2014年8月 総火演2014!

旅行期間:2014年8月24日(日)

主な滞在地
8月24日(日):陸上自衛隊東富士演習場畑岡地区


ひと昔前だと、自衛隊と言ったらやれ「軍隊だ!」とか後ろ指刺され
戦争アレルギー盛んな方々から目の敵にされてましたが
(もちろん、日本は非戦の国を謳うのですからそういう歯止めも必要でしょうが)
近年、特に東日本大震災の災害救助に大活躍してからはそういう風潮がガラっと変わり
自衛隊と言ったら「国民を守るヒーロー」という存在になりました。
TV番組なんかでも自衛隊を積極的に、しかも肯定的に採り上げる題材にし
(今まではタブー視されていたのが、堰を切ったように面白ネタ解禁と言った感じに)
各地で行われていた基地祭や駐屯地開放イベントなんかも、それまでの「マニア専用」だった世界が
まるでアイドルのファンミーティングかのような大盛況になっていき…そして
抽選で観覧できる「総火演(そうかえん)」の入場券は、競争率がガンと跳ね上がったwww


※総火演
陸上自衛隊が年に一回、一般公開で行う実弾火力演習
「富士総合火力演習」を略して「総火演」と言います。富士山の麓、東富士演習場で行われ
一般公開は1日だけ(しかも午前中だけ)なんですが、実際には1ヶ月ほど続き、昼夜を問わず
射撃訓練を執り行います。演習規模は日本最大と言われ、実弾が連日消費されるので
“日本一高額の花火大会”なんて揶揄される事も。8月の真夏に行われていたのが通例ですけど
2020年には新型コロナウィルス感染症対応で5月に変更され、しかも無観客に。
インターネットでのライブ配信のみ行うようになり(その分、誰でも見られるようになりましたが)
以来、それが定着していきました。更には2024年からライブ配信も削減され、ダイジェスト動画が
防衛省のHPに上げられるのみに…となると、有観客で行われるのはもう無くなるのか?



そんな“超プラチナチケット”を、拙者の城友の某氏「の奥様」が2014年に見事ゲット!!!
しかも招待人数に余裕があるから「かすこばさん一緒に行かない?」とお誘い下さった!!!!!
えぇえぇえぇ〜っ!私なんかがお供して宜しいのでしょうか? (><)
でもこんなチャンス、二度と無い!!!これは乗らないと絶対後悔するヤツだ!
と言う訳で、大感謝大感激しつつ御相伴に与りました。
奥様ありがとう〜!!! m(_ _)m

↓これがそのウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングな当選券w
ウルトラスーパービッグマキシムグレートストロングな当選券

御殿場駅からシャトルバスが運行されていて、現地へ乗って行きましたが
やっぱり朝から大混雑、順番待ちで時間がかかり
雲間に隠れた富士山
現地に着いたら着いたでやっぱり大混雑(苦笑)
航空祭の時もそうだけど、見やすい場所を取るには朝一…いや、前日から張り込んでないとダメなのかもね。
富士山は雲間にちょっと見え隠れする程度のお天気。まぁ、8月に快晴だったら
熱中症ですぐにぶっ倒れそうだから、これくらいの方が良いのか?
雨が降らないのならば良しとしませう。

で、会場の中へ入ってみると
タマのマト やっぱり濃霧
草原の中に看板のような板や色とりどりの風船が置かれています。
これが射撃の“的”になる訳ですが…やっぱり雲が垂れ込めているせいで、ちょっと遠い所は霧に隠れています。
何せここは富士山の目の前、標高700m以上ですから下手な山より高い場所。
千葉県や沖縄県は、最高峰ですらここより低い。そりゃ、雲も地表スレスレに湧き立ちますって (^ ^;

オーロラビジョン
オーロラビジョン

会場内にはオーロラビジョン。大画面で解説が表示されます。
が、何せ会場はとんでもなく広いので、この大画面でさえ
観客席から眺めると、デジカメのモニタと大差ない感覚。
人垣越しに撮影したので(そうでないと撮れない)
“この程度”にしか見えない状況を御理解下さい。
以下、殆んどの写真は観客席から「前列の人垣越しに」撮ったものばかりなので
多少の見難さは御容赦下さいませ m(_ _)m

ではここで、当日のスケジュールを簡単にご紹介。
概ね2〜3時間行われる総火演一般公開の時間内、前半の1時間ほどが「前段演習」
陸自が保有する装備品(戦車とか装甲車とか大口径砲とかね)を一つ一つ採り上げ
どのようなものなのか、どのように使うのかというのを紹介する“デモンストレーション”的な演習です。
その後、休憩を挟んで残りの時間に行われるのが「後段演習」
実際に日本が紛争の危機に瀕したとして、どのようにこれらの装備品や人員が
運用されるのかをストーリー仕立てで見せていく“実践編”と言った展覧をしてくれます。

