2003年10月 つくば周遊

旅行期間:2003年10月18日(土)

主な滞在地
10月18日(土):牛久大仏・木原城跡・土浦城址・小田城跡・つくば道・筑波山
つくば周遊行程地図


今回は家族を置いて、職場の友人たちとおでかけ。
毎度おなじみの黒旅殿と、拙者と同じ城マニアのshiki-kun、
その彼女のT女史、それにオイラという4人連れの団体戦です。
行き先は茨城県南、霞ヶ浦を眺めつつ軽く観光、
そして神社マニアの黒旅殿は筑波山神社をターゲットに
城マニア2人組は土浦周辺の城跡をいくつか…という構想でw
渋滞する前に都心を突破すべく、早朝出発したオイラと黒旅殿は
途中、藤沢駅前で残り2人をピックアップ、横浜新道から首都高に乗り
そのまま一気に常磐道へ突撃を敢行しました。

つくばJCTで圏央道へ入って…すぐにつくば牛久ICなので一般道へ(笑)
今はその先まで開通してますが、この当時はそこまでしか
高速が通っていなかったのよ (^ ^;
で、慣れない場所でイマイチ悩みつつ、何となく東へ走ります。
最初のお目当ては牛久大仏。何でも、世界最大の仏像なんだそうで
そりゃ一体どれほどの大きさなのよ?!という興味本位だけで
行ってみる事に。えぇ、もちろん信心なんてありませんとも(罰当たり)
市街地からどんどん離れ、何だか迷ってないか?と不安になってきた所
ちょうどいい具合に、大仏の頭が登場!こりゃ見事な目印だわ(苦笑)
牛久大仏を望む
牛久大仏を望む

こんな感じで、道の彼方に
大仏様の姿が見えてきました。
って言うかこれ、山の向こうから
大仏が突き出ているんですけど…。
完全に遠近感が狂ってる写真ですよねぇ(爆)
手前の山より向こうの大仏のほうがデカいんですよ?!
そうか、あっちに向かって走りゃいいのか、とひと安心したものの
いつまで経っても大仏に辿り着かない…。
あまりに巨大な仏像だから、見えてはいても近くはないんだね、こりゃ (^ ^;;;
しばらく走り、ようやく辿り着いた牛久浄苑の中にそびえる大仏は、
さすが世界一、見上げるほどに首が痛くなります(爆)
全高120m、像高だけでも100mもあるってんだから、まぁバカでかいよね。
っつーか、ここまで大きなものを作る必要があるんでしょうか?
驚きを通り越して呆れますね(失礼)
拝観料を払えば中に入れるそうなんですが、
外から見るだけで十分な迫力だったので、ここは早々に退散しました。
牛久大仏
牛久大仏

はい、もう、大き過ぎて何が何だかわかりません。
ギネスブックでも認定された世界最大の大仏だそうで
ニューヨークの自由の女神像の
3倍くらいの大きさがあるそうです。
ここまで大きいと、御利益があるというよりか
何か祟られそうで怖いんですけど (T-T)

牛久浄苑から北へ走り、美浦(みほ)村へ向かうかすこば一行。
なんでもこの村は、競馬馬のトレーニングセンターがある事で有名だとか。
でもオイラはそっち方面にゃ全然詳しくないんで、わからないのよねー (- -;
そうこうしている間に到着したのが、木原城
木原小学校の傍にある小さな児童公園がそれで、
まわりは畑に囲まれている田舎ムードたっぷりな小公園。
はっきり言って、観光地でも何でもありません(笑)
にも関わらずわざわざ訪れたのは、この城が
非常に特徴的な縄張りで、城マニアには外せない名城(迷城?)だから。
普通、城というものは本丸(一番重要な拠点)が
最も高い位置にあるものなんですが、この木原城は逆に
最も低い位置に置かれているんです。で、当時はそこから
霞ヶ浦へ脱出できるルートがあったようで、
なかなか守りが堅い堅城だったらしいんですな。
どうです?城マニアには特別な城でしょ?
一応、本丸跡には観光展望台があるので、一般の方でも
霞ヶ浦の風景を楽しむことぐらいはできますよ〜!

