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栃木県史跡 那須殺生石
山の中腹から下がいきなり荒涼とした露岩になっています。
「賽の河原」と呼ばれるこここそ、那須温泉の源泉地。
そのため有毒ガスが噴出していて植物が生えない状態になり
こういう光景になっているのですが
(ガス噴出量が多い時は立入禁止になるそうです)
昔の人は妖怪“九尾の狐”になぞらえた伝説を考えたとか。
人間の女性の姿に化けて鳥羽上皇の寵愛を受け悪事を働かんとした
九尾の狐でしたが、それがバレて退治される事になり、都からここまで
逃げてきたものの、遂に朝廷の軍に倒されて巨大な石になったと
伝わります。しかし石と化しても毒を吐きこの地に害を及ぼし続けた…
即ち、生き物を殺し続ける“殺生石”になったというお話。
なるほど、草木が枯れるのは毒石のせいですか…。
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