2000年11月 北陸再訪

旅行期間:2000年11月17日(金)夜半出発〜11月22日(水)帰着

主な滞在地
11月18日(土):
阿尾城跡・七尾城址・小丸山城址
11月19日(日):

気多大社・妙成寺・福浦燈台・能登金剛・輪島市内各所・白米千枚田
下時国家・上時国家・小泊灯台・松波城址・末次城址・能登島ガラス美術館
11月20日(月):
千里浜なぎさドライブウェイ・那谷寺・三方湖・小浜城跡・高浜城跡
11月21日(火):
天橋立・加悦SL広場・丹波篠山城
11月22日(水):
常照皇寺・東福寺・小牧城跡・名古屋城
北陸再訪行程地図


2000年“秋休み”第2弾〜♪
と言う事で、前回の北東北に続いて再び遠征に出発したかすこば。
今度の行き先は北陸方面でございます。
以前、駆け足で走りぬけた能登半島を改めてもう一度見たい、
加えて、半島の最北端や最東端に立ち寄ってみたい、というのが
今回の北陸行きの目的。ってなわけで、例の如く金曜日の仕事が終わった後
車を出し、中央道の相模湖ICから高速に乗り、一路北上。
岡谷JCTから長野道にシフト、さらに上信越道と合流し
上越JCTで北陸自動車道というコースを通り、夜の仮眠を摂ったのは
富山県の有磯海SAだったんですが…どうにも疲れた (x_x)
はぁ、やはり仕事明けのまま出張るのはキツイなぁ…。

で、目が覚めるともはや陽は高く登り、時計の針は10時ちかく。
しまったぁぁぁー、すっかり寝過ごしたぁぁぁー!
夜明けと同時に富山湾岸の城を攻めようと思ってたのに
かなり予定が狂っちまったぃ。あわてて車を動かし
当初の予定を変更して能登半島方面へ直行。国道8号バイパスから
高岡で国道160号へ。と言っても、この時間では交通量も多く
バイパスでもやや渋滞気味。ますます予定はずれ込み
最初の見学地、氷見市の阿尾城へ到着したのはもう午後になってからでした。
あーぁ、半日無駄にした。これじゃ夜通し走らずとも
普通に朝から出発しても良かったんじゃないか? (T_T)
阿尾城からみた氷見湾
阿尾城からみた氷見湾

氷見と言えば、寒ブリで有名ですよね。
この海の中できっと泳いでいるのでせう。
って、何だこのコメントは(爆)
濡れない程度の軽い小雨の中、阿尾城を見物。
典型的な出城という感じでしたが、それでも富山湾を望む展望は良かったかな。
何だかんだ見回っているうちに雨も止みました。
さぁ、気を取り直して出発しよう!
国道160号線を北へと進み、県境を越えれば石川県七尾市。
七尾は城下町、そして港町、さらに温泉の町として有名ですやね。
見所は色々あるのですが、拙者の目的は勿論…お城です (^^;

七尾市街地に入ったと思ったらそのまま通り抜け(爆)
やって来たのは名城・七尾城!能登畠山氏の本城にして
天険の要塞として名高いこの城は、城郭マニア垂涎の的と言える
勇壮な城郭なのであります。オイラも以前、訪れた事がありますが
ここは2度でも3度でも見直したいと思う場所なんですねぇ。
車で山を登り、駐車場から歩き出せばそこはもう戦国山城!
遊歩道を進むと、深い森の木々の間から見えてきました石垣が。
この時点で既に拙者はトリップしちゃってます(笑)
ホントに凄いんですって、この城は (^^)
国史跡 七尾城跡
国史跡 七尾城跡

木立の隙間から見え隠れする石垣。
城郭マニアにはたまらない光景です。
さすが国指定史跡、遺構の残り具合が絶妙です!
前に来た時は軽く見ただけだったんですが、今回はじっくり見る覚悟で来たので
各曲輪ごとに写真を撮りまくり。城内にある重臣家臣の屋敷跡を通り抜け
山頂部にある本丸へ到達するや、今度はきびすを返して別の尾根へ。
広々とした二ノ丸、そのまた奥にある三ノ丸までも見学し
こちらでもガンガン撮影。そこかしこにある石組みや塁の起伏に
思わずウットリしてしまったのでありやす。
あぁ、やっぱここに来て良かった〜★
七尾城本丸から見る七尾湾
七尾城本丸から見る七尾湾

七尾城の最高所からは七尾の町が一望できます。
遥か眼下に七尾湾と能登島が横たわり
ここが戦国期には絶好の統治拠点であった事を
静かに物語ってくれるようです。

七尾城の城山から下山し、今度は市街地を挟んだ反対側にある
小丸山城に向かいました。こちらは七尾城が廃された後
新たな領主となった前田利家が七尾の統治を行うために築いた城。
小さな丘が城跡なんですが、今ではすっかり普通の公園になってました。
でもまぁ、さすがに利家が七尾の町を統べるために作った城跡だけあって
広場からは七尾市街の住宅地がよく見えましたよ。

ってな所で時刻は午後5時。もう陽が暮れます。
いやぁ、すっかり最初に出遅れたせいで全然観光できなかったなぁ。
本当はもっと色々な所を見たかったんだけど…。
ここからじゃ日暮れまでに欲張って見に行くような場所がないとわかっていたので
諦めの悪い(爆)かすこばにしては珍しく、素直に宿へ向かう事にしました。
今夜と明日の宿は能登半島の付け根にある千里浜(ちりはま)国民休暇村。
七尾からだと国道159号線を行くのが順当なんだけど
この時間に国道を行くのは絶対に帰り車の渋滞に巻き込まれるだろうから
そこはわざとパスする事にして、並行して走る石川県道2号線
通称七尾羽咋線を使うことにしました。この道の終点は丁度休暇村のあたりなので
ただひたすらに真っ直ぐ走り抜けたのでありやす。
まぁ、一直線の道といえどもやはり夕方は混雑しておりまして
結局、宿に着いたのは真っ暗になった頃。とほほほほ、全然ダメじゃん…。




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