2008年12月 東京巡回

旅行期間:2008年12月23日(火)

主な滞在地
12月23日(火):皇居・恵比寿ガーデンプレイス・東京駅
東京巡回行程地図 (C)Yahoo! Map


12月23日、天皇誕生日。年に2回だけ、江戸城西ノ丸に自由な出入が許される日。
という事で、城好きとしては行かねばならない日(なのか?)!
そんな訳で、家族サービスで東京をぶらぶら歩きつつ
江戸城を見に行く事にしたのでございます。

普段は車で移動するオイラですが、さすがに都内を回るとなると
電車を使った方が便利。で、東海道線に乗って東京駅へ向かうのですが
E231系500番台 山手線
E231系500番台 山手線

東京駅が近くなる頃、山手線と並走。
そのまま写真を撮れば
何のテクニックもなく
自動的に流し撮り…(爆)

東京駅で下りて、行幸通りを抜けて、皇居前広場へ…というのは
当たり前なんで、そこから先の特別な情景をいくつかご紹介。
江戸城西ノ丸大手門(皇居正門)にて
江戸城西ノ丸大手門(皇居正門)にて

皇居正門の脇にはビシっと決めた衛士さん。
カッコえぇ…。
二重橋から江戸城伏見櫓を眺む
二重橋から江戸城伏見櫓を眺む

城好きとしては、伏見櫓の
アップを撮る所なんですけど
(えぇ、勿論ちゃんと撮ってますが)
ここではちょっと引きで、
二重橋の袂と分かる構図を。
言わずもがな、普段は撮れない写真です。
青空に芝土居、綺麗やねぇ♪
江戸城 富士見櫓
江戸城 富士見櫓

“八方正面の櫓”と呼ばれる程
どこから見ても美しいとされる富士見櫓ですが
でも紹介される写真って、だいたいは西面側。
という事で、少しひねくれて南面側から
撮った写真をここでは載せてみます(苦笑)
でも個人的には城の櫓って妻側が格好良いと思うので
この見栄え、結構好きだったりします (^ ^;

え、陛下のお出ましはどうしたって?
いや、ちゃんと見ましたよ。珍しく(←え?)
前回(この年の正月参賀)来た時には乾門方面へ抜けたけど
今回は家族連れで来ているので、遠回りはせず桔梗門へ退出。
江戸城 桔梗門の石垣
江戸城 桔梗門の石垣

何だかんだで、桔梗門を通るのは初めてだったりする。
しかしこの石垣、凝り過ぎ…綺麗過ぎて逆に不気味な位。
江戸城の石垣と言うと、天守台や中ノ門あたりの
きっちり作り込んだ切込接が話題になりますけど
いや、ここの石垣はもっと凄いんじゃないかなぁ。
江戸城 桔梗門桝形の雁木
江戸城 桔梗門桝形の雁木

桔梗門の桝形。濠側には開放されて
しかも微妙な幅を雁木にしている。
これ実用的なの?どう使うの?という
疑問を抱きつつ撮ってみた(爆)
それにしても、先月今月で何度江戸城に来ただろうか?(滝汗)

東京駅に戻り、再び電車で移動。お昼を過ぎたので、どこかで
腹ごしらえを…と思い、駅中でも飲食店が多そうな品川駅へ。
品川駅にて
品川駅にて

何故か郵便車発見〜 ?!?!
これ、実はポストです。
とは言え、良く作ってあって
側面には「クモユニ74001 東トウ 荷重4.0t」と
車両形式記号まで書いてありますw

さてその後も移動し、やってきたのは恵比寿ガーデンプレイス。
某ビール工場の跡地を再開発した観光商業施設ですね。
オイラも嫁さんも行った事なかったんで、物珍しさで
やって来た次第。こういう時でもないと、なかなか行かないから (^ ^;
恵比寿ガーデンプレイスにて(1)恵比寿ガーデンプレイスにて(3)恵比寿ガーデンプレイスにて(4)
恵比寿ガーデンプレイスにて(2)

