2011年3月 名古屋城リベンジ&リニア・鉄道館

旅行期間:2011年3月27日(日)

主な滞在地
2011年3月27日(日):名古屋城・リニア・鉄道館
名古屋城リベンジ&リニア・鉄道館行程地図 (C)GoogleMap


昨年(2010年)の夏、名古屋城の本丸御殿工事現場を見学しに行ったものの
その日は休工日で敢え無く撃沈…と言う失敗をしてしまったので、どうしても改めて見直したい!
そして名古屋へ行くのなら、新たに開館したJR東海のリニア・鉄道館も見てみたい!と言う事で
贅沢にも両方いっぺんに見てしまおう、ってな企画を決行。
朝からいそいそと家を出て、東名高速をひたすら西へ。
名古屋市内へ入ったら一目散にまずは名古屋城へ!
国重文 名古屋城西南隅櫓
国重文 名古屋城西南隅櫓

この時は西南隅櫓が工事中。
足場に囲まれ、堀底には鉄骨や
色々な資材が置かれていました。
見栄えはあまり良くなかったけど
これもまぁ、その時の記憶と言う事で。
国特別史跡 名古屋城

3月下旬、まだ梅が残っていた季節。
白い花の彼方に金鯱!
なかなかに良い組み合わせです。
国特別史跡 名古屋城

で、まぁ今回は本丸御殿の工事現場に絞って城攻め。あまり余計な所は行きません(爆)
サクサクと先へ進み、本丸大手から足早に工事現場の見学コースを登って行きます。
ふと振り返ってみれば…
名古屋城本丸大手枡形

おぉぉ、大手口の枡形が丸見え!
これって、もしかして見られるの今だけ?
工事現場の素屋根が外されたら、
この角度からは見られない筈…と思って撮影。
名古屋城本丸大手枡形

本丸御殿建設現場
本丸御殿建設現場 本丸御殿建設現場
念願かなって、ようやく建築中の現場を見る事が出来ました!
本丸御殿建設現場 本丸御殿建設現場
結構沢山筋交いが入るんですねー。
本丸御殿建設現場 本丸御殿建設現場
そして太い木材がふんだんに…やっぱ凄ぇ!
本丸御殿建設現場 本丸御殿建設現場
完成すれば当然内部構造は見られなくなりますし
何よりこの高さの目線から見る事も不可能。だからね、今のうちに見ておかないと!

名古屋城大小天守
名古屋城大小天守

天守も見ますよ、もちろん。
せっかくここまで来たんだしねぇ。
建築現場を囲う塀が、城郭風な
デザインになっているのが良いですな!
天守から眺む

工事をやっている西南隅櫓のあたり
上から見るとこんな感じなんですね。
天守から眺む
は○まるくん…?
はち○るくん…?

さて、撤収しようかと思って
正門のあたりまで来た所、
奥の事務所へ引っ込んで行く
あの御方を発見…。

この後、市内で昼食を摂って一休みしてから臨港部へ移動。
午後からはリニア・鉄道館メインでじっくり腰を据えます!
リニア・鉄道館
逆光は勝利!
リニア・鉄道館

リニア・鉄道館

この2週間ほど前にオープンしたばかり、
出来立てホヤホヤの新しい鉄道博物館です!
名古屋へ行くなら、是非ここにも行っておこうと。

C62蒸気機関車 C62 17
C62蒸気機関車 C62 17

エントランスを入ったら、いきなり!
オイラが見たかった「シロクニ」が!
日本最大の旅客用蒸気機関車!!
特にこの17号機は、狭軌での
世界最高速度記録を持つSLです!!!

