2009年8月 水戸攻略

旅行期間:2009年8月16日(日)夜半出発〜8月17日(月)帰着

主な滞在地
8月16日(日):五浦海岸・松岡城址・穂積家住宅・竜神大吊橋・袋田の滝・月待の滝
8月17日(月):水戸城址・吉田城跡・弘道館・偕楽園・くれふしの里古墳公園・笠間稲荷・笠間城跡
水戸攻略行程地図


2009年の夏休み…どこへ行こうか?と考えてみたところ
前の年は長野へ行ったし、その前は栃木だったし、山梨や静岡はしょっちゅう行ってるので
今まで行った事のない場所を、と思ったら―――茨城だ!
神奈川から東京を挟んで正反対の向きなので、なかなか茨城県へは行った事がない。
んじゃ、今年こそ茨城をグルグル回ってみるのも良いだろうと決定!

あ、そうそう。今回からようやくデジ一で撮影した写真を使用していきます〜♪
(やっと注文していた機種が手に入りました)

茨城へはなかなか行く機会が無い、と云うのも
東京を突き抜けて行かなければならない…という事は
都心の渋滞を突破しなくてはならないから。なので、混雑回避の為に
早朝に家を出発し、混む前に茨城県内には入っておきたい訳で。
そんなこんなで、朝4時半に家を出発―――。
朝焼けのベイブリッジ
朝焼けのベイブリッジ

丁度5時に横浜ベイブリッジを通過。
朝焼けの色合いが綺麗です。
さぁ、今日も良い天気だー! (^ー^)b
心配は杞憂で、都内はあっという間に通過し常磐道へ。で、茨城県も一気に北上。
向かったのはいわき勿来IC。あれっ?それってもう福島県じゃん??という感じですが
要するにそこから家に戻るような順に観光していこうと言う事でして。なので
いわき市内を見るつもりは無く、県境に戻るルートに。福島と茨城の県境となれば、
東北と関東の境でもあり、つまり歴史的に見れば奥州の出入口ですから…
勿来関 源義家像

奥羽三古関の一つ、勿来関(なこそのせき)。
その昔、関東の先は人外の地でした。その“未開の地”へ至る
三つの古関の一つ、勿来関跡がいわき・北茨城市境にあります。
そこには奥州平定に赴いた清和源氏の棟梁・八幡太郎義家公の銅像が。
いやぁ、凛々しいなぁ…。
ちなみに三古関の残り2つは、福島県白河市にある白河関と
山形県鶴岡市の念種関(ねずがせき)だとか。まぁ、正確に
規定されているものでもないので、あくまで“そういう伝承”という事でw
勿来関 源義家像
で、福島県の滞在時間は20分ほどで終了(爆)さっさと茨城県に入ります。
茨城の北端の観光名所と言えば、五浦(いずら)海岸。風光明媚な景勝地で
日本画家の大家・岡倉天心が閑居した場所でもあります。
五浦海岸
五浦海岸

五浦の海は“関東の松島”と呼ばれ
大小の島が点在する名勝。それに惚れ込み
岡倉天心が創作の拠点にしたと言うのが
五浦の六角堂です。
観瀾亭(かんらんてい)と名付けられた
赤い建物は五浦の名所でしたが、惜しくも
2011年3月11日の東日本大震災で大津波に
流され、跡形もなくなってしまいました(悲)
この写真(→)は消失前の懐かしい姿。

ただ、現在は旧態の通り綺麗な復元がされ
見事な景観を取り戻しております!
五浦六角堂

さて、景色の良い所を眺めた後は…ちょっとばかり城へ(爆)
ここから少しばかり南へ行った所にある松岡陣屋を見たんですが
まぁ家族連れだし、それほど大掛かりな史跡でもないので軽〜く見流す程度で撤収w
でも松岡の町並みは慎ましく情緒があって良い所でしたよ♪
そして松岡で仕入れた観光情報によると、これから向かう道すがらに
茨城県指定の文化財になっている旧家があるらしい。ちょっと興味が出て
立ち寄ってみたのが穂積家住宅。で、中を拝観させて頂く事に…。
穂積家住宅 長屋門
穂積家住宅 主屋
茨城県文化財 穂積家住宅

まるで城門!という規模・形式の長屋門に対し
茅葺の素朴な雰囲気の主屋。でもこの主屋、
めっちゃデカいッス。さすが豪農さまの御屋敷…。
もちろん、中も立派でございます m(_ _)m ヘヘェーッ

高萩市街地を出て、国道461号線で今度は山間の方へ。途中、通りすがりに
花貫渓谷の見事な滝が現れてビックリしつつ、観光地らしい観光地という事で
訪れたのは竜神大吊橋。まぁ、要するに観光用の馬鹿デカい吊橋です(←説明が乱暴w)

#だって10年前にも行ってるんだもん…(1999年2月 水戸梅まつり編を御参照あれ)
竜神大吊橋

あれ?10年前の写真と似たようなアングルだぞ??(汗)
(でも逆側からの撮影ですけどね)

それは兎も角、10年前は白い主塔だったんですが
色を塗り替えたんですねー。何はともあれ、
とにかくデカい吊橋です!
竜神大吊橋

で、竜神大橋の先にあるものと言えば、茨城県最大の名勝と言っても良い袋田の滝!
これはもう、写真をご覧頂けばそれだけで十分御堪能頂けるでしょう〜♪ (^-^)
袋田の滝
袋田の滝

山の斜面そのものを滑り落ちる水の流れ!
実に巨大な滝を間近に見られて大迫力です。
10年前には無かった、第2観瀑台も出来ていて
やっぱり久々に来てみると良いモンですねぇ。
JR水郡線 キハE130系
JR水郡線 キハE130系

竜神の滝を堪能し、次の目的地へ車を
走らせていた途上、行き遭ったのが水郡線。
キハE130系の車両、パステルカラーが鮮やか!
山並みや田圃をバックに走る姿、派手なんですが
不思議と違和感がありません。
朝から動きっ放しだったので、休憩したいという嫁さんと子供たちは
近くにある道の駅・奥久慈だいごで一休み。でもオイラは休んでいるよりも
もっと他の観光地も見てみたい!という意気込みで、一人でちょっとお出かけ。
向かったのは車でちょっと行った所にあるもう一つの名瀑、月待の滝です。
月待の滝

月待の滝は裏見の滝。つまり滝の流れの裏側に
入り込む事が出来ます。そこで暫く水しぶきを
無心に眺めていたら、何故か御一人で、しかも
スカート姿の女性が…。観光?なのでしょうが
ちょっとこういう場所に不釣り合いな御召し物、
でも逆にそれがとても幽玄にも思えて―――。
思わず後ろ姿のシルエットを撮らせて頂きました。
普段は人をメインに撮る事はしないんですけど
そう思わされる何かがあったんですよねぇ。
新しく使い始めたばかりのカメラでしたが、
思った通りの、会心の出来栄えに満足!
このカメラを使いこなしていく自信が生まれた
1枚にもなりました。それにしてもあの女性、
いったい何だったんだろう…。
月待の滝

月待の滝から道の駅に戻り、家族と合流。そろそろ日暮れの時刻になってきたので
今日の宿を取ってある水戸市へ向かいます。奥久慈から水戸までは国道118号線をひたすら南下。
宿に着く頃、ちょうど良い具合に陽も落ちました。

さ、明日も楽しい旅になりますように〜★ (^^)