2012年4月 パレオ乗り鉄の旅

旅行期間:2012年4月21日(土)

主な滞在地
4月21日(土):秩父鉄道
パレオ乗り鉄の旅行程地図


まだ子供が小さい頃の話なんですがね。まぁ男の子2人なんで、親としては
SLにでも乗せてやれば喜ぶかなーなんて考える訳ですよ。個人的には撮り鉄側なんで
それほど乗車したいとは思わないのですが、たまにはそういうのも…と。
で、我が家から一番近いSLの運行している路線と言えば、大井川か秩父鉄道?
ちょっと調べてみると、大井川は通年運行だけど秩父は季節運行。
お!秩父は4月21日がこの年の運行初日!!しかもまだ切符取れそう!!!
それならばこれを予約♪やった〜 (^-^)
C58(秩父鉄道で使っているSL)なら大迫力だろうし。これは楽しめそう。
(って、結局自分も期待してるやんw)

今回予約したSLは上り列車。三峰口(みつみねぐち)駅(秩父鉄道の終点)から、熊谷駅までの運転。
なので三峰口駅まで行かないといけないんですが、どうせなら秩父鉄道全線乗ってみようと思い
羽生(はにゅう)駅(秩父鉄道の始点)へ赴きました。
羽生駅にて
羽生駅にて

お!ヘッドマーク付きの列車が。
季節は桜が終わりつつ、秩父では名物の芝桜が始まる頃。
こんな観光列車を用意して、芝桜まつりを盛り上げてます。
で、このヘッドマークは…当時話題になっていた「あの」アニメですねw
青いラインにピンクのマーク、華やかなコントラストですな!
101系!
101系!

振り向けば…京浜東北線?!?!
秩父鉄道では他社で引退した車両を再利用しているんですが
これは懐かしの“国電”101系ですよね。
秩父鉄道では1000系の名前で使われていました。
この列車に乗って西へ向かいます。
車窓に見えるは
車窓に見えるは

熊谷方面へ列車が出発。窓の外を見れば
秩父鉄道7500系、それに別のヘッドマークを付けた
6000系の車両。こちらは堂々と「芝桜」分かり易いw
色々な車両が並んで面白いなぁ★
西武線車両基地
西武線車両基地

秩父駅では西武線と合流します。
こちら、西武線の繋留線。西武線の特徴的な
青・赤・緑のストライプが綺麗ですねぇ。

時間があるので秩父駅で途中下車。秩父の街並みを散策する為です。
ほっとすぽっと秩父館 旧秩父国際劇場
「あの」アニメの聖地巡りがブームになりつつあった頃、秩父の町には古い建物が多く残り
それを観光リノベーションするのが着々と進んでいた当時の情景です。国際劇場の建物は
当時まだ手付かずでしたが、今はオシャレなレストランになっているそうですね。
秩父神社
秩父神社

神門越しに拝殿を撮影。
秩父随一の観光名所、秩父神社です。
駅からすぐなので、楽々歩いて来られます。
冬には夜祭が開催され、世界遺産にもなってますが
春の週末は静かなものでした。

そして再び列車に乗り、三峰口駅まで移動。
三峰口駅にて

終点の駅なので、やって来た下り列車が折り返します。
7500系が2編成、片方は到着したばかりなので「三峰口」行きの表示。
もう片方は出発準備を整えて「羽生」行きの表示に。
グリーンと黄色のグラデーション帯が綺麗ですね!
三峰口駅にて
6000系「SHIBAZAKURA EXP」
6000系「SHIBAZAKURA EXP」

これまた芝桜号のヘッドマーク付き。
芝桜の名所である羊山公園にちなんで羊のキャラが。
繋留線の手前にはちょうど芝桜が咲いていて
列車とバッチリな組み合わせ。それにしても、
列車ごとに違うヘッドマークを用意するなんて豪華!
車両いろいろ
車両いろいろ

三峰口駅の繋留線には色々な列車が。乗り入れてきている
西武の4000系、その右側には秩父鉄道の5000系が。
そしてよく見れば、奥の方の展示車両として100形も。
この100形、老朽化のため現在は撤去廃車されており
今では見られなくなってしまいました。
春の霞に、山並みがおぼろげ。でも桜の木が満開に咲き誇って色を添えていました。

そしてお待ちかね、熊谷からやって来た下り「パレオエクスプレス」が到着!
運行初日なので、特別なヘッドマークを掲示しています。2年前に見た時は偶然にも初日でしたが
今回は狙っての事なので、バッチリ待ち構えてますよ〜(笑)
下り「パレオエクスプレス」入線

