2009年5月 大阪旅行

旅行期間:2009年5月2日(土)出発〜5月4日(月)帰着

主な滞在地
5月2日(土):仁徳天皇陵・大阪駅
5月3日(日):通天閣・天王寺公園・道頓堀・天保山・岸和田城址
大阪旅行行程地図


政府の大型景気対策!という事で高速道路の通行料が1回あたり一律1000円になった2009年。
旅行好きな我が家としては願ったり叶ったりという訳で、当然のごとく
ゴールデンウィークに何処かへ出かける事が決定。んで、普段なかなか行かない…
と云うか行く用事がない?大阪へ敢えて行ってみよかうと。
お好み焼き食べたり、たこ焼き食べたり、それから…って食う事ばかりかい!(爆)
あながち冗談でもなく、食道楽を目当てに出かけてみようという趣向で大阪を選び
東名高速を西へと進む事になったのですが???

高速1000円のゴールデンウィーク、そりゃ渋滞するのが当然だろうと予測し
午前2時に家を出て、それなりに時間がかかる事を覚悟した旅立ちでしたが
厚木ICに入る所から既に渋滞になっている…うぁ、これは想像以上の酷さだ (x x)
まぁそうは言っても、県境を越えたり食事時になれば流れが変わって多少は動くかなぁ?と
ちょっとばかり期待したのも…すべて裏切られる結末。午前2時に出発したら、通常ならば
朝食時には通過できる名古屋ですら、午後2時になっても全然到着できず。
いやはや、もうこれは大阪へ着けるかどうかすら怪しくなってきた (T-T)
東名高速
東名高速

車であふれた道路上で、しかも事故まで
起こす車があり、それでさらに混雑し
いつまで経っても全く進まないという悪循環。
もうね、どうにもなりませんよコレ。この事故処理車
よくここまで来れたもんだと感心する程。
ロクにSAへも寄れず、とりあえず軽食を摂れそうな所で
軽く休憩だけし、グズグズしていられないので早々にまた渋滞の中へ。
料金に関係しない名阪国道(無料区間なのね)に至って、ようやく多少
流れるようになったものの、奈良県側の有料区間になるとまたもや混雑。
ここまでくると予定なんかもう全く意味がなく、やっと夕方に大阪府へ入り
そこで見られそうな所は?と行き当たりばったりに考え、とりあえず堺の
仁徳天皇陵こと百舌鳥耳原中陵(もずのみみはらのなかのみささぎ)
すなわち世界一大きな古墳へ。
仁徳天皇陵
仁徳天皇陵

仁徳陵だけでなく、堺の町には至る所に
古墳がゴロゴロと溢れているんですが
やっぱりここは別格。とにかくデカい。
もはやここは「山」ですよ。これが人工の
構造物だなんて思えませんねぇ…。
はい、もうこれで今日の観光は終了!全くどこへも行けません。
宿は大阪市内、十三(じゅうそう)のホテルを予約していたので
今後の渋滞も考慮し、真っ直ぐそこへ向かいます。んで、結局ホテルに
チェックインしたのは19時近く…ほぼ丸一日、移動だけで費やした訳でして。
そりゃもう家族全員、疲労困憊ですわな。とは言え、この日の締めくくり
1日最後のお楽しみだったのが夕食!大阪にお住いの友人、はやま。殿と
会食の予定を入れていたので、十三駅から阪急列車にのって梅田(大阪)駅へ!
阪急列車
阪急列車

関東人には殆っとんど縁のない阪急の車両。
いやぁ、この色が激シブですねぇwww
急行列車で10分弱の僅かな移動でしたが
淀川を渡る鉄橋に「おぉ、ここは大阪なんだ」と感じ入り(笑)
大阪駅からの夜景
大阪駅からの夜景

食事をしたのは大阪駅ビルの中にあるお店。
この当時、大阪駅周辺の再開発中で、目の前は
駐車場になった広大な空間が!巨大都市の真ん中に
空き地があるのも今だけというレアな場面。
でもその向こうには輝くビル群。何ともアンバランスな
夜景に、これも記念だと撮った1枚です★

はやま。殿、その節は大変お世話になりました m(_ _)m

さて、明けて翌日。昨日の無駄な時間を取り戻そうと朝から行動開始。
と言っても、要するに朝食を摂る所からスタートです (^ ^;
喫茶店好きな嫁さんが、せっかく大阪に来たんだから大阪のモーニングを楽しもうと
早朝から営業しているお店をリサーチして、そちらへ入店。まったりと食事を頂いた後、
大阪随一の観光地であろう、通天閣を目指して新世界へ足を踏み入れます。
カフェ チェルシーさん
カフェ チェルシーさん

朝からやっている大変ありがたいお店♪
浪速区役所のそばにあります。
外は綺麗な花で飾られ、中はヨーロッパ風の内装。
一瞬、ここは大阪じゃなかったっけ?と疑いつつも…
大阪市のコミュニティバス
大阪市のコミュニティバス

食べ終えて店を出たら目の前に真っ赤なバス!
そうか、やっぱりここは大阪だったか…(爆)
しかしこの赤、消防車か職場の軽自動車を思わせて(以下略)
新世界
新世界にて(1) 新世界にて(2)
午前9時、早々と動き出す観光客(我々もね)はまばらに居ますが
まだお店は眠りから覚めないような時刻。町が静かだからこそ、ここに並ぶ
巨大な看板(で良いのか?)はより一層、存在感…いや圧迫感を出してます(笑)
国登録有形文化財 通天閣
国登録有形文化財 通天閣

