2011年11月 伊那オフ2011
旅行期間:2011年11月12日(土)
主な滞在地
11月12日(土):飯島城・船山城・大島城・松岡城・松岡古城・洞頭城・大下砦・高島城
![伊那オフ2011行程地図](HM_1111M02.gif)
信濃の城友達、えどっちさんからお呼ばれして
伊那のオフ会を開催する事になった2011年の秋。東から西からメンバーが集まり
僭越ながらわたくしも参加させて頂きまして、前日の夜半あたりに家を出発。
まだ圏央道が開通する前だったので自宅からいそいそと一般道を走り、相模湖ICから
中央高速に。そのまま一気に長野県まで行き、出るICの直前にある小黒川PAで暫く仮眠。
日の出と同時に駒ヶ根ICを出て、朝マックで朝食を…という事で入った
大きなショッピングモールの駐車場が集合場所(笑)
全員揃った所で、いざ最初の城攻めに出陣! (^ー゚)b
![伊那谷の朝](HM_1111P55.jpg)
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伊那谷の朝
この日の伊那谷は濃霧。山には雲が棚引き、
まるで山から湯気が立っているかの如く。
それが朝日と共に舞い上がり、
幻想的な景色を作り出していました。
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国道153号線を南下し、まずやって来たのは飯島町の西岸寺。この傍にあるのが飯島城。
天竜川に突き出した河岸段丘を利用した、この地方での典型例と言える城跡です。
という事でお寺から城跡に向けて散策してみます♪
![西岸寺の朝](HM_1111P56.jpg)
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西岸寺の朝
境内にあるモミジの葉は真っ赤!
山国・信州の晩秋、山の木々は冬に向けて
最も色を鮮やかにしている時季でした。
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![晩秋の風景](HM_1111P57.jpg)
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柿の実、南天の実、そして
路には朝露の光る玉がギッシリ!
冷え込みが厳しくなる季節ですが
不思議と寒く感じませんでした。
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![朝露の路](HM_1111P58.jpg)
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![峻烈な赤](HM_1111P59.jpg)
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飯島城への道
竹藪を抜けると、城の遺構が。
徐々に霧は晴れて、山の姿が
綺麗に見えるようになってきました。
信濃の山々、美しゅうござりまするな!
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![飯島城への道](HM_1111P60.jpg)
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飯島城は敷地が広く、山裾から川岸に向かっていくつも曲輪が並びます。
それを順番に見ていく訳ですが、先へ進む毎にだんだんと凄い構造になっていき
突端の曲輪は、一番下段にある筈なのにそこだけ山城というような光景。
みんなで「おぉ〜!」と感嘆の溜息をつくばかりでした。
![秋の花](HM_1111P63.jpg)
そして道端には秋の色が満載…いいなぁ、信州(しみぢみ)
続いて訪れたのは船山城。中川村と松川町の境目に位置する城です。
これまた段丘崖を利用した城跡ですが、大半がリンゴ畑になっていて、一番奥の曲輪だけが手つかずの状態。
飯島城をコンパクトにしたような感じですな。
![百日草の花](HM_1111P64.jpg)
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←そうかと思えば、まだ鮮やかに咲き残っていた百日草の花もw
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![リンゴ vs 柿](HM_1111P65.jpg)
↑熾烈に戦う リンゴ vs 柿 の最前線…。
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撮影に勤しむ小城教授の御尊影。
その次にやって来たのが、本日のメインイベントとも言うべき伊那大島城!
城好きの中では超メジャー所。甲斐の武田氏がこの地方の一大拠点とした大城郭です。
そんな訳でこの城の見どころは何と言っても三日月堀に尽きる!!!
![大島城 三日月堀(1)](HM_1111P67.jpg)
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大島城 三日月堀
この写真をご覧頂ければ分かるように
こちらから向こう側へ、大きく円弧を描き
巨大な空堀が掘られています。これが
大島城の三日月堀…圧倒的じゃないか!
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何この藪な写真?とお思いでしょうが、いやいやこれが空堀の風景なんです!
堀のエッジが完全に崖ですよ! (><)ウヒー!
冬目前…赤い色合いが逆光にも負けず輝きます! ![大島城にて](HM_1111P71.jpg)
これ石垣の名残り?
よく見ると、そこかしこに石が埋め込まれているんですよ…実は大島城って石垣の城だったのか???
