横浜鶴見で2022年の夏・2023年の夏に開催された城熱祭(じょうねつさい)が、2024年(度)は
年を跨いで2025年の2月21日〜24日に開催されました。聞いたところによると、夏よりも冬(しかも2月)は
イベント閑散期なので会場の使用料が安く上がるんだとか何とか。まぁ、裏の事情はさて置いて、
参加する側としては、冬は山城オンシーズンだったり、今回の日程は3連休だったり(みんなどこか行くでしょ?)
そもそも天皇誕生日に当たってるから江戸城へ行く恰好のタイミングだったりするんだけれど
どっかのEXP◎が年末多忙の12月下旬なんかに開催されるのに比べれば、全然オッケーって感じ(←軽いなw)
さすがに4日間全部に参加は出来ませんが(そんなに休めねぇって)2月23日と24日の日程&チケットを確保。
で、早速ですが2月23日を拝観してきたレポを上げてみます! (^-^)
城熱祭の会場は去年・一昨年と同じく横浜・鶴見のサルビアホール。
鶴見区のコミュニティ施設・国際交流ラウンジです。

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JR鶴見駅東口
この日の鶴見は大快晴!
真っ青な空が輝いていました。
そしてサルビアホールの入口は…
毎年の事ながら、非常に静かです(爆)
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でもご安心下さい。城熱祭の会場は例年以上に多くの人で賑わっておりました。
それも、大人よりも子供の方が多い?と思える程に小児参加率が高い!
城熱祭の認知度が上がったと言う事なのか、3連休だから参加し易いのか、
いずれにしても良い傾向ですね、これは♪
ちなみに、会場入りした所で「お城博士ちゃん」でお馴染みの栗原響大(ひびき)くんと遭遇。
諸般の事情で今回の城熱祭には御登壇される予定にはなっていないのですが
ちゃんと見に来られておりました。子供が多く来るのも、ひびき君をはじめとする
「博士ちゃん」たちが本日の出演者に名を連ねているからなのかな? (^ ^;
※「博士ちゃん」
御存知の無い方にちょっとだけ説明。御存知の方は読み飛ばして下さい(笑)
TV朝日系列で放送されている「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」と言う
番組では、子供ながら膨大な知識を持つ方々がそのスジの「博士ちゃん」として
紹介されております。我らがひびき君は「お城博士ちゃん」として登場し
大人顔負けの知識、のみならず大人顔負けのトークや気遣いを繰り広げ
博士どころか天才だろ!といつも感心させられております。最近、私めのような者も
ひびき君と一緒に遊んで頂ける栄誉に浴しておりまして、感謝の言葉もござりませぬ m(_ _)m
さて、この日(2月23日)のイベントスケジュールはこんな感じ。
11:00〜12:00
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香川元太郎氏追悼 〜みんなで語るその作品と思い出
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13:00〜14:20
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加藤先生の城熱学園 〜北条vs里見 江戸湾をめぐる争い
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14:50〜16:00
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北条vs上杉vs武田 天気と地理がわかれば関東三国志はこんなに面白い!
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16:30〜17:50
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香川元太郎氏のイラストで振り返る小田原城と北条の城
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いやー、もうどれもこれも面白そうな(拝聴したい)内容。ですが一講演ごとに観覧券が必要なので
どれもこれも見ると言う訳にもいかない。実は1日見放題なワンデーパスもあるのですが
休みが取れるかどうか分からず保留としている間に売り切れ…(無念)
幸いにも、11時からの香川先生追悼の回は無料(整理券だけ必要)だったので、これは難なく拝観!