そんな訳でまずは「前段演習」の始まり始まり〜♪

普通科隊員の機動展開
まず初めに普通科の隊員さんが会場へ登場。
普通科と言うのは、まぁ乱暴な言い方をすると「一兵卒の兵隊さん」
(「兵隊って言うな!」と言われそうだけど、だから超絶省略した説明なんでw)
各隊員さんが持っている小銃や火器の紹介から始まります。
オイラは小火器にゃ全然興味ないんで、あまり詳しくありません(汗)
続いて入って来たのはいわゆる「大砲」の類。
99式155mm自走榴弾砲
99式155mm自走榴弾砲

榴弾砲(りゅうだんほう)というのは、砲弾を高く打ち上げて
目標の上空で爆発させ、爆風や弾丸の破片を飛散させる事で敵を倒す大砲の事。
直径155mmもの巨大な砲弾を撃つので「155mm砲」な訳ですが、こんな大きな弾を
発射する砲は人力で移動させるのは無理なので、何かしら別の車両に引っ張ってもらうか
その砲を搭載した車両で一体化させる必要があります。
で、自分で走る車両化されているのが「自走砲」。
自衛隊の装備品(特に陸自の車両や火器)は、制式採用された西暦年の下2ケタを採って「●●式」とするので
「99式」と言うのは1999年に制式化された車両、という意味ですね。

余談ですが旧軍でも同様な命名基準があって、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)なんかが有名ですけど
その当時は西暦年じゃなくて日本独自の年号「皇紀(こうき)」が基準。
初代天皇とされる神武天皇の即位から何年、という年数で…1940年(昭和15年)が皇紀2600年だそうで
「零式」と言うのは「00年式」なんだから。だけどさぁ、それってほぼ根拠ナシのデタラメな年数だよねw
“示威的な日本固有の年式”を止めて世界共通の西暦にしたのが、平和憲法下の自衛隊ならではと言う事で。

M110A2 203mm自走榴弾砲
M110A2 203mm自走榴弾砲

こちらは米国製のM110A2 203mm自走榴弾砲。
203mm砲って、もはや自走砲としては実用限界の巨大さでしょ?
(ロシアなんかにゃもっと馬鹿デカい物もありますが…ホントに馬鹿w)
とんでもない飛距離と破壊力を持っているので、日本国内で実弾射撃できるのは
北海道内の演習場だけだったような。ですから、今回の総火演では姿を見せるだけで
弾は全く撃ちませんでした。でもまぁ、こういう装備品もあるよって事でw
そんな大砲が弾を撃ってみると―――
99式の射撃 着弾!
ドッカーン!まるで山が噴火したみたい。

FH70 155mm榴弾砲
FH70 155mm榴弾砲

榴弾砲のスタンダード、FH70。こちらは西ドイツ(当時のね)・イギリス・イタリアの共同開発品。
基本的には他の車両に引っ張ってもらう牽引砲なんだけど、ある程度は自力でも動かせる
“使い勝手の良い”そして“コンパクトな”榴弾砲。小型だからヘリコプターでの空輸も可能。
(まぁ、実際には殆んど空輸する事は無いようですが)
日本の国土に合っているのか、開発国(独英伊)より日本の方が保有数多し(笑)
96式装輪装甲車
96式装輪装甲車

お次は96式装輪装甲車が登場。キャタピラではなく装輪式の兵員輸送車で
タイヤで走るので、一般公道もスイスイ(笑)最近、陸自の車両…と言うか
世界の軍用車両の潮流として、キャタピラよりタイヤが選ばれる傾向がありますな。
と言っても「96式」1996年の車両ですから、そういう系列の中ではかなり初期のもの。
これに普通科隊員さんを乗せて、どこへでも走って行きます!
1/2tトラック 81mm迫撃砲
81mm迫撃砲の射撃

泥にタイヤが埋まりながらも平然と走る車両。さすがだ。
そして演習場に展開した隊員がキビキビと迫撃砲を準備。
迫撃砲は小型の火砲で、高射角で砲弾を打ち上げるので
水平方向からの射撃ではなく、敵の頭上から弾を落とします。
砲弾は人が手で籠めるのですが、その瞬間の写真がこれ →
81mm迫撃砲の射撃

中距離多目的誘導弾 中多の射撃
ミサイル命中!
中距離多目的誘導弾

その次は中多(ちゅうた)こと中距離多目的誘導弾のデモンストレーション。
高機動車の荷台に搭載されたキャニスターがせり上がり、そこからミサイルが飛び出します。
「シューッ!」と言う、如何にもミサイルらしい音を響かせて空を飛び
遥か彼方のマト(である板)に見事命中!
基本的には敵の戦車(車両)目掛けて撃つ誘導弾(ミサイル)ですが
ある程度のサイズの船(艦艇サイズは無理なので、舟艇サイズ)も狙える万能ユニットです。
01式軽対戦車誘導弾

