2012年5月 新東名で行く浜松広報館(2)

屋外展示で早くもテンション上がりまくりな感がありますが、いよいよ館内へ。
まずは模型展示があるコーナーで、そこには…
F-16C サンダーバーズ仕様
F-16C サンダーバーズ仕様

米空軍の展示飛行チーム「サンダーバーズ」仕様のF-16C。
赤・白・青とアメリカ国旗をイメージするカラーで塗装され
垂直尾翼にはいくつもの星が…いかにもアメリカという飛行機(笑)
プラモデルなんかだと1/72とか1/32がせいぜいですが、
こちらは1/18スケール。この大きさだと迫力あります。
先進技術実証機ATD-X「心神」模型
先進技術実証機ATD-X「心神」模型

この当時盛んに噂された日本独自のステルス戦闘機計画。
正式名ではないものの「心神(しんしん)」と呼ばれ、どんな物になるか
色々と推測されておりましたが…こんな所に完成予定模型が(笑)
この4年後(2016年)に実機が初飛行し、X-2の名が正式名となったものの
結局、実験機のままで計画終了。量産などはされませんでした。
各種搭載武器模型
各種搭載武器模型

航空自衛隊で使われている空対空ミサイルや空対艦ミサイルなどなど。
以前読んだ本の中で「航空機はあくまでも弾を発射するための機械」と書かれ
なるほど確かに戦となれば「現物の弾」が一番肝心なのだと気付かされた事が。
そんな各種の「弾」も、こうやって展示されております。ふむ。
F-2戦闘機実物大模型
F-2戦闘機実物大模型

航空自衛隊のF-2戦闘機…の実物大模型。すっかり実機のようですが
あくまでも模型です。新機種の開発にあたり、実機を作る前の段階で
こうした実物大模型を作って、実際に使う際にどのようになるかを
事前に検証するんですな。これはそうやって作られたもの。
F-1戦闘機
F-1戦闘機

航空自衛隊のF-1戦闘機…の、こちらは実機。
F-1は既に引退した機種で、こうやって展示に回されました。
如何にも70年代というデザイン、そして鎧武者の部隊マーク、
どれもこれもが“いぶし銀”な雰囲気です。
パイロットスーツなど
パイロットスーツなど

パイロットスーツや射出座席など、搭乗員に関する装備も。
こういうのも「航空自衛隊ならでは」という展示ですな。
まぁ、あまりこういうのは詳しくありませんが(爆)
ラインメタルRh202 連装対空砲型
ラインメタルRh202 連装対空砲型

まぁ、簡単に言って敵の飛行機を落とす為に
空へ向かって撃つ機関砲―――ですけど、実はこれ
航空自衛隊が採用するかどうか検討する為に輸入され
結局は不採用になったシロモノwこうして展示品として
余生を送っております (^ ^;;;

この先へ進むと格納庫展示。体育館のような広い館内に、ぎっしりと航空機が詰め込まれ…
格納庫展示(1) 格納庫展示(2)
何やら空自と関係ないものもあるようですが(笑)
零式艦上戦闘機52型甲 格納庫展示(2)
零戦が空に。T-55は空自で1機だけ用いられていた練習機。面白い形ですね。
往年の名機(1) 往年の名機(2)
往年の名機がい〜っぱい!細かく紹介しきれませんw
アンサルド SVA9複葉機 F-86D セイバードッグ
アンサルドSVA9は、映画「紅の豚」に出てきそうなイタリアの複葉機(飛行艇じゃないけどね)。
F-86Dセイバードッグは、日本で初めての全天候型戦闘機。
T-2前期型 ブルーインパルス仕様 F-86D セイバードッグ
個人的にブルインはT-2が一番恰好良いと思う…。展示も大人気!座席にも座れます!!
2次大戦中の米軍レシプロ機を原型とするT-6練習機と零戦がすれ違う様子は、ちょっと想う処アリ。
T-2ブルーインパルス仕様 スモーク噴出部

こちらはブルーインパルス機の右エンジン排気部。
排気口にかざすような、鉄のストローみたいな部品が突出しています。
このノズルから高温の排気に向けてオイルを吹きかけると
オイルが不完全燃焼を起こしてスモークが発生するというワケです。
こういう細かい機器が間近に見られるというのが、展示施設の有り難い所。
エンジンの内部も良く見えて楽しいですねぇ。
T-2ブルーインパルス仕様 スモーク噴出部
ちなみにスモーク用のオイルはスピンドル油、つまり自転車のギアに注す油と同じです。
ブルーインパルスの展示飛行が終わった後、自転車の油臭さが立ち込めるのはこのせい(笑)

なお、近年では展示内容が追加・変更されているそうで新たな機種も置かれているとか?
このネタはあくまで2012年の話という事で御理解下さいませ。

広報館を堪能したら、帰り道へ向かいます。えぇ、これも勿論新東名を使う訳です。
再び浜松西ICから、一旦「下り線」で名古屋方面へ走り浜松いなさICに進路を取るのですが
この時間、何故か名古屋方面行は大渋滞… 三ヶ日トンネル入口
三ヶ日JCT で、三ヶ日JCTで東名とはオサラバ。渋滞ともオサラバw
しかしまぁ、なんであんなに名古屋方面は混雑していたんでしょう?

浜松SA標識 そして再び浜松SAへ…。
ヤマハ展示ブース
上り線 浜松SA

上り線も音楽の町。こちらにはヤマハの展示ブースが。
そして上り線側は黒鍵をモチーフにした建物ですな。良く考えられている…。

上り線 浜松SA

この後も各駅停車でSA・PAに立ち寄って行ったのですが、特筆すべきは…
三ヶ日JCT 上り線の静岡SA、やっぱりガンダムか〜い!
ほぼ人間大のガンダム…なんだかなぁ (^ ^;

帰路も新東名は快適すぎる走行。すっかり新路線の虜です。
本当に、もう今後は従来の東名が劣悪に感じられてしまいそうで怖い(爆)

トンネルを抜け… トンネルを抜け… 新東名めぐりの最後は
上り線 駿河湾沼津SA
上り線 駿河湾沼津SA

すっかり夜になりましたが、メルヘンな街並みになっている
上り線の駿河湾沼津SAです。下り線とは全然趣きが違う(苦笑)

リサとガスパールのカフェがあるので一層メルヘンチックな訳ですが
これまたガンダムとは対照的…でも何で沼津がリサとガスパール?
(現在、このタイアップは終了しております)
リサとガスパール

とまぁ、SAごとに随分と毛色の違う特色のある施設になっていて
SAめぐりをするだけでも十分楽しめる新東名なのでありました! (^-^)


◆◇◆ 新たなる 道が誘う 浜松へ 車なれども 疾(と)く飛ぶ如く ◆◇◆




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