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開演前
上演中は撮影できませんから、開演前に
「見てきたよ」と言う証拠写真を1枚(笑)
トークの演者さんは、城郭研究家の加藤理文(まさふみ)先生・歴史ライターの
西股総生(ふさお)先生・可児市職員(城郭整備担当)長沼毅さん・
戦国プリンセス博士ちゃん(としてTVにご出演の)諸星天音(あまね)ちゃん、
そして司会進行でかみゆ歴史編集部の滝沢弘康さん。
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残念ながら昨年(2024年)の12月12日、城郭復元イラストの第一人者であられる香川元太郎先生が
急逝されました。お城好きにとっては誰もが知っている香川先生が、本来ならば城熱祭にも
演者としてご参加される予定だったのに、急な病でお亡くなりになられたのは痛恨の極み。
そんな香川先生を偲んで、演者の皆様がどのように考証してイラスト制作に携わられたかとか
どんな苦労話や、どのような技法を使って製作していたのかを語る壇でした。
詳しい内容は講演視聴のマナーとして伏せておきますが、まぁあれこれ注文を付ける側に対し
香川先生が人知れず御苦労なさりながら上手く調整(作品的にも、人付き合い的にもw)し
名作が次々と誕生していた事が明らかとなり―――あの“我の強そうな”西股先生が素直に
「香川先生すいませんでした」と謝る一幕もあったりしてwww
そんな香川先生の“遺作”となっ(てしまっ)たのがこちら、慶長期の小田原城を描いたイラスト。
城熱祭のアート展会場に展示されておりました。歴史好きの愛読書「歴史群像」2025年2月号に
掲載される予定で、小田原城天守閣館長である諏訪間順さんが考証し制作していたもの。
ほぼほぼ完成しており、実際に歴史群像には掲載されたのですが、この絵の仕上げをする日に
香川先生がお亡くなりになられたので実は未完成。香川先生は必ず「城の使われ方」を描くので
作品には人物が描き込まれるものなのですが、この絵にはそれが無い。のみならず良く見ると
拡大図
慶長期の小田原城を描いた唯一の絵図とされる
“加藤図”を基に設定された今回のイラストですが、
中央にある門より左側は建物の陰影が盛り込まれて
いるものの、右側にはそれが無い。ここまでしか
描いていなかった処で絶筆となったそうです。残念…。
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ちなみに、加藤図とは明らかに異なるパーツが1ヵ所あるそうです。
これは考証の連絡ミスで起きたバグだそうで。香川先生が悪い訳ではありません (^ ^;
この他、香川先生のお人柄を讃える話は尽きず…感極まった天音ちゃんが号泣して閉幕。
ちなみに天音ちゃんはこのすぐ後の講演(13時からの分)にも登壇予定だったのに
あんなに泣きはらしたら大丈夫なのか?話なんか出来ないんじゃない?
このスケジュール、せめて天音ちゃんの為には順番逆にした方が良かったんじゃない?と
大いに心配しながら、次の講演へ移ったのでありますが―――(焦)

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また開演前
上演中は撮影できませんから、開演前に
「見てきたよ」と言う証拠写(以下略)
トークの演者さんは、先ほどの加藤理文先生と諸星天音ちゃん、
それに伊達政宗博士ちゃん(これまたTVにご出演)の
御園生夏姫(みそのうなつき)ちゃん。
どうでも良いけど夏姫ちゃんはお公家様の
姫君みたいな名前…まさにプリンセスですw
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実は、加藤先生の本業は学校の先生。そんな加藤先生を学校の先生役にして(まんまや)
現役中学生の2人をプレゼン対決させ、授業形式で進めていくトークショー。
今はこういう授業も本当にあるようですね。昭和世代には浦島太郎的世情… (^ ^;;;
実は最近、天音ちゃんとも少しばかり遊んで頂ける栄誉に浴し(こればっか)
応援を兼ねて拝聴させて貰ったのですが。TVで初登場した頃の天音ちゃんは
クリクリ眼鏡のチビッ子だったのですけど、あれよあれよと大きくなって
今やすっかり大人っぽいお姉さん。で、授業形式の講義という事だったので
お二人とも自前の(リアルな)学校の制服を着て御登壇。これがまぁ、天音ちゃんの
制服姿がより一層恰好良く見えて、クールビューティーな雰囲気ですわよ! Σ( ̄□ ̄;
夏姫ちゃんもTVで見るよりも大人びて見えて、こちらは“可愛い系”な御衣装。
プレゼンのお題が「北条vs里見の水軍」となっており、神奈川勢の天音ちゃんが
必然的に北条推しだったので、夏姫ちゃんは里見を紹介するとの事。
政宗ファンなのに里見を担当させるって(誰が考えたんだこのお題w)大丈夫?と思いつつ
美少女2人が机を並べる華やかな授業が始まったのでありました。
でね、ここで天音ちゃんの凄さが発揮されるワケですよ。
さっきまで泣いていたかと思ったら、すっかり切り替えてノリノリのご挨拶。
さっすがTVに出ているだけの事はある。いや、それ以上の凄さがあって
掴みのトークとして会場に来ていた人に「どちらからいらしたんですか?」と訊いたら
「大阪からです」の答えに、間髪入れず「大阪ですか、豊臣ですね。今日は攻めないで下さ〜い♪」
天才かっ!天才だろその返し!!! (><)
大の大人だって咄嗟にそのセリフは出て来んわ!