恵比寿ガーデンプレイスにて

天皇誕生日…と言うか
世の中的にはクリスマスですよねぇw

何とな〜く散歩して、何とな〜くお茶もして、
何とな〜く楽しんだので、何とな〜く帰ろうかという感じになりましたが
せっかく子供を連れて来たのに、皇居と恵比寿だけじゃ物足りないだろうから
とりあえず帰りの電車の時間まで、東京駅で列車見物をする事に。
子供が喜びそうな新幹線ホームに行ってみると…
400系×E3系700系
今は亡き400系!結構好きなデザインだったんだけどなぁ…。
向こうのホームにはE3系も。
700系の先頭はやっぱりカモノハシにしか見えないよねぇ(笑)
E4系E2系×200系
E4系はいつ見てもゴツい肩だなぁ (- -;
E2系、こちらは長野新幹線(当時)用のN編成。
それと懐かしの…200系!やっぱ新幹線と云ったらこの形だよ !! (T-T)
E2系300系×700系×E3系
続いてやって来たのはE2系のJ編成。帯の色が違います。
子供も新幹線をじっと見つめてます。
更には奥から300系×700系、そこへE3系がやって来るというコラボ!

新幹線ホームから、帰宅する列車に乗る東海道線ホームへ。
でもすぐには乗らない(笑)
もう一つ、見ておきたい列車が入線して来るのを待ち構えます。
14系・14系15形混成 寝台特急「はやぶさ/富士」オハネ15-2001 個室寝台車EF66型機関車との連結部
これまた今は亡くなってしまったブルートレイン!
当時、東京駅発着で最後まで運行していた「はやぶさ/富士」です。
個人的に、青い車体に銀色の帯が好きだったんだよなぁ。

※ここからはチトぼやき節になりますが…
いわゆる“ブルートレイン”が登場してから全盛期までは
単一形式車両だけで編成し、“混血児”にはしないのが
長距離特急の王者たるブルトレのステイタスだったんだけど
新幹線が幅を利かせるようになった途端、その大原則が崩れ
動かせる車両をありあわせで運用するようになったりして
風格や気品なんか、まるで無いような状態に。
国鉄(JR)は自分で自社商品の価値を貶めたと思うんだよねぇ。
他の頁でも書いたけど、寝台列車の潜在的需要ってまだまだある筈だし
もっと本気で運行の努力や工夫をすれば、全廃なんかせずに
人気を確保していただろうと考えられるんだけど?
というか、これだけ鉄道オタクが自己主張する時代になったんだし
プレミアム性(ゴージャス感ではなく)を持たせたブルートレインを
今からでも再発させれば、話題になるんじゃなかろうか…。
“過去の遺物”と追い遣られたSLが、今や地域活性化の起爆剤になるんだから
ブルトレで“鉄道文化の継承”を図るのも、あながちハズレではないと思うぞ!

「はやぶさ」の行先表示幕「富士」の行先表示幕
「はやぶさ」は熊本、「富士」は大分行き。
どちらも最盛期には西鹿児島(現在では鹿児島中央に改称)行きで
日本一長距離を走る列車だったのに…栄枯盛衰ナリ (T-T)
というか、電光掲示板ではなく昔ながらの表示幕を使っているのが
“古参の意地”を見せてくれて良かったんだよなぁ。
E231系×185系“機関車”って、やっぱり男の仕事場?
隣のホームに目を遣れば、通勤列車や特急「踊り子」の折り返し回送が。
何かと忙しい時間帯でありますな。そんな中、九州まで旅立つ寝台特急は
牽引機関車がビリビリとモーター音を響かせ、傍らでは機関士や車掌
保線員らが最終チェックに勤しんでおります。最近は女性乗務員も増えたけど
やっぱり「機関車」だけは男の仕事場というイメージがありますね。
電車の運転操作と機関車の運転操作は色々と異なるらしいですし。

そんなこんなで、暮れも押し迫った夜の東京に別れを告げ
帰宅の電車に乗車。何だか結局、鉄分補給になっちまったけどさwww


◆◇◆ 年の瀬に 急がず慌てず 歩むれば 都の空に 果てぬ趣き ◆◇◆




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