更には軽MAT(けいマット)と略される01式軽対戦車誘導弾。2001年
制式採用、と言う事はこれまでの説明でお分かり頂けると思いますが
自衛隊では「0」を「マル」、「1」を「ヒト」と読むので(一つ、という事ね)
「マルヒト式」と読みます。小型で携帯可能な対戦車ミサイルなので
このように、射手が車から身を乗り出して発射しそのまま離脱できます。
01式軽対戦車誘導弾

96式装輪装甲車の射撃
96式装輪装甲車の射撃

96式に装備されている40mm擲弾(てきだん)の射撃。
人が投げる小型爆弾(ザックリとした説明ですけど)を手榴弾と言いますが、
それを砲として発射するのが擲弾。で、遠方の敵の前で破裂すると
下の写真のように、風船を破裂させる(=敵をなぎ倒す)事になります。
敵を無力化させたら、隊員が降車して突撃開始〜!!!
96式装輪装甲車の射撃 突撃!

さて、ここからはだんだんと“主役級”の装備品が出てきます。
89式装甲戦闘車
89式装甲戦闘車

観客席の目の前に飛び出して来たのは89式装甲戦闘車。
隊員を前線まで乗せていく、と言うだけでなく乗車戦闘まで想定した
“歩兵戦闘車”のカテゴリに入る重装甲・重武装の兵員輸送車です。
開発当時の世界水準に合わせ、35mm機関砲と2基の対戦車ミサイルを装備。
何と言うか「日本的工芸意識」も見受けられるデザインで“萌え〜!”ですw
87式自走高射機関砲
87式自走高射機関砲

方や、山の稜線上に居るのは87式自走高射機関砲。
対空戦闘用の35mm機関砲2門を装備する車両で
対空レーダーやカメラ類も載せており、1台で完結するシステム。
これも“萌え〜!”なデザインですが、21世紀になって対空機関砲は
有用性が薄れたなんて評価もされるようになった一方、最近の欧州における
“ドローン攻撃”の隆盛に対して、むしろ対空機関砲の方が効率的なんて
再評価を受けたりして…これからどうなるのでせう?
OH-1 観測ヘリコプター
OH-1 観測ヘリコプター

そのまた向こうから飛び立ったのがOH-1 観測ヘリコプター。
敵がどこに居るか、そこに向けての攻撃が成功したか、
再攻撃や修正が必要か、などを上空から監視するのが観測ヘリ。
OH-1は純国産のヘリコプター。本当は観測型だけでなく
他の用途も想定されていた万能機になる筈だったんですが…。
経緯は兎も角、とてもスマートで恰好良い機体。個人的には
もっと活躍できる良いヘリだと思うんですがねー。

AH-1S 攻撃ヘリコプター

AH-1S 攻撃ヘリコプター AH-1S 攻撃ヘリコプター
対戦車ヘリコプターのベストセラー、AH-1。通称「コブラ」。
陸上兵器の王者と言える戦車ですが、その天敵となるのが攻撃ヘリ。
空から(しかもヘリのような見つかりにくい低高度から)戦車に向けてミサイルを撃ち込むと
比較的容易に撃破できるという事がベトナム戦争の戦訓で実証され、それ以来
世界各国で“戦車キラー”としてヘリコプターが活用されるようになりました。
AH-1は、まさしくベトナム戦争時に米国で開発されその同盟国でも採用されるようになった定番機。
敵に見つからないよう、ジャングルをかき分けて低空飛行するヘリなので
できるだけ細身の機体にしたそうで、胴体の横幅は97cm!
操縦手と砲撃手の2人乗りなんだけど、前後に並んで座り…窮屈そうだ(苦笑)

いやーでも個人的にはスタイリッシュな(?)OH-1がやっぱ好き♪ OH-1 観測ヘリコプター
AH-64D 戦闘ヘリコプター

AH-64、通称「アパッチ」。AH-1シリーズの後継機として
米国が開発した戦闘ヘリ。コブラを更に重武装・重防備にし
頑強な機体に仕上げたもの。コブラが“戦車キラー”だとすれば
アパッチはもはや“空飛ぶ戦車”そのもの。特にD型は
「アパッチ・ロングボウ」と呼ばれ、秘匿性を上げるため
索敵レーダー類をローターマストの頂部に装備し
(プロペラの上に付いている黒いボールみたいなヤツ)
機体そのものは遮蔽物の陰に落としこむ運用が可能。
AH-64D 戦闘ヘリコプター
AH-64D 戦闘ヘリコプター
アパッチによる30mm機関砲の射撃シーン。空になった薬莢が砲身から降り注ぎます。
ちょうどエンジン側面の航空灯が赤く光った瞬間を撮影!
それにしてもゴツい機体だわ〜!(褒め言葉)
87式の傍にOH-1が寄り添うようにホバリング。
いい組み合わせだ〜!
87式 × OH-1

74式戦車の登場!
74式戦車の登場!

