2002年5月 沖縄新婚旅行

旅行期間:2002年5月7日(火)出発〜5月12日(日)帰着

主な滞在地
5月07日(火):

那覇空港・瀬長島・琉球の館
ひめゆりの塔・具志川城跡・喜屋武岬
5月08日(水):

首里城・玉陵・円覚寺跡・国際通り
崇元寺・長嶺城跡・やちむん通り・豊見城城跡
5月09日(木):


名護城跡・ナゴパイナップルパーク・シーサー園
喫茶藍風・今帰仁城跡・備瀬崎・塩川
根謝銘城跡・宇佐浜遺跡・辺戸岬・茅打バンタ
5月10日(金):

万座毛・仲泊遺跡・琉球村・真栄田岬・残波岬
座喜味城址・屋良城跡・浦添城跡
5月11日(土):

万国津梁館・天願城跡・安慶名城跡・兼箇段城跡
喜屋武城跡・勝連城跡・浜比嘉大橋・伊計島・中村家住宅
5月12日(日):
中城城跡・識名園
沖縄新婚旅行行程地図


2002年の5月、晴れて結婚した拙者。新婚旅行に行くに当たって
さてどこ行くか、と考えた嫁さんとオイラでありましたが
2人ともパスポートは持ってないし、外国にさほど興味もなかったので
あっさりと国内旅行にする事が決定。それにしても、せめて海外気分をと考え
海を渡る南国の島、もともとは琉球王国という別の国だった沖縄を選択。
オイラは飛行機乗った事なかったんで、ぜひこの機会に!とも思ったので (^ ^;
(嫁さんは乗った事あったんだよねー)

斯くして出発当日の朝、早起きして電車に乗った我々は
東海道線で品川、そこから京急線で羽田空港へ到着。
早朝の空港は混雑こそしていなかったものの、やはり人は多いものですな。
軽い朝食を済ませたら、少々緊張しつつ搭乗手続きを行います。
ベルトが金属探知機に引っかかったりして(笑)少々ドタバタしましたが
とりあえず無事に出発できそう。で、ゲートをくぐり
どの飛行機に乗るのかなーと見て回ると、あれ?バスに乗せられちゃった。
なんだい、つい前の便まで目の前の機が出入りしていたのに
オイラ達の便だけ離れた駐機場にあるワケね (^ ^;;;
ま、これもひとつの楽しみだからいーんだけど。
ようやく機内に乗り込んで座席に着けば、飛行機初体験の緊張は
否が応にも高まります。で、いよいよ機体が動き出せば大感激!
おぉー、飛行機ってこういう感覚かぁ。面白いなー!
あ、前が持ち上がった!離陸した!地面が離れた!
へぇー、全然揺れもなくスムーズに飛ぶもんだねぇ!
あれあれ、何だかいつの間にか地表が遠くなっていくぞ!
うはははは、こりゃおもしれ〜!! \(^∇^)/
思わず子供のように喜んでしまうねぇ。
怖がって全然ダメという人もいるようですが、オイラの感想としては
ちょっと速い新幹線みたいな感じを受けた程度で、非常に快適で楽しいものでした。
沖縄へ
沖縄へ

写真をクリックすると
沖縄までの道中に撮影した写真を表示します。

到着した沖縄は快晴!そして暑い!とても5月だとは思えん…。
本土はまだ遅咲きの八重桜が残っていたようや薄ら寒さだったんですが
こちらはギラギラと照りつける夏の太陽が!いや本当に南の島なんだねぇ。
空港で既に面食らった我々ですが、ボヤボヤしてはいられません。
まずは予約しておいたレンタカーを借りる為に市街地へ向かいます。
到着便の時刻に合わせて、レンタカー会社から空港へ送迎バスが来ているので
それに乗車すること10分ほど。営業所へ送ってもらい、そこで手続きをして
沖縄県内を回る足を確保しました。さ、これに乗っていざ出発!
とりあえず、ちょうどお昼時だったんで那覇市内をうろつきながら
何か沖縄らしい料理でも…と思ったんですが、慣れない土地だけあって
あまり良いお店が見つからない(困)
本土でもあるようなファミレス・ファストフード店だったり
良さそうなお店があっても、駐車スペースがなかったり。
結局、1時間以上探し回った挙句に市内を離れたところで沖縄料理の店を発見。
なんだかチェーン店らしい?感じで沖縄らしい風情はあまりありませんでしたが
それでもメニューは沖縄料理のオンパレードで、嫌が応にも気分は盛り上がります。
お手軽に沖縄そばを注文しましたが、出てきたものは本格的♪
ちょっとラーメンにも似た、でもうどんにも思える不思議な麺を楽しみました。