動輪部を間近に見れば、迫力満点。
昭和40年代生まれの方ならば、
某漫画でも良く見たアングルの筈!
(え、ネタが古いって???)
C62蒸気機関車 動輪
MLX01-1 リニアモーターカー試験車

こちらもエントランスに鎮座していた
MLX01-1リニアモーターカー試験用車両!
君は確か以前、愛・地球博で
会った事がある車両だよね?
6年ぶり、感動の再会〜!
MLX01-1
300X試験車
300X 試験車

これまたエントランス内、C62の隣に並んでいた
955形“300X”試験用車両!
君は確か以前、浜松の新幹線基地で
会った事がある車両だよね?
こっちに引っ越して来たんだねー。
ED18直流電気機関車 ED18 2
左:ED18直流電気機関車 ED18 2

右:C57蒸気機関車 C57 139

展示ホールに入れば、名車がギッシリと
詰め込まれるように並んでいます。
ED18も、確か浜松の車両基地で会った筈。
C57はお召し列車仕様での展示ですな。

その他、紹介しきれない程に数々の
車両があるので、写真を一挙掲載!
C57蒸気機関車 C57 139
ホジ6005形蒸気動車 ホジ6014
ホジ6005形蒸気動車 ホジ6014

こちら、世にも珍しい“蒸気動車”つまり
蒸気機関を内蔵し、自走できる客車。
現代ならばモーターを積んだ電車や
ディーゼルエンジンで走る気動車は
当たり前のように見かけますが、
蒸気機関でそれをやるのは、なかなか異例。
日本で現存するのはこの1両だけだそうです。
ML-500 模型

国鉄時代、宮崎実験線で走っていた
リニアの実験車両―――の模型です。
リニア・鉄道館ですから、こんなのもアリ。
それにしても、子供の頃は
「こんなヘンな形の車両にどうやって乗るの?」と
思っていたんですが、今更ながらコイツは
リニアの浮上走行システムだけを試すもので
乗る事は想定していなかったんだと納得 (^ ^;
ML-500 模型
ホジ6014 車内
往年の名車いろいろ

まだまだ並ぶ名車の数々。
ホジ6014の車内、吊皮が年代を感じます。
“ゴハチ”は貫禄十分!塗装も綺麗に
塗り直されてピカピカです。

その他、紹介しきれない程に数々の
車両があるので、写真を一挙掲載!
EF58直流電気機関車 EF58 157
モハ1形 モハ1035 111系 クハ111-1 クモハ12形 クモハ12041
111系やキハ48000形、キハ181なんかは佐久間レールパークで会った事がある車両だよね?
モハ1035 車内 モハ63形 × キハ82系 × キハ48000形
クハ381-1 車内 クモハ12041 車内
キハ181系 キハ181-1381系 クハ381-1381系 クハ381-1

そして勿論、新幹線!JR東海ですから!!
0系 21-86 100系 123-1
ザ・新幹線の0系は当然ながら、個人的に歴代新幹線車両の中で一番秀逸だと思っている100系も!
なかなか100系の保存展示機って無いんだよねぇ…こうして公開して下さるのはとても嬉しい★
100系 168-9001 食堂車車内
100系 168-9001 食堂車車内

100系と言えば、初の2階建て新幹線。
その2階席、食堂車の車内が公開されています。
今にしてみれば、やっぱり昭和な香り…?
でもこれが良かったんだよねぇ。
0系 21-86 車内
0系 21-86 車内

そして0系、これぞ新幹線という座席。
グレーと青のツートンカラー、
2列+3列という配列、やっぱり昭和な香り…?
でもこれが良かったんだよねぇ。
0系 21-86 先頭形状 922形 922-26
922形 922-26

0系の色違い…?いやいや、こちらは
新幹線電気軌道総合試験車、ドクターイエローです。
新幹線の線路や架線が正常な状態を維持しているかを
検測する為の車両ですね。見ると幸せになれる?(笑)

キハ82系 キハ82-73
キハ82系 キハ82-73

こちら「ひだ」のヘッドマークを掲げたキハ82-73。
今更ながら、キハ82系って回転幕のヘッドマークじゃなく
はめ込みカバー形式のマークを裏から照射しているのね。
そしてやっぱり国鉄色って品格がある。
最近のカラフルな車両も良いけど、
「これが特急です」という統一感がある
国鉄色の上品さって、今一度見直すべきじゃない?
381系 クロ381-11 × 165系 クモハ165-108
左:381系 クロ381-11
右:165系 クモハ165-108