と言っても、ファンが数多く詰めかけている中なので
撮影ポイントを押さえるのが大変(苦笑)
今回は、下りが到着した後に機関車が方向転換するのを狙い
転車台の脇で予め陣取って撮影。C58、満を持しての登場です!
下り「パレオエクスプレス」入線
芝桜号にせよ、パレオ“初日”にせよ、色々なヘッドマークを取り揃えて
秩父鉄道はファンサービスが素晴らしいですね〜! (^-^)b
転車台へ 回転します
一旦、編成から切り離された機関車がバック運転で転車台への入れ替え線にやって来ました。
そして転車台の上へ。この台が半回転すると、機関車の向きが変わります。
転車台から 連結完了
転車台を離れた機関車が、再度バックの向きで編成へと向かいます。
で、今まで最後尾だった位置に連結。これで上り列車の出発準備が整います。

それにしても、花曇りの山並みにSLの煙と蒸気が立ち上るとまるで温泉街の風景みたい…(笑)
と言うか、こんなに「真横から」列車の写真を撮るのもなかなか無いなぁ(個人的感想です)

真っ赤なヘッドマーク
運転台
プロの仕事場
真っ赤な初日ヘッドマーク、いぶし銀の運転台、バルブ栓が並ぶプロの仕事場…。
連結部分
連結部。これも職人の世界。
客車側から覗けば
炭水車の車両標と
シールドビームが
威厳に満ちてます。
窓越しに
客車内 車両に乗り込み、さぁ出発です!
車窓風景(1) 車窓風景(2)
今時の車両と違い、古い客車は窓が簡単に開くので車窓風景を撮るのも簡単。
カメラレンズだけ外に出して(乗車マナーは守りますよ、古い人間ですからw)
疾走する列車の姿を何枚か撮ってみました!
車窓風景(3) 車窓風景(4)
機関車の音、匂い、振動…。沿線は花盛りです♪
炭水車 途中駅で停車。これがSLの“食料”豆炭です。

ドラフト噴き上げて
終着の熊谷へ向けてラストスパート!
蒸気を噴き上げ、驀進していくC58。
機関士が身を乗り出して前方確認する様は
やはり“プロの仕事場”ですね。
12系客車内部
熊谷で下車。久々の客車旅、感慨深いものでした。煙の匂いがやっぱり感動的(ケムいけどw)
12系客車、どうもありがとう〜★ちなみに、昨年までの塗装&内装を改装し
この日の運行からリニューアルした車両だったようです。
パレオ君とパレナちゃん

熊谷駅ではパレオエクスプレスのマスコットキャラクター
パレオ君とパレナちゃんがお出迎え。
秩父鉄道さん、やっぱりファンサービスが素晴らしい!
パレオ君とパレナちゃん
C58 363

C58 363

ここまで列車を牽引してきた機関車。
旗を掲げ、ヘッドマークを付け、華やかな姿。
運転お疲れ様です〜!!!

蒸気噴き出して
蒸気噴き出して

動輪前方のシリンダー部から蒸気が噴き出します。
これがSLの“美しさ”を表現してくれて…。
湯気に霞む機関車の姿、幻想的だと思いませんか?
この蒸気の彼方から、メーテルが現れ―――ないわなw
(すいません、コア過ぎて分からない話で)
お見送り
お見送り

回送として車両基地へ戻る列車を
お二人がお見送り。
これでC58ともお別れ。さやうなら〜!
熊谷駅にて
熊谷駅にて

熊谷から羽生に戻る為、再び普通列車に乗車するのですが
ホームを見れば、またもや豪華なラインナップ(笑)
色々な車両を一堂に揃えると、壮観ですなぁ!
101系!!
101系!!

で…中央線?!?!?!
いや、再びの101系なんですがね。今度はオレンジ色。
関東人としては中央線だと思ってしまうワケです、ハイ。
関西の方だと大阪環状線なのかな?あぁ、そうじゃなくてw
これで羽生まで戻り、そこから帰宅。いやはや、鉄分100%の1日でした。


最後にちょっとばかり、パレオの旅を動画にまとめてみました!

某映画のBGMに添えて、SLの転車や走行風景を。
あ、秩父と関係なしにSLだからこのBGMです。念のためw




◆◇◆ 春霞 いや湯気を吐く 陸蒸気 朧げの山 むしろ染み入る ◆◇◆




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