そしてお待ちかね、戦車の入場です!
まず初めにやってきたのは74式戦車。その名の通り
1974年に制式採用の戦車で、この時(2014年)では既に“古参”の戦車。
戦後第2世代(2.5世代)の戦車で、105mm砲を装備しているものですが
この時点で第3.5世代戦車まで登場していたので、如何にも老兵の風格。
第2世代戦車の特徴として、まだ特殊合金といった複合装甲板が実用化されていない時代なので
敵の弾が当たっても“逸れる”ような丸っこい、滑らかな外見をしています。こうした“躱す”防御が世界的な潮流で
74式はそうした中でも最後発(だから2.5世代)なもので、特に形状にこだわった流麗なシルエット。
ちょっと女性的な艶やかさも感じられるスタイルなので、根強いファンが多い車両でもあります。
“古参”“老兵”と言うより“往年の大女優”と言うべきでしょうか…。
90式戦車の登場!!
90式戦車の登場!!

90式戦車もやって来ました。日本が科学技術開発で世界のトップクラスに躍り出た
1980年代に開発してきた戦車で、世界水準を凌駕する(と考えられた)複合装甲を身に纏い
敵の弾が当たっても“耐える”角ばったデザインになりました。重量感、迫力に溢れ
まるで「陸上戦艦」とでも言うような存在感に圧倒される外見です。
外見だけでなく性能もピカイチで、120mm砲を装備して破壊力は西側(当時の表現ね)の世界標準に合致。
(砲弾の互換性が維持されるワケです) もちろん、命中率も高くて米軍関係者が驚いたとか。
50tもある巨体なのに時速70kmは出せる上、加速性能や制動性能も強力で…身を乗り出して乗車する車長が
あまりの急ブレーキに身体を打ち付け怪我をしたと言う逸話から「殺人ブレーキ」とまで言われたくらい。
兎にも角にも、日本の戦車(=技術力)の「完成形」と言える車両です。
主役の戦車が次々と登場して来る中、
いつの間にか87式対空自走砲は山の向こうへ撤収w
後ろ姿に、哀愁を感じます(笑)
87式は退場w
10式戦車の砲撃!!!
10式戦車の砲撃!!!

真打登場、10式戦車の射撃シーン!
「ヒトマル式」つまり2010年に採用されたばかりの(当時)最新鋭車両。
配備からまだ3年ほどしか経っていないので、数輛しかない車両が総火演に登場しました。
戦後第3.5世代の戦車で、90式と同じく120mm砲を装備したものの、純国産である上
コンピューター制御と精緻な車体コントロールを兼ね備え、走行間射撃も抜群の性能を有し
“スラローム射撃”を可能にした優れもの。右へ左へ蛇行しながら(つまり敵から狙わせない)
こっちの射撃は確実に当てるという“曲芸”を披露しました。
まぁ実際に“スラローム射撃”をする場面がどれほどあるのか?とも思うのですが
それくらいの事が出来れば「見敵必殺」「一撃必中」なんて言う御題目も、無理ではなくなるのかな?
古い言葉で「一騎当千(1人で1000人に匹敵する働きをする)」と言うのが、現実のものに…とか言うと
ちょっと言い過ぎなような。と言うか、そうやって過剰な能力を期待するのは軍事力としては危険な考えですけど。
それはさて置き、10式登場の一番大きな理由が「情報共有システム」
1台の戦車が確認した敵の位置を(戦車じゃなくとも、偵察部隊からの情報でも)瞬時に他の車両と共有し
どの車両がどの敵を攻撃するか、上手く統制する事が可能になったという事です。
それまでは部隊長などの人間が考え、無線で指示していた事が
コンピューターのモニター上で全て簡単に確実に手配できるようになったので
例えば「間違えて1つの敵に重複して攻撃してしまった(オーバーキル)」とか
「狙いから漏らしてしまった敵がいた」なんて事が防げるようになりました。
90式ではそれを搭載する車内の余裕が無かったそうで。

ちなみに、陸自の演習では発砲時の目印として赤い旗をその瞬間に掲げます。
緑の旗はまだ発砲しない段階。今までの写真をご覧頂くと、殆んどが緑の旗を掲げていますけど
81mm迫撃砲と01式軽MAT、それとこの10式の写真だけ赤旗を出しています。
これが「撃つ瞬間」の写真です(まぁ、本当にその発射の瞬間は上手く捉えられませんでしたがw)

榴弾砲の発射は「ダーン!」と言った音が鳴り響くんですが
戦車砲の発射はもっと高くて乾いた感じの「パーン!」と言った感じ。
大砲と言うと「ドーン!」「ボーン!」と言うような重低音をイメージしますけど
それは着弾する時の爆発音であって、発射する時はもっと軽い雰囲気(でも大音響ですけど)w