木原城跡からすぐ目の前が霞ヶ浦の湖畔。ここからしばらく、
湖の景色をすぐ横に眺める国道125号線を西へ走ります。
霞ヶ浦湖畔にて
霞ヶ浦湖畔にて

125号線を走っていたところ、
見事なコスモス畑に遭遇したので
ちょっと車を停めて撮影大会に(笑)
偶然こういう綺麗な景色に遭遇するのって
旅行に来た嬉しさが倍増しますよね♪
そろそろお昼になる頃か、という時に到着したのが土浦の町。
ここのお目当てはそう、土浦城ですね。
市中心部のコインパーキングに車を入れ、歩いて城跡へ向かいましたが
水濠の先に建つ櫓が目に入った瞬間、テンションUP(笑)
復元された櫓なんですが、なかなか風格がありますね。
で、城跡を見て回ると他にも門建築がいくつか残ってます。
こちらは江戸時代からの古建築なので、かなり貴重です。
思わずシャッターをバシバシ切ってました (^ ^;
城跡として整備されている面積はそれほど大きくないので
一般の方でもそれほど難なく見て回れる
「プチ観光地」なのではないでしょうか?
城跡を見物して駐車場へ戻る道すがら、「みやもと」さんという
小さな和菓子屋さんへ入って土産物を買ったところ
オマケにおまんじゅうを1個下さいました。
こういう心遣いが嬉しいよね〜♪ありがとう、みやもとさん!
城もお店も、かなり満足できた土浦の町でした (^-^)b
茨城県史跡 土浦城址
茨城県史跡 土浦城址

ま、観光地というほど立派なわけじゃなく
あくまでも市街地の中の公園なんですけど
水郷の町の懐かしさを感じるには
ちょうど良い所ですかね?

土浦市街地を離れた我々ですが、時刻はもう午後1時を過ぎたというのに
まっっったく昼食を食べておりません。どうする?と話し合っていたところ
偶然目の前に全国チェーンの某カレー店があったので、そこに決定。
全然旅情なんてあったもんじゃありませんが、この際仕方ないやね(苦笑)
で、とりあえず腹ごしらえも終わったので次の目的地へ出発!
到着したのは小田城址。ここも観光地ではないんですが
なかなか面白いお城ですよ★南北朝時代から用いられていた古城は
見事なまでの土塁が連続し、しかも上空から眺めると
綺麗な四角形になっているんです。それも何重にも重なって。
おかげで土塁と見るや城跡だと勘違いして、
最初は間違った場所に行ってしまったりした程です (^ ^;
まぁ、そりゃいいとして、この城が凄いのにはまだ理由があって
城跡を斜めに、真っ二つに分断するように線路が走って「いた」んです。
「いた」という過去形になっているのは、もうその路線は廃止され
線路は撤去されているから。じゃ、今は何もないのかと言えば然に非ず。
線路跡をそのまま利用して、サイクリングロードが走っているんですな。
つまり、四角い土塁と自転車サイズの細い舗装路がクロスして
何とも妙な景観を生み出している、というワケ。
ご丁寧にも、廃線駅のホームがそのまま残されていて
それもまた面白いもの。少々雨が降ってましたが、結構楽しめましたよ♪

時刻は午後3時を過ぎ、ここが最後の見物かな…という頃に到着したのが
筑波山の登山口。黒旅殿のリクエストに応えて、筑波山神社へ来たんですけど
その神社の参道になっているのがつくば道。参道と言うよりは、
民家の間を縫っている路地という感じなんですが、何とこの道
日本の道百選に選ばれている由緒ある道(←神社だけに)なんですね。
まぁ、確かに古くからある道で風情がなくもないという感じ…ですかね?
日本の道百選 つくば道
日本の道百選 つくば道

古くからありそうな土蔵の前を通る道。
いかにも百選の道という感じにみえますが、
ここからさらに下ると、田んぼの中の畦道のように… (^ ^;
で、そういったものを眺めつつ、神社へお参り。立派な山門をくぐり
大きな鈴(鐘じゃないのよ)の付いた拝殿に感心していたら
さすが黒旅殿、早くも社務所へ行って御朱印を貰ってる(笑)
そののち、神社の脇から発着しているケーブルカーに乗って
筑波山頂へ向かいます。せっかくここまで来たんだから、上まで行かないとねぇ?
山頂駅で下車し、ここから男峰と女峰への二手に道が分かれます。
筑波山って、ピークが2つ並んでいるんですよ。
ま、頂上まで登らなくてもここから眺めるだけで十分いいものですけどね。
とは言え…雨はすっかり上がったんで、濡れる事は無かったんですが
まだ雲が残っていて、眺望はイマイチ(困)
晴れていれば関東平野が一望できるらしいんですけどねー。
ま、これはこれでオツというもの。雲間にたなびく男峰の勇姿、絵になりますし。
まだ紅葉してなかったのが、ちょっと残念だったけどなぁ。
筑波山男峰山頂
筑波山男峰山頂

霧のかかった山頂…幻想的でした。

いやぁ、それにしても筑波近辺は色々と見所がありますなぁ。
本当は真壁の方とかも行って見たかったんですが、
時間切れなんで今回はここで終了。元来た道を戻り、
土浦北ICから常磐道に入って東京へ。
帰りは東名を利用して帰宅した次第です。
で、このメンバーで毎回話になる事なんですが
「また次回、もっと他にも見ないとね」という結論にw
それで実際、真壁リベンジには行ったんですけど、その話はまた別の頁で…。


◆◇◆ 水郷(みず)の街 人情厚く 空高く 霊峰登れど まだあき足らず ◆◇◆




本 丸 御 殿 へ 戻 る


城 絵 図 へ 戻 る