加賀国 津幡城

津幡城跡石碑

所在地:石川県河北郡津幡町字清水

■■駐車場:  なし■■
■■御手洗:  なし■■

遺構保存度:☆■■■■
公園整備度:☆■■■■



津幡は源平合戦で有名な倶梨伽羅(くりから)峠の麓にある町で、
古来から加賀国・能登国・越中国を分ける交通の要所であった。
江戸後期以来継続して北半分が干拓された河北潟と
倶梨伽羅峠のある宝達丘陵に挟まれた場所であり、
この3国を往来するには必ず通らねばならない町だったのでござる。
現在もJR北陸本線・七尾線、国道8号線・159号線といった
主要幹線が津幡町内を横切っている。
当然、戦国時代にも3国をめぐる攻防戦の舞台となり、
津幡城もこの渦中で築かれたもの。
越中の佐々成政と交戦するために加賀の前田利家が
この城で軍議を開いたという記録が残っている。
現在城址は津幡小学校の敷地となっており、
写真にある石碑のみが城跡であることを示している。




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