2002年5月 沖縄新婚旅行(6)

楽しかった旅行も最終日。早いなぁ…。雨も止んだ本日は
昼過ぎの飛行機に乗って沖縄を離れる予定ですので
観光するのも午前いっぱいまでという所ですね。
那覇空港を最終目的地にして動くんで
宿を引き払い、とりあえずは南下。まずは昨日見られなかった
中城城の攻略に向かいました。

沖縄最後の見学城になるこの城ですが、こちらも凄い!
昨日訪れた勝連城に負けず劣らず、石垣や縄張りが見事。
どちらも世界遺産ですからね。
寸分狂わぬ正確さで組み上げられたアーチ門は
布積みと呼ばれる技法で組み上げられた石垣に空けられた穴ですが
その傍らに目をやれば、野面積みという原始的技法で作られた石垣も。
ここは色々な技法で積まれた石垣が混在しています。
幕末、浦賀へ赴く途上のペリー提督もここへ立ち寄り、
既に廃城となった後も崩れずに残った石垣の凄さに
感嘆したという記録が残っているほどです。
ゆっくり見物する時間はないんですが、
それでも目いっぱい城内を駆けずり回り隅々まで見て回ってしまいました(笑)
国史跡 中城城跡
国史跡 中城城跡

立派な石垣、そして見事なアーチ門!
現代のように建機もないような時代ですから
当然、手作業で作ってるんですよね、これ。
レーザーカッターでも使ってるんじゃないかと思うんですが
これほどまで精巧に石を加工する技術、素晴らしいです★
ちなみにこの中城城の裏手には廃墟と化した
旧中城高原ホテルの建物が放置され、不気味な光景を見せているんですけど
最近は「廃墟ブーム」だとかで、こちらも脚光を浴びているとか…。
うーん、あまり人のことは言えませんが、
どんなジャンルにでもマニアっているんですねぇ (^ ^;

#って言うかあの中に入るのってかなり危険だろ!崩れるぞ!!

さて、那覇市内に入ったのは午前10時すぎ。
まだあと2時間くらいは観光できます。
せっかく簡単には来られない沖縄まで来てるんだから
時間目一杯まで動き回らないと…(貧乏性?)
で、赴いたのは識名園。かつての琉球王府の庭園で
中国からの外交使者を歓待する事にも用いられたとか。
これも世界遺産に含まれ、国指定の特別名勝になっています。
中を見てみれば、赤瓦の建物がいくつも建てられ
その配置はどことなく中国風にも見受けられます。
う〜ん、琉球と中国の関係を垣間見る事ができますな。
でも建物の中には畳があったりして、やっぱり日本風?
日本と中国の架け橋、それが琉球王国だったんでしょうねぇ。
国特別名勝 識名園
国特別名勝 識名園

中国風の六角堂に、琉球建築の御殿、
そして日本風に言うところの
池泉回遊式庭園?!
全部が渾然一体になっている
欲張りな庭園です(笑)

11時過ぎに識名園を辞し、昼食前にお茶を一服。
嫁さんがピックアップした、琉球伝統のお茶を味わえるお店に向かいました。
沖縄の伝統的なお茶ってみなさんご存知ですか?
ブクブクー茶と言いまして、少な目のお湯で淹れたお茶を目一杯かき混ぜ
ソフトクリームのようなうず高い泡を立てるんです。で、その中に
(本来はお茶請けである)赤飯などを入れた状態にして口にする…。
松江独特のボテボテ茶というのがありますが、
ほとんどそれと同じようなものですな。美味いのか、これ?
オイラはちょっと口にする勇気がなかったので、普通の紅茶を頂きましたが
お茶マニアの嫁さんは果敢にチャレンジ…。
ブクブクー茶
ブクブクー茶

これなんですが、いかがでせう?
よくこれだけお茶を泡立てるもんですねぇ。
感心しますけど、正直…飲みにくそう (^^;

昼食は那覇空港に近い某ショッピングモールのフードコートで(またかい…w)
時間が限られていたので、もう確実に食べられる所で済ませる事にしました(爆)
その後、那覇中央郵便局で小包を自宅に向けて発送。
土産を全部手荷物にして持って帰るなんてできませんから、
全て箱詰めにして、郵便屋さんにお任せしました (^ ^;
あとはレンタカーを返却し、那覇空港へ帰参。
15時過ぎの飛行機で羽田へ飛びました。
快晴の沖縄から帰ってきた東京は曇り空。
そういえば行きの飛行機も東京が曇り、沖縄が晴れでしたねぇ。
旅行中、沖縄と東京はずっと同じ天気だったようです(笑)
那覇空港にて
那覇空港にて

この飛行機に乗って帰りました。
沖縄、楽しかったよ!ありがとう〜♪



◆◇◆ 天(あま)駆けて 飛べ龍の国 礼の国 海も空もが ただ青きにて ◆◇◆




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