2025年5月 大阪・関西万博(4)

何となく昼食も摂ったので、再び行動開始です。
嫁さんが「ここ行ってみたい」と仰ったので入ったのが
サウジアラビア館 サウジアラビア館 サウジアラビア館
サウジアラビア館

サウジアラビア館

オリエンタルな砂漠の国…と
魅惑の、そして日本人にはちょっと
ミステリアスな存在。展示品も
それに相応しいものが色々と。

サウジアラビア館
←ちなみにコレはサウジで収集されたサンゴの標本。
(あ、また本草学だwww)
砂漠の国という印象ばかりですが、世界地図を見てみれば
ちゃんと海もある国なんだと、改めて驚かされました(笑)
サウジ館でも、日干し煉瓦やサンゴ石など様々な“石材(的なもの)”が展示されていました。
火星の石に残念石、アシュラー・ストーン、そしてサウジのリヤド・ストーンと
今回の万博は“石”にまつわる物が色々とあるなぁ (^ ^;

サウジ館を出たら、いよいよ雨が「しっかりと」降ってきてしまった。これはもうダメだと思い、
通り掛けにあった万博ショップでビニール傘を発見したため購入。ビニ傘1本で1000円もしたんですけど(コンビニなら300円か?)
でも高いなりに作りはしっかりしてるし、さりげなくミャクミャク様のワンポイント絵柄が入っているので、これはむしろ
「万博公式グッズ」として買ったと思えば、コスパ良かったかな?記念品としては一番リーズナブル(かつ実用的)だwww

ポケ◇ンさん ハイそしてまたもやポケ◇ンさん。
その隣は北ステージ。韓国かな?舞踊が披露されてました。 北ステージの演目
アゼルバイジャン館 ステージの向かいにはアゼルバイジャン館。何となくイスラムな感じのデザイン(勝手なイメージ)

そのアゼルバイジャン館の隣にあったのが、「夜の地球」と言うテーマ館。
アゼルバイジャン館も魅力的だったんだけど、どっちかと言うとこっちに釣られて入ったら…
輪島塗で作られた「夜の地球儀」

漆塗りの上に金泥を振り撒き
「夜の地球」を表現した巨大な地球儀。
なるほど!これは凄いアイデアだ!!
そしてこの大きさで輪島塗を
作り上げた技術に感服 Σ( ̄□ ̄;;;

輪島塗で作られた「夜の地球儀」
輪島塗で作られた「夜の東京」

同じように輪島塗で作られたパネル「夜の東京」
ロンドンや北京といったものもありました。
漆塗りで夜の闇(まさに「漆黒」)を表現し、金で照明を表すって素晴らしい作品です!
皇居や新宿御苑、いくつかの川が暗闇のままだし
東京湾に突き出した1本の線はアクアラインの橋梁部分ですね。なるほど〜 (^-^)v
江戸切子
輪島塗の他、江戸切子(写真)や尾張七宝など
日本の美術工芸品も色々と展示して、万博を訪れる方(特に外国人かな)へ
日本文化の素晴らしさを広めておりました。ここ、入って良かったッス!
ちなみに、この輪島塗作品は数年前から製作が始められていたそうですが(そうでないと万博に間に合わない)
2024年の元日、能登半島とくに輪島市を壊滅的被害に追い込んだ大地震が起きたものの
奇跡的にこれらの作品は無傷で助かったそうです。こうなるとむしろ「輪島復興の“希望の証”」ですね!


トルコ館

トルコ館 トルコ館 トルコ館

「夜の地球」館から出て、その並びにあったトルコ館にも入ってみました。
トルコらしい太陽と月のオブジェとか、ちょっと妖艶な顔のCGアバターがお出迎え。
奥まで行くと、その場でトルコの伝統的絨毯(だと思う)を制作していたり。
こういう「作っている様子をその場で見せる」って展示、愛知万博では結構あった気がするけど今回の万博では初めて見つけました。
(まぁ、単に見かけなかっただけかもしれませんが…)ですが、展示としてはこれくらいのもので
日本とトルコの歴史的友好関係の話とかは全然無かったのがちょっと残念。そういうのを期待してたんだけど…。
「万博の(アカデミックな)展示」と言うより「トルコ物産館」みたいな感じだったかなぁ。