去年の城熱祭レポートでも「天音ちゃんはデキる」と褒めましたが、
もはやそれを超越するレベルの切れ者ぶりを発揮してくれました!
三崎城 城ラマ
対里見の最前線基地であった
後北条氏の水軍城郭・三崎城の城ラマ。
軍船が出入りし、舟入があり、その背後に
城の主郭部。今回、天音ちゃんは実際に船で
東京湾を往復し“距離感”を取材してきたそうです。
スゲー気合入ってる(驚)
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対する夏姫ちゃんも、慣れないながらもしっかりしたプレゼンを披露。
“場数を踏んでない”と言う点では天音ちゃんやひびき君に一歩及ばないまでも
色々と深読みした内容で「里見家の成り立ち」や「地縁・血縁」を考察。
可愛らしいイラストを添えた画像を紹介してくれてましたが、あれは御自分で描かれたのかな?
ああいう「和み系」なテイストがあると、殺伐とした(そして裏切り続きの里見家の)戦国時代が
すんなりと染み入ってきます。こちらも天音ちゃんに負けず劣らず、先が楽しみな逸材★
これまた詳しいプレゼン内容は割愛しますが、後北条推しの天音ちゃんは流石の出来栄えだし
夏姫ちゃんも全体的な歴史の流れから里見家中の課題を見事に掘り出し、甲乙つけがたい…。
ところで偶然にも、オイラの隣に座ったご婦人が天音ちゃんのおばあちゃんだったらしく
(オイラが座ってたら、たまたま隣に来られたんですわコレが)
天音ちゃんの応援をしつつ、夏姫ちゃんの話にも食い付いていたご様子。と言う事は?
御祖母様も歴史全般分かっていらっしゃる??そうでないとこの反応にはならないぞ???
天音ちゃんの天才ぶりは―――血筋なのか?!?!
ひと通り「後北条が強かった!」「里見だって負けてない!!」のプレゼンが終わり
加藤先生が総括する…かと思ったら、やにわに客席へ呼びかけ「お〜い、ひびき君!」の呼び出し。
え、そこでひびき君が出て来るの?
どうせ会場に来てるんだから、登壇すれば良いのに…と考えていたらまさかの飛び入り出演(笑)
で、呼ばれたひびき君ですが。そりゃもう素晴らしいコメントで(いきなりの御指名だったのに)
天音ちゃんと夏姫ちゃんの戦いをアッサリと片付けてしまい、これまた
天才かっ!天才だろその(以下繰り返し)
肝心の加藤先生はと言えば、締めくくりとしてトークすれば
「後北条も里見も、所詮は中世の小さな船で小競り合いしてただけだから」と
それじゃこのプレゼンが台無しになりかねない発言に始まったものの、それに続いたのが
戦国大名が争っていた時代ではそれが限界だし、後北条と里見は「戦わない」選択肢が
最善だったと。時代が移り、江戸幕府はペリー来航にうろたえたけど
品川沖に台場を並べ「江戸城を(江戸城だけを)」守るしか手が無く、
本格的な東京湾防衛が図られるようになったのは近代軍制が整って
富津〜金谷に海堡(要塞人工島)が並んでようやく成し遂げられたと
「大局観が大事」という御説明。なるほど、そういう結論に繋げたんですね。
でも、天音ちゃんがプレゼンの中で言っていたんだけど東京湾を取材で往復できるのも
「平和な時代になったからですよね」そう、それが一番です。やっぱり天音ちゃん天才…。
この後、城熱祭のメイン題材である城アート展を拝観。
久保井朝美さんのお天気考察も聴きたかったんだけど、そこまで余裕が無く…ごめんなさい m(_ _)m
城熱祭 城アート展
肝心の城アート展はこんな雰囲気。
昨年や一昨年に比べ、展示品が増え
城熱祭が着実に進歩している感じが分かりました。
一つ一つの作品は割愛します。だって、ここで
画像を出すより、実際に来訪して現物を見るべきだから。
城×アートの親和性をその場で体感して下さい。
太田道灌の静勝軒模型とかあって、面白かったですよ。
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あぁ、言うまでもないんですが城アート展は写真撮影可ですので念のため。
 
余談ですが、香川先生の描いた「山城の模式図」的な作品の中に
西股先生や春風亭昇太師匠らが登場していて…こういう遊び心が、より親しみを湧かせてくれました。
香川先生のご逝去に、改めて哀悼の意を表したいと思います。合掌。
最後は16時半から小田原城&後北条氏の城トーク!

