加賀国 小松城

所在地:石川県小松市丸の内町 ほか
■■駐車場: あり■■
■■御手洗: あり■■
遺構保存度:★☆■■■
公園整備度:★★★■■
加賀藩3代藩主、前田利常が整備拡張した城でござる。
利常は利家の4男で、兄利長の死後藩主となったが
1639年(寛永16年)に48歳で隠居、自らの隠居所を小松城とした。
城はこの時に拡張・増築されたものであり、現在も本丸櫓台や
三ノ丸跡である芦城公園にその遺構を見ることができる。
芦城公園は桜の名所であり、市民の憩いの場となっている。
また、本丸櫓台周辺は現在小松高校のグラウンドである。
利常は小松城の他にも小松の文化・産業の発展に貢献し、
戦国時代に荒廃した那谷寺(なたでら)を復興したり、
小松天満宮や葭島(よしじま)神社を建立したりしている。
小松絹織物の育成や九谷焼などの奨励も利常の指示によるもので
その政治的影響力は多大なものであったようである。
現存する遺構
石垣・郭群
城域内は市指定史跡
移築された遺構として
来生寺長屋門(旧二ノ丸鰻橋門)
七尾城・小丸山城
大聖寺城