“陸の王様”戦車のデモンストレーションが終了した所で「前段演習」は終了。
この後、30分ほどの休憩を挟んで後段演習が始まります。この間に観客がトイレに行ったり、買い出しに行ったりします。
ところで、戦車の登場(一番の見せ場が始まるあたり)から、観客席を抜け出して行く人がチラホラ…いや、かなりの数。
後ろで見ている観客(我々の事ね)の前を横切って、客席を出ていくんです。ハッキリ言って邪魔なんですが、
どうやらトイレや売店が混むのを見越して、戦車が出て来る頃(=前段演習の終盤)に早々と移動し始める輩らしい。
あのさぁ、それってどうなの? (▼▼メ
映画館やライブ会場で、そんな抜け出し方する奴いるか?
後ろに並んでいる客の前を邪魔するなら、前に座るなよ!と言いたい。
あと数分、前段演習がきちんと終わるまで待てないかねぇ?まったく…。



さて、休憩時間内に会場へ入ってきた車両が。
88式地対艦誘導弾
88式地対艦誘導弾

トラックの背中に6本の筒。この筒の中に対艦ミサイル、つまり艦船を撃沈する為の
誘導弾が入っています。これも日本の技術力を活用した純国産ミサイル。
日本は島国なので、敵が迫るならば必ず船を使ってくる筈。それを撃退するのがコレ。
普通、ミサイルは敵に向かって一直線に飛ぶものなんですが、このミサイルは
発射位置を気取られないよう、山を迂回して飛ぶように計算されている優れもの。
日本の技術の粋、言ってみれば最高軍事機密のカタマリであります。
96式多目的誘導弾
96式多目的誘導弾

中距離多目的誘導弾に似てますが、もう少し大きな弾体が飛び出します。
対戦車ミサイルとして用いられますが、対舟艇ミサイルとしても使用可能。
しかも射手から見えない遠距離に向かって発射でき、リアルタイムで弾頭からのデータが
発射システムに送受信され、それを元に誘導されるという超絶精密品。
そこまでの技術ってどんだけ?と、もはや呆れてしまうレベルです(笑)



そして後段演習が始まります。
後段演習解説

後段演習はストーリー仕立てで部隊を動かし
実際に日本を守る事態が起きたらこうなる、との
シチュエーションで展示演習を行います。
んで、オーロラビジョンにはその状況を表示。
後段演習解説
昨今は“周辺事態”とやらが想定され、東西冷戦の頃のように北海道が某国に侵略される…という感じではなく
日本の南西にある島が奪われ海洋権益が脅かされる、なんて危機が考えられるように。2014年あたりから
そのようなシチュエーションが現実的な話になってきた頃で、後段演習はそんなシナリオになってました。
敵の船団が島を奪い占領されてしまった状況を、陸自が偵察部隊〜先遣隊〜主力部隊を逐次投入し奪還する、てな感じです。

ですから、まずは敵の艦船を撃退してそれ以上敵軍が寄って来ない環境を作るところから。となると
88式地対艦誘導弾 88式地対艦誘導弾
88式がミサイルを発射し、そそくさと撤収…となります。
まぁ実際に発射はしませんが。ターゲットになるフネはいませんし、
何せ最高軍事機密ですから本当に撃っている所はお見せできませんw
支援攻撃(爆撃)

さらに、奪還部隊が逆上陸しやすいように
航空自衛隊が島を占領した敵に対して
支援攻撃を行い、抵抗を減じる…との筋書き。
空爆で巨大な火の玉がドーン!(と言う1枚)
支援攻撃(爆撃)
まぁホンマに空自が爆撃しに来た訳じゃ無いけどねー (^ ^;
いくら曇っているとは言え、航空機が飛来した様子は全然無かったし。
仕掛けておいた爆薬をそれっぽく発破しただけでしょう。
万が一にも、狙いを外して誤爆なんかしたら観客に大被害が出ますしね。
っつーか、少しずつ雲が晴れてきたかな?

筋書きでは、これに加えて海上自衛隊も航空機を使った警戒や
護衛艦からの艦砲射撃で敵勢を海岸線から退かせるなんていう段取りも。

OH-1発進
陸自の逆上陸に目途が立つ段階になり、まずは偵察部隊の進発へ。
と言う事でOH-1が発進します!アパッチ・ロングボウ程ではないものの
操縦席の頭上にセンサー類が装備され、敵の監視に適した設計になっているのが
横からの姿で分かりますね。偵察任務は敵の勢力下に単身乗り込むので
OH-1は自衛のための対空ミサイルも装備できる有用機。
だからさ、本当はもっと多目的活用できる筈なんだってば…。
それに並行して、上陸偵察部隊もやって来ました。
UH-1J 汎用ヘリコプター
UH-1J 汎用ヘリコプター