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またまた開演前
上演中は撮影できませんから、開(もうえぇて)
トークの演者さんは、諏訪間先生・久保井さん、
城熱祭主催者の二宮博志さんと
司会の滝沢さん。
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後北条スキーとしては、この話は欠かせないでしょ。迷わず拝聴の一択です。
内容は先の小田原城慶長期図面に始まり、慶長期の姿とその後の相違とか、
逆に後北条時代の小田原城が如何なものであったかの考察などなど。
更に後北条氏の支城体制、更には現在いろいろと話題の渦中にある河村新城も!
障子堀の「定義」とか、発掘時の状況にも踏み込んだりして、聴きごたえは十分。
久保井さんの「私のオススメ小田原城」的な話にも和んで、時間押せ押せで閉幕しました(笑)
EXPOの「情報の波に呑まれる」のも楽しいんですが、城熱祭の「濃密な感動」も素晴らしいですね。
EXPOはややマンネリ化…もとい、安定の体制が構築されましたけど
むしろ城熱祭はまだまだ伸びしろ十分!と思えるので、今後も楽しみにさせて頂きます。
EXPOはアレコレとツッコみ処が目に付くんだけど、城熱祭は全然不備が無いんだよなー (^ ^;
良く練られた企画だと思いますので、ご覧の皆様も是非一度来訪しては如何でしょうか?
そんなこんなで、本日の戦利品(笑)
城熱祭 戦利品
EXPOとは違うテイストで売っている城熱祭グッズのうち
特製御城印×3と小田原城ポストカードを購入。それから
写真には写ってませんが、Tシャツが恰好良かったのでそれも。
普段は御城印を全く買わない(興味ない)拙者でありますが
この御城印は、御城印と言うよりトレカみたいでスタイリッシュ。
「ここで、この日に」という記念品になるので拝領しました。
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その他に小さな鯛焼き風なお菓子が写ってますけど、これは天音ちゃんが
知り合いの方に配っていたお土産をおすそ分けして下さった品。
天音ちゃん、めっっっちゃ優しい〜!かたじけのうござりまする。
神棚に飾って末代までの家宝に致したく存じます(←いや食えよ)。
何だか博士ちゃん×3をベタ褒めした内容に終始しましたが、本当にこの子たちは良い子ばかりなんですよ。
天音ちゃんと話した大人たちはだいたい「可愛くて持って帰りたい〜!」と言うんですけど
ホントに「ウチもこんな良い娘が欲しい〜!!!」と思ってしまう…(涙腺崩壊)
ちなみに「東京湾に行ってきたので鯛がお土産です」って。美味い!じゃなかった、上手い!
やっぱ天才やーん!(笑)
そして今回のオマケ写真

上に掲示した写真の拡大画像なんですけど、考証している先生のお名前が
西股総「夫」…?
西股先生のお名前は総「生」だったと思うのですが…誤植だよねコレ?
すいません、誤字脱字をすぐ見つけてしまう能力の持ち主なのですよ私。
校訂の仕事してたら天賦の才を発揮したと、自分でも思う位に(してませんけど)。
今日の講演スライドショー、全部この字になってました(気付いちゃったので気になった)。
西股先生御自身も、多分お気づきになっていたかと思うのですが…大丈夫か?(滝汗)
(2025年2月24日 AM04:25 校了)
追記:2月24日のトークショーも聴いてきた!
24日も良い天気!―――西日本は大豪雪になったようですが (- -; 関東は平穏です
明けて翌24日も面白そうなトークショーがあったので行って参りました。全部見た訳では無いのですが
11:00〜12:10
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城アート展スペシャルトークショー
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13:00〜14:10
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中井均「石垣を選択しなかった関東の城」
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14:40〜15:50
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平山優「『上野』の国衆と城 〜武田・北条・上杉三者争奪の地」
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16:30〜17:50
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中井均×加藤理文×西股総生×平山優「お城大好きオジサンが大激論!関東の城はこう歩け!」
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この中でまず拝聴したのが13時からの

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開演前
滋賀県立大学の中井均先生による
「石垣を選択しなかった関東の城」
こんな面白そうな題材ある?いや、無い!
