってみて、ガラガラだったので(失礼)
子供と一緒に“かぶりつき席”に陣取ってみました。
単線の線路、町を離れて山間部へ入って行くと
トンネルに鉄橋、そして緑の山々や長閑な田圃など
綺麗な風景が次々と登場してきて飽きません。
誉め言葉として「田舎って良いなぁ〜★」 (^_^)
485系 快速「あいづライナー」
単線なので、駅ごとに対向列車と
待ち合せます。磐梯熱海駅では
快速「あいづライナー」とすれ違い
翁島(おきなしま)駅では磐越西線
専用塗装の719系普通列車と離合。
「赤べこ」可愛ゆす!
719系 磐越西線塗装車
1時間ちょっと鈍行列車に乗っていましたが、これまたあっという間!
楽しい時間を過ごせました〜♪で、会津若松駅に到着!

会津若松駅にて
お城ボくん
駅の中に飾られているのは
鶴ヶ城のゆるキャラ「お城ボくん」
そして駅前には白虎隊士の銅像。
やっぱり会津は“武士の町”なんですねぇ。
会津若松駅
まちなか周遊バス「あかべぇ」

さてここからはバスに乗って移動します。
周遊バスの切符も代理店で手配済。
駅前に居たのは赤い
まちなか周遊バス「あかべぇ」
まぁ、乗るのはこれじゃないんですが
やっぱり「赤べこ」可愛えぇ…。
まちなか周遊バス「あかべぇ」
七日町駅前
七日町駅前

クラシカルなまちなか周遊バスに乗って
七日町駅前にやって来ました。
この駅舎もクラシカルで、バスと相性抜群(?)
ここからは歩いて市内を散策します★
阿弥陀寺 御三階
阿弥陀寺 御三階

七日町駅前にある寺が阿弥陀寺。
そこにある細長い建物、御三階は
もともと会津若松城内にあった建築物。
これが見たかったんですよー!
藤田五郎の墓
藤田五郎の墓

阿弥陀寺にあるもう一つの史跡、藤田五郎の墓。
藤田五郎って誰?という感じですが、新選組きっての剣客・斎藤一(はじめ)の事です。
幕末維新の動乱を生き延びた数少ない新選組隊士の一人で、維新後は警視庁に勤務し
“政府方”として天寿を全うしましたが、没後はやはり新選組ゆかりの会津に葬られました。
思うに斎藤ってその時の「公儀」に仕えていた訳で、幕府が新政府に変わったのならば
そこに忠義を尽くしたっていう人物なんでしょうなぁ。だから別に“鞍替えした”んじゃなく
仕えるべき主君の方が変わっただけ、って言う事なんじゃないかと。
何はともあれ、こうして緑の木の下にある墓石だけ見ると、ごくごく普通のお墓です。
この時、ウチのチビ助も阿弥陀寺へ連れて行って墓参りしましたが
まぁ当然ながら「あのお墓は何なの?」という程度の反応だったんですけど
歴史の知識をそれなりに付けた今となっては
「もっとちゃんと見ておけば良かった〜!」だそうで(笑)

ここからは七日町通りをぶらぶら。東へ向かって歩きながら街並み見物です。
この通り、江戸時代から昭和初期にかけての古い建物が色々と揃っておりまして…
澁川問屋 もめん絲/長門屋 七日町店
ながい炭成館 絵ろうそく ほしばん/やまでら茶屋
レトロな雰囲気の建物がいっぱい〜!!! (^-^)
古美術ギャラリー 彩雅 池田種苗店 バンダイスポーツ七日町店
さて、時刻はそろそろお昼時。七日町通りをちょっと離れて、会津の名物を頂きに参りました。
やって来たのは田事(たごと)さん。本来はお宿なんですが、この当時は食事だけでもOKとの事だったので
料理旅館 田事

こちらも古民家なので風情満点。
ちょっと敷居が高く感じてしまい
入るのに気が引けたりしますが
フツーに入れるお店なので大丈夫w
料理旅館 田事
めっぱ飯
めっぱ飯