瀬長島にて
瀬長島にて

沖縄の青い海と空に感激!
上空を2機のF-4ファントムU戦闘機が横切ります。
写真左端に2つの機影が映ってるんですが…
わかるかな? (^ ^;
旅客機だけでなく自衛隊機も上空を掠める瀬長島周辺をドライブしつつ
午後は那覇から南へ進みます。国道331号線を走り、
沖縄の地元FMラジオの内容(良い意味で少し田舎っぽいのねw)に笑いながら
糸満市に入った所で西へ曲がり、到着したのは琉球の館という観光会館。
まずは嫁さんのリクエストに応えて、琉球特産の染物
紅型(びんがた)の体験をやってみる事にしたわけです。
ここは観光客に紅型の染付け実践をさせてくれる所なんですな。
絵の具で絵を描くように、嫁さんが筆を使って
染付けをしている様を眺めていたんですが、こうして見てみると
ほぉー、紅型って綺麗だし面白いねぇ。
もちろん、本職の方がやるのはもっと大きくて細かいデザインのものだけど
初心者にもそれなりに楽しめるものですし、何よりも如何にも沖縄らしい
鮮やかな染物はこういう体験学習としてうってつけだと思いましたよ (^_^)
紅型染付け
紅型染付け

絵の具で絵を描くような感覚で
染付けしていきます。簡単です♪

再び331号線を南下していくと、沖縄本島の最南端はもうすぐ。
その手前にあるのは、沖縄戦で犠牲になった看護女学生を追悼する
ひめゆりの塔です。まぁ、沖縄戦の犠牲者はひめゆり部隊だけじゃないって
批判する人もいるけれど、それはそれとして、ひめゆり部隊だって
従軍して散っていった事に変わりはないのですから、
慰霊碑に弔意を示すため、立ち寄る事に。献花台の上には
こぼれ落ちそうなほどの花が手向けてありました。
今、観光で訪れた沖縄を見る限り平和で美しい風景が広がっていますが
先の大戦ではここが焦土になってしまったわけですからね。
昨今は国際貢献の名の下に、どうも箍が緩んできている気がする日本の国。
ここに献花された花の意味だけは、忘れてはならないと思う次第です。
ひめゆりの塔
ひめゆりの塔

静かに、ただ安らかに…。
さて普通の観光客ならば、ひめゆりの塔まで来たら北へ引き返すんでしょうが
そこは城攻め忍者のかすこば、城目当てにまだ南へ進みます(笑)
国道から離れて喜屋武(きゃん)集落の細い道を走り
たどり着いたのは沖縄本島最南端の城、具志川城
国指定史跡の城なんですが、場所が悪い?上、世界遺産登録にも漏れているためか
全っっっ然人が居ません(笑)われわれ夫婦の貸切状態!
とは言え、腐っても国史跡(←何だそりゃ)遺構は素晴らしいもの♪
ごつごつした石灰岩の石垣は、これでよく崩れないなぁと思わせるような
加工しない自然の原石をそのまま組み上げていながら、
きちんと見れば石の形に合わせて隙間なく埋め込んでいる精緻な出来映え。
これでしっかりと曲輪を仕切っています。その先、曲輪の奥に広がるのは
一面の展望が拓けた太平洋!そう、ここは海に面した崖っぷちに作られた城なんです。
しかも曲輪の真ん中にはその海へと繋がる抜穴がぽっかりと口を開いています。
うわー、こりゃ凄ぇや!本土の城とは全然つくりが違う。
琉球の城、一発目からいきなりヤラれました(笑)
ここはねぇ、交通の便が悪い所ですけど行っておく価値アリですよ!
国史跡 具志川城
国史跡 具志川城

見て下さい、本当に海の
ギリギリ手前にある城なんです!
この下、20mくらいある崖ですから。

荒々しい石垣と涼しげに広がる太平洋のコントラストを堪能した後は、
そのまま少し車を転がして、沖縄本島最南端の喜屋武岬(荒崎)へ。
多分それなりに観光地なんでしょうが、ゴールデンウィーク明けの平日じゃ
全然人ッ気なし(爆)まー、当然やな (^^;
記念写真を撮って、ここからは北上(当たり前だ)
那覇へ戻る道すがら、琉球南山地域の他の城を攻略しようと思っていたんですが
どうにも場所がわからず、道に迷いつつ粘ったんだけどとうとう断念。
日が暮れかけてきたので、素直に宿へ向かう事にしました。
(後日再確認したら、やっぱり目の前まで到達していたようです)
この旅行中、定宿にしたのが恩納村にあるかりゆしビーチリゾートホテル。
那覇からかなり北に位置する所にあるので、沖縄自動車道をかっ飛ばして急行。
夕食を摂るのに丁度良い時刻に到着する事ができました。
さて、明日はいよいよ那覇市内の観光名所を渡り歩きます!




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