2012年3月 都内撮影行脚

旅行期間:2012年3月27日(火)

主な滞在地
3月27日(火):都内各所
都内撮影行脚行程地図 (C)goo地図


職場の人に写真撮影を趣味とされている方がいらっしゃって
何とこの度、作品の個展を開くとの事。オイラもスナップ程度とは言え
カメラをかじる身なので、気にならなくはない。で、個展が催された新宿まで
足を運んだ訳ですが、それだけで帰ってくるのも何だか勿体ない。
それならば帰りがけに、拙者もたまには“狙った写真”でも撮ろうかと思い
足の向くまま気の向くままに、都内のあちこちを行脚してみた次第。

と、言う訳で―――今回はこちらも個展風に撮った写真を展示する回でございます!

原宿駅にて
原宿駅にて

都内とは思えない緑の森をバックに
駅ホームへ入って来る山手線を撮影。
でも普通に撮っただけでは面白くないし
背後の駅名標が分かる構図にしたいと思い
敢えて列車は透けるように、でもきちんと姿が分かるようにすべく
絞り、シャッター速度、ISO感度を細かく調整。
真っ昼間(しかも逆光)の撮影だと言うのに
シャッター速度1/5秒としたのはかなり攻めたつもりだけど
白飛びもせず、色もきちんと載り、何よりも列車が
ちょうど画面の左から右の適正位置で流れたのは完璧なタイミング!
絞ったおかげで、放射状に延びる太陽光の煌きも綺麗に入りました。
自画自賛と言われそうですが、これは最高の自信作です♪
ちなみに三脚は使ってません。手持ちで勝負! (^ー゚)b

空飛ぶ地下鉄
空飛ぶ地下鉄

高架の上を走るのは地下鉄銀座線。
その下に、地表面を往くバスが停車。
上下逆転のシュールな構図…。
そもそも、青空の下に地下鉄が出現するのは
本来ならあり得ない筈なんですよねー(笑)
地下鉄をブレないように撮るべく、シャッター速度を
1/250秒にしたんですが…おかげでバスの電光掲示板は
ちょっと欠けた状態。1/200秒にすれば良かったw

水鳥の艦隊

水鳥の艦隊

続いては有楽町駅にて下車、日比谷濠で撮影。
鴨が数羽、気持ちよく泳いでいたので何枚か撮ってみた。
羽毛に水滴を滾らせた1羽を先頭に、もう1羽がピッタリと後を追い
まるで艦隊の如く進む姿に触発されてシャッターを切った。
水しぶきを瞬間で収めようと思い、シャッター速度を上げた分
絞りは開放に近くなった為…前後の鳥の距離差だけでボケ味が(爆)
でもむしろそれが妙に躍動感を生み出して気に入ってます。

逆光の塔
逆光の塔

警視庁庁舎の上部塔体部。逆光を逆手に取ってシルエットで撮影。
構造物の隙間に太陽を収め、原宿駅と同じようにキラリと光らせた。
この写真はズバり「逆光は勝利!」この一言に尽きます。
題材をシルエットにするとなると色々と考える処があるものの
「これぞ」という被写体の場合は文句無しに綺麗な仕上がりになるもので。

東京駅?

東京駅?

東京駅と見紛う赤レンガの建物―――法務省旧本館。
1895年に竣工した建物は、現代のビルに比べると背が低く
西日の時間帯ではすっかり影に沈んでしまうのですが
むしろ背後のビルが後光を纏うかの如くで、レンガの色合いが強調されます。
車通りの多い場所でしたので、これまた長めの露光時間で遊んでみました。
それにしても立派な建物ですねぇ。

逆光の櫓
逆光の櫓

これまた逆光で撮影…という感じですが、こっちはマジックアワーに
櫓を浮かび上がらせた姿を主題にして撮ったもの。茜色から濃紺に
染まりゆく空、その中に美しい和風建築が映えるように、敢えて
俯瞰にせず真横からと言う構図で。勿論、江戸城桜田巽櫓の雄姿です。
濠の水も程よく波打ち「空は静・水は動」という雰囲気になりました。
まぁ、マジックアワーなら大概のものは綺麗に撮れますけどね(身も蓋もないw)
いやそう言っちゃうと台無しなので、ちゃんと空の色が美しくなるように
露出を計算して調整したのは申し上げておきますよ〜 (^ ^;

花と噴水
花と噴水

日が暮れて、徐々に色鮮やかさが薄れる時刻。
最後の一瞬、花壇の花の彼方に噴水を配し
公園の奥行き感を出してみた写真。こちらは先ほどの
マジックアワーを利用した物とは逆で、できるだけ
明るさを強調し、花と噴水の軽やかさを出してみました。
と言うかね、バリアングル使うにしてもこんなに地表スレスレの目線で
構図決め&ピント合わせするのは結構キビしいwww

照らされる水流
照らされる水流

その噴水をメインに撮影。もう照明が入る時刻なので
むしろライトアップされた姿を幻想的に映し出そうと思い
長時間露光で水の流れを筋にしてみました。
もちろん、これも手持ち撮影。三脚は持って行かなかったので。
1/4秒でほぼブレ無し。結構頑張りました (><)
照らされる水流2
照らされる水流2

一応、早めのシャッター速度でも撮りましたけどね。
水の形が面白くはなりましたが…どっちが良い?(笑)
ちなみに、背後のクレーンが上の写真と違っていて
何となく「間違い探し」のような感じにwww
タイトルは、プロの写真家が付けそうな雰囲気を真似してみました(爆)
(個人的には「2」とか言うナンバリングは好きじゃないんですけど)

夜空に背比べ
夜空に背比べ

街灯。そして冬枯れの木。さらに三日月。
濃紺の空に、三者が背比べしてました。どれが一番高い…?
切れそうな三日月の下、澄んだ空気に葉の無い木は寒々しいけど
街灯の色合いがちょっとだけ暖かさを運んでくれます。
春はもうすぐ。

復活大正浪漫
復活大正浪漫

東京駅にやって来ました。ちょうどライトアップが始まる頃。
この年、東京駅ドーム屋根の復元工事が完了する間際で
まだ僅かに足場が残っているものの、美しい姿が返り咲きしてきました。
足下がグリーンに照らされた赤レンガの建物、エキセントリックで
塔の上部に施された装飾は大正浪漫たっぷり!
背後にある現代的なビルとの対比も何だか面白くあり
この色合いと情緒を出す為に構図や露出を色々と考えた末の1枚。
敢えてドーム駅舎部分は外してみた(笑)

昭和からの伝統
昭和からの伝統

そこから道路を挟んだ向かい側を撮影。こちらも改修工事が完了する直前の
旧東京中央郵便局庁舎あらため「KITTE」ことJPタワー。昭和6年竣工の
低層棟部分は時計台が印象的な「昭和のビル」。それを残しつつ、高層棟
部分はガラス張りが煌き、高さ200mののっぽビルに仕上がっています。
まるで東京駅を見下ろすガラスの塔―――。でもそのビルを、更なる高みから
冬の月が見下ろしていて―――東京の空も、こうして見れば綺麗なものですね。

と、こんな感じで今回は「写真を撮る旅」を堪能。
普段は何気ない風景をその場の感覚で撮っている拙者ですが
こうして「狙った写真」を考えながら撮るのも悪くない…んですが、
慣れない事をしてみると、結構疲れます(爆)
やれやれ… ┐(´д`)┌


◆◇◆ 宵迫る 都会(まち)の色合い しかと見て 瞬間(とき)を切り取る 意識高くし ◆◇◆




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