2012年9月 所沢航空記念公園

旅行期間:2012年9月22日(土)

主な滞在地
9月22日(土):所沢航空記念公園
所沢航空記念公園地図


そろそろ秋の足音が聞こえてきた9月の後半。
ゴールデンウィークには浜松の航空展示館へ行ったので
秋の行楽には所沢の航空公園へ行ってみようと、全く唐突に思い立ち
お彼岸の墓参りにかこつけて、いそいそと出発。で、名目だけの墓参りはさっさと終わらせて
埼玉県に入ったのであります。そこで丁度行き会ったのが…
秩父鉄道と黄金色の海
秩父鉄道と黄金色の海

豊穣の田圃の彼方に、ローカル線が往きます。
あまりにも出来過ぎた光景に、しばし見とれました。
良い風景だ〜!



あれ?今日は航空の話題だった筈じゃ…(苦笑)

のんびりとした午後、現地に到着。公園には早速目立つ飛行機が鎮座しておりました。
C-46A輸送機C-46A輸送機

C-46A輸送機

浜松でも見た、航空自衛隊で使われていた輸送機。
でも浜松のとは塗装がビミョーに違うw
第二次大戦中の設計なので、クラシックなデザインですなぁ。
現代のスマートな飛行機とは違って、寸胴…と言うと聞こえが悪いんですが
これはこれで味がある、恰幅の良いスタイルですね。

所沢航空発祥記念館

こちらが公園内にある飛行機の展示館。
まるで体育館のような大きさです。
いや、もっと大きいかな?
土曜の午後、家族連れで賑わってますねぇ。
所沢航空発祥記念館

会式一号機(レプリカ)

会式一号機(レプリカ)

こちら、複製品ですが“日本で初めて作られた飛行機”の
「臨時軍用気球研究会式一号機」です。この飛行機が飛んだ場所が
ここ、所沢飛行場でして、その跡地が航空記念公園になっている訳。
初飛行は1911年。つまり明治44年。ギリギリ明治なんですね。
車輪はまるで自転車のタイヤみたい。これで飛ぶんだ…と言うと失礼なんですが
色々と苦労が偲ばれます。シンプルでスゲーw

T-6G
T-6G練習機

これまた浜松でもあった、T-6G練習機。
二次大戦の米軍プロペラ機が原型なので
日の丸が付いているとどうしても違和感…(苦笑)
シコルスキー H-19 & OH-6 カイユースパイアセッキ V-44A
ヘリコプターいろいろ

ヘリコプター黎明期の機体も多数。
C-46A以上に“古臭い”デザインなんですが
いろいろと試行錯誤していた時代なんですよねぇ。
富士 T-1B「初鷹」練習機
富士 T-1B「初鷹」練習機

浜松にはT-1Aがありましたけど、こちらはT-1B練習機。
まぁ細かい違いなだけで、T-1はT-1ですけど(爆)
ニューポール 81E2(レプリカ)
ニューポール 81E2(レプリカ)

復元機体のニューポール81E2。
ジオラマの中に置かれていて、
まるで映画の1シーンみたい♪
ヘリ展示を上からスティンソン L-5 センティネル
霧ヶ峰式はとK-14型グライダー
展示品多数!

古いスパイ映画に出てきそうなL-5連絡機や
グライダーなんかも展示しているんですね。
浜松のように最新機は無いんですが、
古典機は勢揃いと言った感じ!
管制塔計器類
管制塔計器類

なるほど、そういうのもアリか… (^ ^;
そういえば高校生の頃、自作で管制官ゲームを作ろうと思って
結局放置した覚えが(今はそういうジャンルも普通にありますよねw)

フライトシミュレーター

そうそう、ゲームと言えば?(いや、ゲームじゃないんですが)
子供用にフライトシミュレーターなんかもありました。
ウチの子が真剣にやっていて…案外上手かったなぁ(笑)
フライトシミュレーター
UH-1B イロコイ
UH-1B イロコイ

一応、常設展示機の中で唯一現役世代なのがこれ。
他の機種がほぼ全部退役している中で、これだけはまだ普通に使われてます。
(あ、B型は退役してるんだっけ。他の形式でUH-1は使用中という意味ね)
陸自の汎用ヘリ、イロコイ。陸自での愛称は「ひよどり」だとか。
その向こうにはT-34 メンター練習機も。
パイパー L-21B練習機
パイパー L-21B練習機

あら、こんなのも置いてるんだぁ。
「保安隊」の頃から使っていた機体ですね。
え、保安隊って何?と言う方、義務教育からやり直して下さい (T-T)
富士 T-1B「初鷹」練習機

零戦も…

日本の名機と言えば零戦でしょうか。
(個人的にはあまり納得できないんですが)
ギリギリまで重量計算をして、細かい製法や
当時の最新鋭素材を使いまくった設計で
開戦当初の戦いを優位に導いた機体。
その最新素材「超々ジュラルミン」が
どこに使われていたかという模型展示。

編隊飛行?
零戦の素材模型

最後に外へ出て、航空公園駅前に展示してあるこちらを見物。
YS-11

YS-11

会式一号機が“日本で初めて作られた飛行機”だとしたら
“戦後日本の出発点”がこちら、YS-11です。ブルーの色合いが爽やかな
エアーニッポン使用機だったJA8732が、何と駅の目の前に置かれています。
上に挙げた零戦を設計した堀越二郎氏をはじめ、当時の日本飛行工学の頭脳が結集し
作り上げた傑作機。ですが、これももう過去の栄光ですかねー…。
でもね、こうして間近に見学できるのが嬉しいじゃないですか! (^-^)b

そんな感じで、今日はひたすら飛行機三昧(あ、最初は鉄道かw)の一日でございました。
のんびり楽しむには丁度良い展示施設ですね、航空記念公園。なかなか良かったよ〜★


◆◇◆ 大空を かつて行き来し 夢の跡 いま翼休め 夢を振り撒く ◆◇◆




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