で、お約束の通天閣!
せっかく大阪に(しかも家族で)来たんだから
真っ当な観光をしないとね(笑)
流石にここは朝っぱらから行列が出来る程の人気でした♪

ひとしきり大阪を空から眺めてみた後、天王寺公園に立ち寄り
天王寺公園
天王寺公園

えーっと、後ろに見えるエセ大阪城は何だろう…(爆)
大阪一の繁華街、道頓堀へと移動し
道頓堀にて(1) 道頓堀にて(2)
道頓堀にて(3)
道頓堀にて

おー!見た事のあるあんなモノやこんなモノが !!
関西(特に大阪)に全然縁のないオイラでも
これは知ってる〜という光景が色々と…。
もちろん、昼食もこの近辺で“粉モン”を♪

午後からは海沿いへと移動。嫁さんが、個人的な用があるとの事で
それを済ませている間、子供2人を預かったオイラは天保山公園へ。
ここは日本一低い山とされている(当時)二等三角点、天保山であると共に
大阪ウォーターフロントの観光地…そして実は、幕末の防衛拠点・天保山台場跡でもあります!
まぁ、天保山は標高わずか4.5mの山ですので早々に登頂完了し(苦笑)
台場跡もそれで充分堪能してしまえる訳で、ヒマを潰すには
子供と一緒に、巨大な観覧車に乗ってみようという事になりました。
天保山観覧車(1)
天保山観覧車

乗り口から撮ってみましたが、巨大過ぎて
もはや何だか分からない物体です。鉄骨が
様々に入り組み、兎に角スゴいとしか (^ ^;
で、乗ってみて徐々に上がって行くと
窓の外に素晴らしい光景が広がるんですけど…
天保山観覧車(2)
天保山観覧車(3) 天保山観覧車(4)
天保山の頭上には阪神高速の大きな斜張橋。反対側を向けば、これまた大きな水族館!
良い眺めだなー、と思っていたんですが…
天保山観覧車(5) 天保山観覧車(6)
高さが増すにつれ、ちょっ…これは…
天保山観覧車(7) 天保山観覧車(8)
いくら何でも高すぎやしませんか?!?! (><)オチルー!!!!
山城の絶壁や天守の最上階から下を眺めるのに慣れているオイラでも
流石にこれは、ちと怖い…。子供たちも喜ぶどころか、すっかり怯えてしまう有様(涙)
天保山観覧車(9)
下から見上げて、この大きさ…。
いやはや、ここまで大きくする必要はあるのでせうか? (^ ^;

もう空の上はこりごりだと疲れ果てた我々は、嫁さんを迎えに渡船乗り場へ移動。
安治川の対岸に渡ります。
天保山渡船
天保山渡船

阪神高速の橋の下、この小さな船に乗って
対岸で待っている嫁さんを迎えに行きます。
観覧車ですっかり参ってしまった子供たちは
船に乗るのも怖がってしまっておりましたが…
安治川
安治川

船は思いのほか快適で、これなら大丈夫だと
ようやく少しばかり元気を取り戻しました。
それにしても、結構な速度で走りますねぇ。
安治川河口、かなりの川幅(というかもう海)なんですが
あっという間に対岸へ到着です〜!
桜島側渡船場
桜島側渡船場

桜島と言っても鹿児島ではなくw
天保山の対岸、USJに程近い場所です。
渡船は自転車のまま乗り込めるんですねー!
渡船クルーズ
渡船クルーズ

約束の時間に嫁さんが帰って来たので
車を置いてある天保山へと戻ります。
渡船のスピード、実感して頂けますでせうか?

大阪の1日を堪能し、そろそろ夕暮れ時。
今回は家族サービスの旅行という事で、城抜き(天保山台場には行ったけどw)の計画で
大坂城なんかにゃ目もくれず、という行程でしたが
最後に1箇所くらい、見に行っても良いというお許しを得たので
阪神高速を南下し、大阪市を出て岸和田へ!
家族連れで行くのだから、せめて見栄えのする(=天守のある)城をと選び
岸和田城へとやって参りました。しかし高速で移動したとは言え
結局、到着したのは18時になってしまい城内には入れず (T-T)
それでも、曲輪の周りを一周し、堀や石垣を見聞するだけで十分と言うもの。
なるほど、この規模でこの縄張り…いかにも近世城郭という構造ですなぁ!
大阪府史跡 岸和田城
大阪府史跡 岸和田城

え、何で城内に入れなくても
問題ないかって?それはですね、
この天守が観光用の模擬天守だからですw
つまり濠の周りを回って縄張りを確認できれば
それで充分、岸和田城を楽しめたという訳で (^^)

岸和田へ来たのは、そこから奈良方面へ抜けて(つまり大阪市街へは戻らず)
また名阪国道を利用しようと考えたのもあっての事。そう、これから再び
あの地獄の渋滞を耐えて帰宅するのでございます。まぁ家族は車中で
寝てれば良いだけなんですが、1人で運転するオイラは…頑張ります(苦笑)



今回のオマケ
大坂城残念石?
大坂城残念石?

通天閣の前に展示されていたんですが、
大坂城の残念石…? (ー゙ー;ウソクサイ
残念石というのは、築城工事に使うつもりで持ってきたものの
結局用いられず捨てられた石の事。運ぶ途中で「落ちた」とか
(城ですから「落城」は縁起悪いですよねぇ)そういう理由で
打ち捨てられた石なんですけど、それにしてはこの石…綺麗すぎない?
400年放置された石が、いくら展示用に清掃したとはいえ
こんなにピカピカで、しかも手頃な大きさだなんて???う〜む…。




◆◇◆ 長旅を 癒やすは景色か 粉モンか なにわの事も ゆめの又ゆめ(←おや?) ◆◇◆




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