“わっぱ飯”つまり丸く輪っかにした箱でご飯を炊く食事は
全国各地の郷土料理としてあると思うんですが、会津の方言で
“めっぱ飯”と言うんだそうで。田事さんではこれが食べられます。
これ目当てにこのお店までやって参りました〜♪
食事を終えたら再び七日町通りに戻って散策の続きを。
民芸品 笑美(わらび) 鶴乃江酒造
煉瓦造りの店構えもあるんですねぇ。酒蔵は伝統的で恰好良い…。
井上一夫商店 加茂屋商店 尚伸株式会社
真っ黒い蔵って恰好良ぇ、真っ白い蔵も安定の美しさ、そして昭和の看板建築…。
小野屋 会津冒険堂 レオ氏郷南蛮館
新しい店舗でも景観に配慮、そして下町感たっぷりのお店も。レオ氏郷は…歴史好きにはたまらん!(笑)
夢蔵 つかはら第二営業所
昭和なつかし館 骨董倶楽部 とんかつ大将 四ツ角大正館
とんかつ「大将」さんは前回の会津旅行でお世話になった所。震災後も営業されていて何より!

七日町駅から東へ歩いてきましたが、交差点を曲がってここからは南へ。
この通りは「野口英世青春通り」という名だそうで…
野口英世青春通り
野口英世青春通り

街灯には野口英世の似顔絵が。
そしてやっぱり鶴ヶ城も!
可愛らしくて良い雰囲気です♪
会津小面 福西本店 山新商店
会津の名物の展示や、蔵屋敷&煉瓦のコラボ!
あまり追及すべきでもない話なんですが、漆喰の剥落は震災のせいなんでしょうか…?
さんざん歩いたので、ちょっと休憩。
ちょうど良い感じの喫茶店があったので
こちらでお茶しま〜す (^-^)
会津壱番館
会津壱番館 店内 お茶タイム〜♪
シックな店内、紅茶とアイスとケーキ!
美味でございます〜★
野口英世像

野口英世青春通りですから、銅像も。
この近辺で若き日の野口英世、当時は野口清作(せいさく)に
ゆかりの病院などがあったそうで、そこから名づけられたもの。
野口英世像
鶴ヶ城外堀大町口趾
鶴ヶ城外堀大町口趾

そうかと思えばこんな石碑も。
ここはやっぱり城下町…!
瀟洒な洋館
瀟洒な洋館の前にバス停。
ここから再びバスに乗って移動します。
やってきたのは先ほど乗ったボンネットバス!
ウチのチビ助も自前のカメラで撮影してました。
再びバスに乗ります

シルクロード文明館

下車した所にも華麗な洋館。
まぁ、ここが目的地ではないのですが
ついつい目を惹いたので撮影w
シルクロード文明館
で、ここからどこへ向かったのかと言えば…
鶴ヶ城 天守
鶴ヶ城 天守

まぁ、城ですわな。
オイラが城へ行くのは
当たり前ですが、ここは
フツーに観光地ですから
家族連れで来たって
問題無いですわなw
天守、立派です!
前回来た時には黒瓦でしたが、今回は赤瓦に葺き替わりました!
綺麗な城内の各所をじっくり見ましたが、これで城の写真まで何枚も載せたらキリがないので
この1枚だけにしておきます、ハイ… (- -;;;

そして更にバスで移動〜!

御薬園
御薬園(1) 御薬園(2) 御薬園(3)
国の名勝、会津松平氏庭園。通称で御薬園(おやくえん)です。
会津藩主・松平家の庭園なんですが、江戸時代には領民救済の為に薬草を栽培した事から
「御薬園」と呼ばれるようになりました。その庭園は今でも綺麗に残り、会津若松市内の
観光名所になっております。ここも行ってみたかったんですよー!!! (^-^)v

会津若松市内をじっくりと見倒しました。さすがに疲れてきたので、そろそろ宿へ向かいます。
まちなか周遊バス ハイカラさん今度は赤いバスがやって来ました!
このバスに乗って移動、向かうは会津の奥座敷・東山温泉です!
東山温泉にて
東山温泉にて

由緒ある温泉街に赤い丸ポスト。
情緒満点ですね。ここは川沿いにある温泉街なので
宿の部屋の真下から川のせせらぎが聞こえて来ました。
こづゆ

宿での夕食、これまた会津の地元料理
「こづゆ」を堪能。野菜や乾物をたっぷり入れた
汁物料理。目にも鮮やかで美味なり〜★
こづゆ



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