軍用ヘリとしての傑作機、UH-1の陸自仕様。攻撃、偵察それに輸送と
何にでも使える多用途機です。このヘリに乗って、偵察部隊が登場。
敵陣の中を引っ掻き回すので、機動性の高いバイク隊員なんですが
バイクごとヘリに乗り、降り立ちます。バイク隊員は手放し運転は勿論
そのまま機関銃を撃ちまくるなど、神出鬼没の働き。
UH-1J 汎用ヘリコプター バイク偵察部隊
それにしても、敵の占領下にある場所へ装甲車もなく剥き身のまま“置き去りにされる”んだから
バイク隊員って、戦死前提のような気がするんだけど…どうなんだろう? (ー゙ー;

偵察部隊からの情報を元に、先遣隊が入ってくる段へと進みます。
攻撃ヘリの支援を受けながら、更なる降下部隊がやって来ます。
OH-1 × AH-64D AH-64Dの射撃
OH-1とアパッチの並走。恰好えぇ〜!
そしてアパッチが30mm機関砲を射撃準備…機首を上げているのに砲は見下だすように地表を狙っていて
まるでギャング映画で上から目線に銃を構える大ボスみたい。怖ぇ〜! (^ ^;
OH-1は宙返りのような飛行。
この機体、飛行性能が高くて
ヘリだけど本当に宙返りも可能。
そして富士山が少〜しばかり
見えるようになってきました。
OH-1の機動
UH-60JA 汎用ヘリコプター
UH-60JA 多用途ヘリコプター

UH-1の後継機、UH-60「ブラックホーク」。
輸送・連絡・観測など色々と使えるヘリです。
そんなブラックホークに乗って、
陸自隊員が一気に降下してきます。
CH-47J 大型輸送ヘリコプター
CH-47J 大型輸送ヘリコプター

それと一緒にCH-47「チヌーク」も登場。
車両も運べる大型輸送ヘリです。
東日本大震災では支援物資の輸送や福島原発の冷却水投下、
近年の山火事被害でも消火水の空中散布などに活躍し
一番「テレビに出て来る陸自ヘリ」なので皆さん見た事あるかも。
車両がまるまる入るくらいの機体なので、とにかくデカい!
チヌークはまだ着陸していないのに既に荷室扉を開いてます。
チヌークの向こうにアパッチ。大迫力の取り合わせ! CH-47J × AH-64D
CH-47J 着陸するや否や、隊員を乗せたままの高機動車を搬出。1分1秒を争う緊迫感。
上空警戒するアパッチ。まさに空飛ぶ戦車! AH-64D
87式偵察警戒車
87式偵察警戒車

偵察を主任務とする87式偵察警戒車も参戦。
このように、少しずつ“島嶼奪還”に向けた部隊が増援されてきます。
バイク隊員が潜入し、装甲戦闘車である87式がそれに続き
更に増援される筈の主力部隊へ情報伝達していく段取りです。
爆発!!! Σ( ̄□ ̄; 爆発!
74式の射撃! 74式、撃ちます!

戦車も順次投入され、敵の前進を食い止めたところで
今度はこちらから突撃するフェーズに移っていくのですが、敵は恐らく自衛隊の前進を阻止すべく
手前の平原に多数の地雷を埋め込んでいる筈。地雷と言うのは、近づいたり踏んだりすると起爆する爆弾の事。
どこに地雷が敷設されているのか分からない平原(これを地雷原と言います)へ、闇雲に突っ込んで行く訳にはいかず
かと言って地雷を1個1個探して除去するなんていうのも、戦闘中では無理な話。そこで登場するのが
92式地雷原処理車
92式地雷原処理車

地雷原にこちらから爆薬を投げ込んで、全部爆破してしまえば良い訳です。
処理車の背中に積まれたキャニスターから、爆薬を一列になるよう投射し
地雷を全て誘爆させて、地雷原の中に突破口を開きます。この爆薬の発射が
ミサイルを撃つ以上にド派手で、なかなかに勇壮 (^-^)
ちょうどこのタイミングで、だんだんと富士山が姿を現し始めました。
雲が晴れてきたところで、主力部隊の全力突撃が始まります!
雲間に富士山
10式の射撃! 89式の突撃!
89式の砲塔旋回
89式が砲塔を旋回させながら進撃!
ヘリボーン 89式の射撃!
10式が更に突っ込みます 戦車展開
地獄の黙示録…
脳内BGMはワーグナー「ワルキューレの騎行」?!
10式の砲塔旋回 ヘリ部隊が頭上に!
スモーク弾の発破!
状況終了!
状況終了!