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関東には石垣の(中世)城郭が無い!と言うのが城郭研究の定説だったものの
「例外的に」いくつかは石垣の城がある…って、この「例外」と言う逃げ道に
かねてから納得できていなかった拙者としては、ぜひ聞いてみたかった話題。
で、伺ってきましたよお話を。とりあえず、件の定説は今となっては「過去の説」。
「例外的に」石垣の城もある、と言うのではなく「フツーに」石垣の城だってあるとすべきだし
そもそも「石垣の城は信長が嚆矢」と言う説も、もはや考え直すべき事案。
あぁ、やっぱりね。それなら石垣がこういう分布になるのも然り、と納得できた話でした。
詳しい話は省きますが(爆)
そして新たな疑問も浮かんだりしましたが(苦笑)
続いての平山先生が講義する上野国衆の話…は(ヒジョーに面白そうでしたが)チケット売切で断念。
その代わり、その時間に行われた城アート展での中井先生による小講演を拝聴。
これがまぁ、中井先生を中心にしながら他の先生方も色々と加わって…
縄張図談義
解説の中井先生(左)、司会進行の二宮さん(右)、
その真ん前に陣取る(後ろ姿)のは加藤先生w
この隣には西股先生もwww
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中井先生が城郭研究を始めた頃の話に始まり、縄張図を描くようになった経緯、
そこから見えてくる「縄張図によって理解できる城の在り方」みたいな話が。
続いてバトンタッチした西股先生なんかは「縄張図を描く自分の手に城主の魂が宿る」そうで
理論も大事だけど、経験やセンスによっても縄張図の出来栄えが変わってくるとか何とか…。
後北条時代の江戸城を推測した縄張図を描いた時「北条氏政が降りてきた」んだとか。
高尚すぎて私のような凡人にはちょっと付いていけないレベル (^ ^;うぅむ
そんな中井先生・加藤先生・西股先生に平山先生を加えて勢揃いとなったトークが

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最後の開演前
16時半からの最終講演!
この4人がオススメする関東甲信越の城とは?
お題は「初心者にオススメの城」「玄人向けの城」
それに「デートで行きたい城」?!?!
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これねぇ、トークとしては未だかつてない面白さでしたよ!
完全に「飲み会でダベるおっちゃん達のバカ話」をそのまんま壇上でやっちゃった感じ。
何かといえば近世城郭を持ち上げようとする加藤先生、武田でブレない平山先生、
良い意味で唯我独尊の中井先生、イジられ役を飄々と躱す西股先生…よくデキた4人衆だわwww
そんな先生方の挙げた城なんですがね、一つ御紹介しておくと
西股先生が「デートで行きたい城」として挙げたのが「石垣山一夜城」。
女の子と一緒に行く城なら
@きれいなトイレがある
A2人で並んで座れるベンチがある(ジジむさい東屋とかじゃなく)
Bキュンとするポイントがある
この3つが必要だと仰って、@とAがあるのは勿論のこと、石垣山城なら
色々な意味でBの要素もある、と。まぁ、だいたい普通は女子ウケする
石垣山のポイントと言うなら、某バティスリーの事を指すと思うんだけど
(無論、それも含めての選考だそうですけど…っつーか、そんな城ほかに無いしw)
西股先生的には色々な含みを持たせた感じのご様子。そんなこんなを取り混ぜつつ
あの(と言っては失礼なんですが)西股先生が、そんなに気の利いた事を並べて
石垣山城を推すなんて、一同驚愕…もとい、脱帽と言う結果に。
他にも「初心者向けにアレ」「玄人向けにはコレ」と、どれもこれも
「そういう選び方ですかっ?!?!」と、裏をかかれる事ばかりで
他の先生方も「何だよそれー!」と、もう面白いの何のって(爆)
だいたい、西股先生の口から「キュン」って(笑)
そういう大喜利大会のような講演会もありつつ、城熱祭は無事終了。
これだったら本職の昇太師匠も呼べば良かったのでは? (^ ^)
こういう講演会、EXPOではやら無さそうですしねw
内容的に上手くEXPOとの棲み分けが出来ているので、また次回が楽しみです。
(2025年2月25日 AM01:45 追記完了)
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