※あんまり有名じゃない?日土友好関係について
「土」と言うのはトルコ(土耳古)の事ですよ (^ ^;
鎖国をしていた江戸時代から開国、明治維新を経た1890年、日本を訪れていたオスマン=トルコ帝国の軍艦「エルトゥールル号」が
帰路に和歌山県沖で座礁沈没する事故が起きました。闇夜、しかも台風で荒れ狂う海の中、近隣の村人は決死の救出作業を行い
被災乗員656名のうち69名を救助。助かった乗員は日本の軍艦によってトルコまで送り届けられ、以来トルコでは日本への感謝が
根付くようになります。それから約100年後の1985年、当時のイラン・イラク戦争の中でイラク側が一方的にイラン領空を通る航空機は
軍用・民間機を問わず無差別に攻撃する事を宣言。攻撃開始までの猶予が残り少ない中、イランに取り残された日本人は脱出の術がなく
日本政府も救出の手が打てずにいた所、トルコ航空機が危険を顧みずテヘラン空港へ飛来し日本人を乗せて退避する事に成功しました。
本来、この飛行機はトルコが自国民を逃すために飛ばしたものでしたが、日本人の苦境を知るやトルコ人より日本人の避難を優先し
イランから陸路で移動できる事から、トルコ人は飛行機に乗らず自力で帰国したものでありました。
トルコの方々は1世紀前の恩を忘れずに返して下さったのであります。
日本もトルコも地震大国であり、現代では災害が起これば互いに救助し合う関係となっておりますが、それにはこういった歴史的経緯が。
こういう話、昨今の“何が起こるか分からない”国際情勢にあっては忘れてはいけない事だと思うんだけどなー…。
リトアニア館やイスラエルの展示でも杉原千畝(すぎはらちうね)さんの事とか何にも触れられてなかったし、21世紀は“高密度情報社会”なのに
20世紀の“人と人との繋がり”みたいな話はとうに忘れられて、顧みられない万博になってしまったんでしょうかねぇ?
(杉原さんって誰?とか仰る方は、もう御自分でネット検索して下さい。そこまで説明しきれないw)



さて、話を元に戻しますが(苦笑)ここまで散々歩き回って、ちょっと疲れてきた所だったので
トルコ館を出て大屋根リングの反対側にちょうど食事処があったから、そこで休息…。
ソフトクリームのマシン…
夫婦でソフトクリームを注文して食べたんですが
これも機械で“全自動”なんですね。まぁ、ソフトクリームのマシンがそれほど珍しい訳でもないけど
さすが万博、何から何まで機械化されてるんですねぇ(そうなのか?)
何となく、大屋根リングの「北半分」は回ってきたんですけど、まだ南側へは足を踏み入れてない。
今度はそっち側へ行ってみようと言う事になり、どうせだったらリングの上を通って行くことに。
で、大屋根リングの上へ登ります。
下から見上げてた雰囲気よりも
実際に上へ行ってみると
「とにかくデケぇ!高ぇ!!」ってな感じ。
大屋根リングを登ります これってつまり懸造り?(笑)

リングの上からの眺めがまた壮観ってヤツでして
タイ館 楽しい演出♪
上に登ってすぐ近くに見えたのがタイ館。面白い建物で、良く見て下さい。屋根を葺いた建物は「半分だけ」残りは鏡に写った姿なんです。
タイ館も人気だったようで、入場待ちの列が長く続いていたんですけど、行列整理の方々が粋な計らいをして即興でダンスを披露。
待つ人達を飽きさせない遊び心に、プロの仕事ぶりが見えておりました★
スペイン館 オーストラリア館
タイ館の隣がスペイン館。こちらはまず階段を登り、最上階から入場する仕組み。これも面白い!
オーストラリア館は入口前に大きなステージと巨大プロジェクター。そこでは1970年大阪万博でのオーストラリア館を映し出してました。これも粋ですねw
インドネシア舞踊 インドネシア館の前では民族舞踊がエンドレスで上演。中に入らなくても楽しめる?!?!
ウズベキスタン館(の屋根) 万博全景
ウズベキスタン館(の屋根)は三角形をした木組みの集合体。幾何学的…。そして万博全景、広い!!
あっ!鉄腕ア△ム師匠!! そんな所に座ってて良いんですか?(笑) 鉄腕ア△ム師匠
万博全景 万博全景
大屋根リングの上面は上下2段に分かれていて、上からだとより遠くまで見晴らせます。天気悪いのが残念 (^ ^;
そして大屋根リングの上にもこミャクが (^-^)
シンガポール館
シンガポール館

赤い球体、シンガポール館です。この日、敬宮愛子内親王さまが万博をご視察され
シンガポール館をご覧になったとか。その時間帯、シンガポール館は一般公開中止だったそうでw
愛子さまファンがあちこちで待ち伏せしていたそうです。
まぁ、ウチらは全然お会いできませんでしたが(別に構めへんわw)
嫁さんは会ってみたかったそうですけど(爆)

自動運転バス 万博シャトルバス
万博バスも色々と発見!白い方は会場内運行の電気バス。黒い方は外部循環の自動運転バス。
ウォータープラザ ようやく会場の南端まで到着。この辺りから下に降りましょう。
英国館

白い建物の前に赤い電話ボックス。そして綺麗な花。
これ、思いっきり“映えスポット”や〜ん!!
こんなんズルい!(←褒め言葉)

英国館
ま、英国館も事前予約制だったので入れませんでしたけどね(泣)
EXPO2025モニュメント フォトスポットと言うならこんなモノも。
null² (ヌルヌル)

気鋭のアーティスト・落合陽一氏プロデュースのパビリオン。
デジタルアートを駆使した世界、との事らしいのですが
中が見られないのなら全然意味無し(だってここも大混雑)
鏡張りの建物はかなり特徴的ですけどねー。

null2
個人的には河森正治(かわもりしょうじ)さんのパビリオンを見たかったんだけど、そこも予約取れず断念 (T-T)
河森さんと言うのはアニメ関連のメカニックデザインを手掛けている方で、あのマシンやこのマシンを創作した(以下略)

んでもって、これまたポケmンさん ポケmンさん
水辺なのでそれっぽいポケモ◆さんのようですが、だからよう知らんのよ(滝汗)




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