2011年8月 復興応援!会津旅行(2)

東山温泉の朝。出発の前にちょっと近所を散歩してみると
雨降滝
雨降滝

ホテルのそばにある滝までやって来ました。
オイラが行動している日、雨は降っていなかったんですが
前日までに結構降ったようで、川は結構増水。
本当はもっと綺麗な川なんでしょうが、
ビミョーに濁った滝になっておりました。

さて、東山温泉から町へと下りてきた所がバスターミナルになっておりまして
今朝はここがスタート地点。バスに乗って若松市内を離れ、南の景勝地に向かいます。
アシノマキバオー号

この遠征バスも事前に手配済。
芦ノ牧温泉方面へ向かいます。
バスの名前は…アシノマキバオー号ですってw
良いのか、これ?(笑)
アシノマキバオー号
国天然記念物 塔のへつり
国天然記念物 塔のへつり

川の浸食で崖が奇妙に削られ
まるで通路のようにそこを歩けます。
「へつり」というのは会津の方言で
険しい断崖の意味だそうです。
♪とんぼのメガネは… 塔のへつりの河岸 子供たちも激写!
こうやって崖の削れ目が
通路になって通れます。
なかなか面白い風景ですね。
まるで通路
そして再び
「マキバオー」に乗って
次なる目的地に移動します!

大内宿にて
で、やって来たのは大内宿。
震災と関係なく、花は美しく
咲き誇っておりました…。
国伝建 大内宿
大内宿(1)
大内宿(4)
大内宿(7)
大内宿(2)
大内宿(5)
大内宿(3)
大内宿(6)
大内宿(8)
江戸時代の「会津西街道」にあった宿場町、大内宿。
昔ながらの街並みが維持され、国の伝統的建造物群保存地区になっています。
街道の両脇には古民家、古民家、また古民家…圧巻です!
花と大内宿(1) 花と大内宿(2) 花と大内宿(3) 花と大内宿(4)
そこかしこに花が咲き、清い流れもまぶしい、そんな夏の日です。
大内宿(9)
大内宿(11)
大内宿(14)
大内宿(13)
大内宿(16)
大内宿(10)
大内宿(12)
大内宿(15)
写真をご覧頂ければ分かると思うのですが、人気の観光地の筈なのに
人がほとんど居ないんですよねー。これが風評被害というものなんでしょう。
赤とんぼ〜♪ここでもトンボが…。
大内宿と民芸品(1) 大内宿と民芸品(2) 大内宿と民芸品(3)民芸品も色あざやか!
大内宿(17)
宿場町の突き当りまでやって来ました。
この裏には山がそびえていて、
その階段を登って行けば…
大内宿の展望台へ…かなり急な階段ですが…
大内宿全景
大内宿全景

綺麗な一本道の両側に
揃えたように茅葺屋根の家並。
木々が額縁になって、まるで
絵画のような風景です!!
囲炉裏端
大内宿と言えば「蕎麦」!
ちょっと早めでしたが、
昼食はここで頂きました。
蕎麦〜♪
え、大内宿の名物はネギ蕎麦だろって?
すいません、長ネギ丸ごとは
ちょっと無理ッス (^ ^;;;
それにしても、大内宿を始めとして会津は本当に空いていてどこもガラガラ。
こちらとしては、おかげで楽勝な移動や観光を楽しめましたが
変な風評被害は本当に宜しくないものですな。というか、そういう風評を撒き散らしたり
信じたりするような輩は、こんな快適な旅は味わえないでしょうな。

再び会津若松駅前
色々と味わった後、若松市内に戻ってきました。でも、帰りの列車まではまだまだ余裕。
そこでもう一つ行こうと移動したのが飯盛山(いいもりやま)。白虎隊が自刃した地として有名ですが
今回、目的はそれでなくて別の所。まぁ、とりあえず行ってみますか!
国重文 さざえ堂
国重文 さざえ堂

前回の会津旅行ではスルーしてしまった「さざえ堂」。
今回は改めて拝観しにやって参りました。
さざえの巻貝のように、内部が螺旋を描いているお堂です。
中に入ってみるとなかなか楽しいものでして…
さざえ堂 全体 さざえ堂 入口 さざえ堂 塔頂部
正式な名前は旧正宗寺円通三匝堂(きゅうしょうそうじえんつうさんそうどう)。
中はスロープ(階段じゃないのね)がグルグルと螺旋状に回っていて
一番上まで行くと今度は下りのルートになって元の出入口に戻ってきます。
一筆書きの一方通行で、入る→上る→折り返す→下る→出るという具合なので
下から登ってくる人と上から降っていく人がぶつかる事はありません。良く出来てる!!!
さざえ堂からの眺め
さざえ堂の内部はこんな感じ。
そんなに急な坂道ではないので
子供でも簡単に上り下り出来ます。
外の眺めも良きかな良きかな〜♪
鶴ヶ城遠望