全部隊が揃い、総攻撃をかけるところで敵に姿を晒さないため煙幕を炊きます。
本来なら(演習の筋書き上なら)ここから全車両が敵に向かって前進する…という所で
一般公開用の演習は終了します。最後の演出なので、スモークがド派手www
富士山と観客との間に、煙の壁が出現しました。
ヘリ部隊が飛び去って行きます “戦のあと”と言った感じ
かなり青空が覗くようになった中を、ヘリ部隊が飛び去って行きます。
煙にかすむ74式
煙にかすむ74式、何だかもう美術品(骨董品じゃないよw)のよう…。


と、ここまでやって後段演習が終了。総火演の一般公開演習が終わり、会場には
「公開演習は以上で終了です。みなさま順番に退出しお気をつけてお帰り下さい」と言うようなアナウンスが流れるんですが
前段演習と同じように、後段演習でも戦車部隊の展開(クライマックスのシーン)になると席を立って帰りだす輩が居る!
今度は「帰りのバス待ちが大混雑するから」と言う事らしいけど、他人の迷惑はお構いなしに上演中抜け出すの?
そんなに早く帰りたいなら、最初っから出口の隣に座ってろよ! (▼▼メ
早く帰る前提のくせに、堂々と人垣の前に陣取るなんてワガママでしかない話じゃねぇか。
だいたい、猛暑の中で演習に勤しんでいる隊員の方々に背を向けて帰るなんて失礼じゃねぇか。
こんなヤツらにチケット当選させる必要無いと思うんだが…(見に来るな!)



さて、これで本当に公開演習はお開き。みなさま三々五々に席を発ち始めます。
煙が少しずつ晴れてきます 87式 × 90式
立ち去る方もいるし、残る方も… まだ演習車両は動きません
演習が終わっても、しばらく車両は動かずにいたのですが…
静かに佇む10式 撤収し始めた車両
観客の大部分が引き上げると、少しずつ車両も撤収していきます。
でも全車両がいなくなる訳ではなく、数台が残ったまま。そして観客が居なくなったので
自由に前列まで出て、そうした車両を撮れるチャンスがやってきました。
90式戦車
やっぱりオイラは90式が一番好き。この「堅苦しさ(良い意味で)」が戦車としての正しい姿ですよw
87式高射機関砲 横を向いた74式
そういう意味では、87式の角ばったフォルムもシビれる。でも74式のしなやかなラインも芸術的…。
74式戦車のスペシャルマーキング
今回、この頁を編集するにあたって写真を良く見直してみたら、74式の砲身(煙抜きの所)に何やら模様が。
74式が制式採用された1974年から数えて、この年(2014年)は40周年!
それを記念したスペシャルマーキングでした。しかも、図らずもその絵柄と同じアングルでの撮影(笑)
90式の間違い探し?w 操縦手さん頭ぶつけないのかなぁ?
あら?90式の砲身が上がった?
それにしても戦車の操縦席は本当に出入りし難そう…大変だなぁ。


74式戦車の“お辞儀”

74式戦車の“お辞儀”

74式戦車は油圧サスペンションを調整して、前後左右に車体を傾ける事ができます。
起伏のある地面を利用して身を隠しつつ、敵に対する射撃を行い易くするための機能で
90式は前後のみ、10式は74式と同じように前後左右のコントロールが可能。
そんな性能を利用して、撤収前に観客へ“お辞儀”をして下さいました(笑)

余談ですが、上の写真の74式は戦車砲の脇に巨大な投光器を装備しています。
最近の“超現代戦”では、自ら光を発したりするのは敵に身を晒す事になるので殆んどやりませんが、
74式の開発当時はこの投光器で敵を照らして攻撃するとか、赤外線照射(も可能)で周囲を探すとか、
そういう使い方を想定しました。幸いにして日本は戦争をしない国なので、これが実戦で用いられる事は
無かったのですが、1991年に雲仙普賢岳が噴火した災害時、火砕流の発生を監視するため
74式が夜通し山を照らす事で危機に備える計画がありました。これも実際に使用される事は無かったそうですが
一般の投光器だと、山の麓から山頂を照らすような長距離照射は出来ないし、そもそも噴火災害の真っ最中ですから
戦車の防御力でもないと、危険で火山の傍には近づけませんから、74式は適任?だったのかも。
そんな74式が撤収します。車長さんたちが手を振ってお別れ。
さようなら〜★
74式が撤収します
89式が撤収します
それに続いて、89式装甲戦闘車も撤収。
さようなら〜★
10式が撤収します
更に続いて、10式も撤収します。
よく見ると、左右のサスペンションが微妙に傾いている?よね??
10式は装甲も“モジュール装甲”必要に応じて取り外せる外装ユニットを組み合わせた形状。
74式が艶めかしく、90式がゴツいのに対して、非常に洗練された“スタイリッシュ”な戦車。
とてもスマートな、まるで白馬の貴公子と言うような軽快さを感じさせてくれます。
隊員さんが降りてきて… そして去って行く…
撤収で観客席の前を通り過ぎて行く…かと思ったら、突然停車して隊員さんが降りてきた。
と思ったら、すぐ傍にいた少年に記念品を手渡した。で、再び乗車して颯爽と去って行く。
なんだそれ!恰好良すぎるや〜ん!!! (><)立ち振る舞いも貴公子〜★