堀底から眺めると―――恐ろしい位に圧迫感ハンパない! ![大島城 三日月堀(5)](HM_1111P73.jpg)
![大島城の色合い(3)](HM_1111P76.jpg)
考えてみれば、この季節が一番色鮮やかなのかもしれませんね信州は (^-^)
城の下には天竜川。
この日は色鮮やかな清流でしたが、昔は相当な暴れ川だったんでしょうなぁ。
信州・遠州を叉にかける奔流が背後を囲い、城内には井戸や土橋と言った構造物が残り
城の前衛には超巨大な三日月堀…そりゃ名城だわ大島城はw
でも今ではすっかり平和な憩いの公園。武田家滅亡の引き金を引いた城は、静かで良い所です。
大島城の東屋でのんびりとお弁当を頂いた後は、場所を変えて松岡城へ。
またまた河岸段丘に突き出した台地を利用した城跡。静かな山里にある城は…
![松岡城にて](HM_1111P78.jpg)
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松岡城にて
こちら、城の入口にて撮影。
遠目に、段丘崖がいくつも出来ているのが
お分かり頂けるかと思います。
この段丘が良い景色を作り出すんですよ〜!
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![松岡城 堀切](HM_1111P79.jpg)
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この城は半島状の台地を輪切りにしているんですが
切り込みとして入れられた空堀がこんなにくっきりと。
でもこの堀はまだ序の口。これからもっと凄い遺構が
続々と出てきます。我々一行は大はしゃぎ!(笑)
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秋真っ盛り! ![秋の実り!](HM_1111P81.jpg)
何かを夢中に撮っているえどっちさん♪ ![松岡城 堀切(1)](HM_1111P82.jpg)
![松岡城 堀切(3)](HM_1111P84.jpg)
堀!堀!空堀!!!
![松岡城 堀切(5)](HM_1111P86.jpg)
こんなに美麗な堀切も珍しい!
松岡城 主郭
そして主郭はこの解放感!
伊那谷の対岸側にある山々が一望!!
眺望がズバ抜けて素晴らしい城跡です (^ー゚)b
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![松岡城 主郭](HM_1111P87.jpg)
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![組写真 その3](HM_1111P90.jpg)
ネタ写真に励むはやま。殿(笑)
通路の両脇にある意味深な石…門でもあったのか?
本当に綺麗な城跡でした! ![松岡城素晴らしや!](HM_1111P92.jpg) ![麗しき山河](HM_1111P93.jpg)
城跡の真ん前にあるのがこちら、松源寺。
![松源寺](HM_1111P94.jpg)
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松源寺
徳川家康四天王の1人に数えられる名将・井伊直政。
彼の父である井伊直親(なおちか)は幼少の頃
命を狙われ、故郷である浜松を離れこの寺で養育されました。
徳川譜代家臣の家が永らえたのは、実はこの寺のおかげ…。
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歴史の繋がりって、どこでどう結びついているのか不思議なものですねぇ。
信州の山里で、井伊家の話を聞く事になるとは! (^-^)
この後はすぐ傍にある松岡古城(まつおかふるじょう)、更に洞頭城(ほらがしらのしろ)と続き
大下砦(おおしもとりで)まで行った所で日没タイムアウト。いやはや、かなり濃ゆい城めぐりの旅でした!
リンゴの妖精?
大下砦の駐車場脇、南大島川大橋に置かれているオブジェ。
リンゴの里はメルヘンの世界だ…。
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![リンゴの妖精?](HM_1111P95.jpg)
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![ソースカツ丼](HM_1111P96.jpg)
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ソースカツ丼
夕飯は駒ヶ根名物のソースカツ丼だよ!!
熱々のご飯とシャキシャキ千切りキャベツの上に
特製ソースをたっぷり絡めたロースカツがどーんと乗ってるんだよ?
美味しくない訳がないよ!!(謎文)
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夕食を頂いた後、オフ会はお開き。各自家に帰ります。
オイラは中央高速に乗って関東へ戻る訳ですが…
![諏訪湖夜景](HM_1111P97.jpg)
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諏訪湖夜景
諏訪湖SAから眺めた夜景…。
湖に沿った形で街の明かりが輝きます。
諏訪湖SA(特に上り線側)って
本当に良い景色が見られるんだよねー!
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諏訪湖を眺めていたら、何だかこのまま帰るのが勿体なく感じてきて
どうせならもう1ヶ所くらい、この時間からでも行ってみようと思い立ち
慌てて諏訪ICで高速を離脱。で、諏訪市街に引き返しまして―――
夜の高島城
高島城の夜間撮影にチャレンジ!
この日は少し風があって、堀の水が波立つ感じでしたが
それでも何とか、長時間露光でも水鏡になるような写真を
撮る事が出来ました♪
明るい昼間に撮るのとは違って、ちょっと深みと
憂いのあるような風合いは、夜ならではの独特な印象に。
欲張って良かった〜!!!
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![夜の高島城](HM_1111P98.jpg)
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◆◇◆ 朝露が 誘う伊那谷 実るのは 柿リンゴ栗 だけに非ずや ◆◇◆
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