手前は湘南色(緑色&橙色)の165系。大きな前照灯が印象的。
その向こうにあるのは381系のクロ381-11、展望席を用意したパノラマ車♪
このクロ381、JR最初期のパノラマ車として希少なんですが
リニア・鉄道館に収蔵されて無事保存された…と思いきや
なんと2019年に展示替えで撤去、しかも解体されてしまいました!
この写真、貴重な現存当時の1枚。っつーか、せっかく博物館施設に
入ったのに、解体される事ってアリなの?!?! Σ( ̄□ ̄;;;
300系 323-20
300系 323-20

300系新幹線は2両(先行試作車と量産車)が展示されていたんですけれども
この323-20(量産車)も、2013年に展示替えで見られなくなってしまいました。
その後はこの位置に700系が展示されているそうです。

屋外展示 117系 クハ117-30

屋外にはクハ117が。関西や中京圏で使われた車両なんで
関東人の拙者には全く馴染みが無い(爆)その分、新鮮ですw
借景に伊勢湾岸道の名港中央大橋と巨大な自動車運搬船。
色々と詰め込んだ写真だなぁ(苦笑)
この車両も現在は展示替えになっているそうです。
屋外展示 117系 クハ117-30
屋外展示 ケ90蒸気機関車

これも屋外展示、軽便鉄道用の超小型蒸気機関車ケ90。
1918年製と云うのだから大正7年製造の老将。
1930年には廃車になったそうですが、奇跡的に
解体される事も無く(部分的に改変あり)現在に至る。
遊園地の豆機関車と大差ないサイズだぞ、これ(笑)
屋外展示 ケ90蒸気機関車

新幹線大集合!
新幹線大集合!

手前から300系量産車の323-20、先行試作車の322-9001、
100系の123-1、0系の21-86、奥には922形も。
300系は主に運転席の窓形状やサイドスカートの膨らみが
量産車と先行試作車に差異あり。
それにしても、これだけ並ぶとただただ壮観…。
展示フロア全景
展示品もろもろ

展示フロア全景、それから各所に鉄道記念品が。
硬券の活版なんかまで展示されている〜!!!

サボやヘッドマーク 硬券の活版
展示フロア全景 展示フロア全景
マルス発券機
マルス発券機

マルス!滅びの呪文じゃありません(爆)
国鉄の磁気的電気的自動座席予約装置、要するにコンピュータの
オンラインで全国の列車指定券や乗車券を販売できるシステム。
これ、みどりの窓口で駅員さんが操作していたヤツです。
まぁ現行型ではありませんが。ボタンがいっぱい…。
どこに何があるのやら?現行型だともっと簡単に
PCの画面上で指定が出来るようになってますね。
オンラインシステムとは言え、これを扱うだけでやっぱり職人芸w
マルス以前はもっと職人芸(達人芸)だったそうです (^ ^;
新幹線1000形試作車両A編成 模型

東海道新幹線の開業前、鴨宮の試験線で使われていた
0系の更に原型、1000形試作車両の模型です。これ、
0系に似てはいますが、前照灯の形など細かい所に
違いがあって、より“可愛らしい”雰囲気です。
鴨宮ゆかりの物なんで、神奈川県民としては妙な愛着がw
新幹線1000形試作車両A編成 模型

エントランスフロア全景
エントランスフロア全景

そろそろ帰宅する時刻が近づいてきました。
退出する前に、名残惜しいので
今一度エントランス展示を振り返り…。


エントランスフロア全景
栄光のC62!

八
「八」の花壇

外に出れば、そこには「八」の花壇。
この「丸に八」は名古屋市の市章です。
だんだん日が傾き、あたりは夕焼け色に
染まってきました…。さぁ、のんびり帰るか!
豊田JCTにて

って、のんびりは良いんだけど
何故か進行方向だけ渋滞…。
どういうこっちゃ! (TヘT)
豊田JCTにて



◆◇◆ 金鯱が 照らす町並み 賑わかす 豪華御殿と 鉄路の殿堂 ◆◇◆




本 丸 御 殿 へ 戻 る


城 絵 図 へ 戻 る