空には彩雲が!
この時すっかりお天気は晴れて、しかも光の加減で彩雲が!(正確には「環水平アーク」だそうです)
あまりの神々しさに驚愕。めっちゃキレイだ…(感動)
そんな彩雲の下を、展示入れ替えの為にUH-60が通り過ぎます。
こんな瞬間、滅多に見れんやろ!
バスに飛びつこうとして抜け出した方々、残念でした。
残りモノには福がある〜♪
彩雲とSH-60

ローターが雲を引くOH-1
かなりお天気は良くなってきましたが、真夏なので湿度はそれなりに。
ヘリコプターのローターが、湿気を切り裂いて雲を引きます。
戦闘機とかが超音速で飛ぶと翼端から雲を引きますが、ヘリの羽根が雲を残すとなると、相当な蒸し暑さ (^ ^;
メカメカしいAH-64D ローターが雲を引くAH-64D
AH-1
アパッチも、コブラも雲を引きます。
それにしてもコブラの機体、薄っ! (><)
AH-1

戦車が撤収し、ヘリが行き交う中で観客席前には展示を兼ねて装備車両が集められました。
対戦車ミサイルの点検をする89式の乗員さん 対戦車ミサイルの点検をする89式の乗員さん
ロケット砲、対艦ミサイル、対空ミサイル…
ロケット砲、対艦ミサイル、対空ミサイル…
日本を守る各種装備品が一堂に並びます。
破壊力が大き過ぎたり、機密技術のカタマリだったりするので
これらのユニットが一般観客の前で撃つ事は無い希少種ですがw
91式戦車橋
91式戦車橋

橋の無い川に、あるいは災害や攻撃で破壊されてしまった橋に代わり
対岸までの仮設橋を形成する装備品。車体の上に積まれている橋体を伸ばし
50tもある90式戦車も通行できる頑丈な仮設橋を展開します。
もちろん戦車だけでなく他の物も通せるので、災害派遣時にも大活躍します。
NBC偵察車
NBC偵察車

ちょっと…いや、かなり物騒な話なんですが「NBC」と言うのは
Nuclear・Biological・Chemical=核・生物・科学兵器の事。そうした
非人道兵器が使用された際、現地に入って状況確認をするための
偵察車がコレ。そんな事態とならないに越した事は無いんですが、
20世紀末から科学テロ・バイオテロなんてのが現実のものと
なっているので、やっぱり必要な装備品。
駐機中のアパッチ
駐機中のアパッチ

細身のコブラに比べて、アパッチはこんなにゴツい。
まるで74式と90式のような違い。多少の銃弾に撃たれても
耐えられる防御性と、多種多様な弾薬を使えるのがアパッチの強み。
とにかくパワフルですよ。OH-1は身軽さで宙返りしますが
こちらは高出力の力業で宙返りします(笑)

90式の集団行軍
最後は90式の集団行軍。陸上戦艦の隊列となれば、これはもう「艦隊行動」ですよ。
大迫力の重戦車が、土煙を上げ一糸乱れぬ車列を組んで進む様は何だか神がかったような緊張感に溢れています。
74式や10式が先に帰った後、最後に一大ショーを見せてくれた90式はやっぱり日本の“主力戦車”の大本命です。

89式装甲車や戦車隊の方々は観客席前を通過して撤収して行く際、
ギャラリーに向かって“お手振り”しながら去って行かれるのが恒例だそうで。
観客に対してのフレンドリーな姿を拝見し、自衛隊が真に“国民に寄り添う姿”を心がけている様を感じました。
だからね、最後まで残って撤収まで見届けなきゃダメ。バスに乗ろうとして平然と中座するような輩は…(以下略)

そんな90式の撤収まで含めて、本日の演習を1本の映像にまとめてみました。
2014総火演 ダイジェスト動画



この年より後、陸自では新装備として16式機動戦闘車や19式装輪自走155mm榴弾砲、
V-22「オスプレイ」なんかが登場するようになった反面、74式は引退し、OH-1も安全性再点検で数年間飛行せず
AH-64Dも事故を起こして一時期飛ばないなんていう期間があり、そもそも総火演自体がコロナ禍から後は
無観客になってしまい、冷遇された感じに。個人的には、ここ数年の中で2014年が「一番華やかな」
公開演習だったような気がします。何せ、彩雲まで見られる幸運まで重なりましたしw
そんな総火演に御招待下さった某氏「の奥様」、重ねて御礼申し上げ奉りまする m(_ _)m



◆◇◆ 雲間には キラリ光りて 焔(ほむら)立つ 富士も見守り 人も見守る ◆◇◆




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