まぁ、飯盛山に来たので
お約束の写真も撮影(苦笑)
鶴ヶ城遠望
飯盛山を離れる際、麓にある郵便局から荷物を自宅へ発送。
いちいち持ち歩いていたら疲れますからね。後はお気楽に帰るだけ〜! (^_^)

そしてここから再び鉄分100%な世界が始まります(爆)
会津若松駅 改札口
郡山行き 719系 キハ40系 只見線

会津若松駅

当時、まだ手作業による改札が行われていました。今となっては実に情緒があって良い風情。
郡山行きに乗って帰るのですが、窓越しにむこうのホームを見ると只見線の車両も入線。
キハ40系ディーゼル車、これも味があって懐かしい…。

郡山へ到着すれば―――
719系 切り離し(1)
719系 切り離し(2)
719系 切り離し

乗ってきた列車がここで編成の切り離しをして
別々の行き先に。車両の行き先表示幕が回り
係員さん達もテキパキと行動。
701系 東北本線

これまた向こうのホームには東北本線の黒磯行き。
701系、南関東在住だと新鮮なスタイルです。
701系 東北本線

郡山から新幹線に乗って帰るのですが、切符を取った新幹線の時間まではまだまだ。
もちろん、ちょっと早く郡山へ来たのには理由がありまして
駅前にある「郡山市ふれあい科学館スペースパーク」の展望台に上がるため。
本来は宇宙に関する展示やプラネタリウムがある施設なんですけど、展望台はフリーで上がれます。
そこからの眺めが…
郡山駅の眺め(1)
郡山駅の眺め(2)
郡山駅の眺め(3)
こんな感じで、眼下にまるでミニチュアのような光景が。
貨物列車が来て、ローカル線が出て、車両置き場があり…。
郡山駅の眺め(4)
当然、新幹線だってやって来ます!
あっ、懐かしの200系だ!!!
郡山駅の眺め(5)
模型展示(1)
模型展示(2)
模型展示(3)
こちらは本当にミニチュアの模型展示w
科学館の中に、こんな展示物も置かれていました。
模型が精巧なのと、展望台が高いのとで、写真にするとあまり見分けが付きません(爆)
E4系 Max E3系2000番台 + E4系 新幹線のすれ違い!
その後も新幹線が続々と!
高速で移動する新幹線がすれ違う一瞬も、この高さから眺めればバッチリ(笑)

さてそろそろ我々が乗車する時刻になりました。改めて駅へ行ってみます。
200系 なすの先ほど上から見た200系が、我が家の帰宅を担ってくれる「なすの」号です。
運転手さん、宜しくお願いしま〜す!真っ白い制服…
E3系 + E2系あっ、向こうのホームに「こまち」が…(もういいってw)

という事で200系なすのに乗車。帰りはのんびりと新幹線を楽しむつもりだったので
敢えて各駅停車(そうは言っても新幹線ではありますが)の旅を選択した訳です。
200系車内

東北新幹線の最初期型である200系。
行きに乗ったE4系とは違った趣です。
この1年半後、退役となってしまったので
貴重な乗車体験となりました。
200系車内

東京駅 新幹線0kmポスト
東京駅 新幹線0kmポスト

東北・上越・北陸新幹線の起点である事を示す標示。
新幹線ホームの中にひっそりと(?)掲示されています。
ようやく帰ってきました〜!(まだ東京駅だけど)
ここからは普段の生活圏。後は東海道線に乗れば終了です!
そんなこんなで、実に充実した旅でした。いつも車を運転しての移動だけど
たまには列車の旅も良いものですね。荷物さえ何とかすれば、気軽な移動ができて(笑)
それにしても新幹線って速いなぁ (^ ^;とても自家用車の移動では追いつけない時間感覚w

そして何より、風評被害に負けず会津の方々には頑張って頂けたら…。
今回、本当に微力ながら少しだけ貢献させて貰いましたが
実際このあと、写真に掲載した数々のお店が閉店してしまったり、現在は改装して
別の店舗になってたりするようなので、会津の「あの時」を記憶する貴重な機会となりました。


◆◇◆ あの夏は 旅を楽しむ 好機にて 復興の途 疾(と)く進みなば ◆◇◆




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