2004年8月 プレ花博 〜豆州周遊〜

旅行期間:2004年8月7日(土)

主な滞在地
8月7日(土):


杉山バラ園EL.ROSA・湯らっくす公園・煌めきの丘
松原公園・恋人岬・黄金崎・らんの里堂ヶ島・岩科学校
中瀬邸・道の駅花の三聖苑・熱川湯の華ぱぁーく
プレ花博 〜豆州周遊〜 行程地図


2004年、静岡県の浜名湖で「浜名湖花博」正しくは
「しずおか国際園芸博覧会『パシフィックフローラ2004』」が開催されてました。
これに連動して、この年は静岡県内各地でさまざまなイベントも!
花博協賛会場で記念写真を撮って回ると、プレゼントが貰えたり…。
そんなこんなに便乗して、静岡県内をあちこち訪問したワケです。
ってな話は7月の旅行記にも記しましたが
8月も遠征、今度は伊豆半島をぐるりと周遊です。

まずは国道1号線を西へ、箱根を越えます。
景勝地として知られた柿田川公園の手前を左折し、
清水町役場の近くにある杉山バラ園さんへ。
ここは花博サテライト会場。観光農園としてバラの温室が見学できる他
いろいろな土産物が売っていたりして、なかなかのものでした。
朝一番だったため、それほど混雑していなくて快適。
次の予定もあるので駆け足でしたが、それでもOK〜(笑)

いったん国道414号線に出て、少しだけ海沿いを南下。
狩野川放水路の河口地点から内陸に入っていくと
しばらくして伊豆長岡温泉の旅館が見えてきます。
そんな中に小さな公園が。
ロングドライブに厭きてきた子供を遊ばせるのに
ちょうど良い感じだったので、ここで一休み。
湯らっくす公園という名の小公園は、子供用の遊具があるだけでなく
無料の足湯があったり(さすが温泉街!)
足ツボ刺激の健康遊歩道があったりして
大人も楽しめるものになっています。温泉宿に泊まった人たちが
ちょっと散歩しつつ立ち寄るのかなぁ?
湯らっくす公園
湯らっくす公園

こちらが健康遊歩道。
裸足で歩くと、かなり… (^ ^;イターイ!
向こうに見える東屋が足湯です。

再び西伊豆海岸に出て、三津(みと)から海沿いを南下。
途中、煌めきの丘というポケットパークがあったのでまたもや休憩。
(小さい子連れだと、どうしても休み休み進む事になりますからねw)
ここには色とりどりの花が並ぶ花壇が用意され
眼下には伊豆の海岸線を望む事ができる絶景の場所。
目と鼻の先には、井田松江古墳群や
海沿いにありながら淡水という不思議な明神池が見えます。
明神池と松江古墳群
明神池と松江古墳群

中央左手奥にあるのが明神池。
その先、帯状の林の
向こうはすぐ海です。
右手の妙な?盛り上がりが古墳。

そこから更に南へ向かうと、景勝地として知られる
戸田(へだ)の御浜岬に至ります。本当はここで下車して
観光するつもりだったんですが、季節は観光のオンシーズン
戸田海岸は海水浴客で埋め尽くされておりました (^ ^;
幼い子供を連れてこの中に突入するのは無謀なので
ここは諦め、スルー。なおも南下していくと
今度は土肥(とい)温泉に到着しました。
土肥温泉街
土肥温泉街

松原公園脇にある温泉塔。
この中はやはり足湯になってます。
無料の足湯って、結構
色々な所にありますねー!
国道136号線が左から合流するあたりには
こちらも無料の足湯などが置かれている松原公園があります。
伊豆の海岸線をドライブするのは、リアス式の入り組みが連続して
結構ハードだったりするのですが、こういう気の利いた
休憩スポットが連続していると、気楽に一休みできますね。
しばし時を留めて、移動の疲れを癒しました。

丸山城跡の前をかすめ、車はさらに136号線を進みます。
有名な恋人岬で土産物屋を物色。黄金崎にも立ち寄りましたが
ここは夕陽の名所…まだ時刻は午後3時半、夕焼けまではかなりある (^ ^;
いくら何でも待っていられないので、そこそこに切り上げて
景勝地として名高い堂ヶ島に向かいました。
これまた花博のサテライト会場になっているらんの里堂ヶ島を観光すると
これがまぁ、きれいな花々がこれでもか!というほどに満載で
嫁さんが大満足(笑)良かった良かった★

国重文 岩科学校
国重文 岩科学校

「岩科学校」の扁額は
かつての太政大臣・三条実美の筆。
建物の中には漆喰で作られた彫像などもあり
かなり芸術的な校舎です、これは。
車は西伊豆町から松崎町へ。
古くからの町並みが残り、なまこ壁の商家が立ち並ぶ稀有な町ですが
今回、オイラのリクエストで訪れたのは岩科学校。
明治初期の擬洋風建築で作られた学校の校舎は
長野県松本市の開智学校や愛媛県西予市の開明学校などと並び
旧制学校建築の代表格でありますな。松崎らしく、
校舎の壁はもちろんなまこ壁。瓦屋根に洋風バルコニーの組み合わせは
なにやら斬新な現代アートのようにも感じられます。
敷地内には旧松崎町役場庁舎だった開花亭なる物産店もあり、必見です。
明治商家中瀬邸
明治商家中瀬邸

なまこ壁の町として知られる
松崎の中心部にあった呉服商家。
蔵も母屋も、全部が
なまこ壁なのは流石。
いちおう、松崎の町並みも見て回ろうと思い
明治時代の商家・中瀬邸を見学しましたが、
既に閉館時刻を過ぎてしまったので、とりあえず外側を見物(爆)
なまこ壁通り
なまこ壁通り

中瀬邸だけじゃなく、松崎には
こういう建物が沢山あります。
それだけじゃ物足りませんから、なまこ壁通りをぶらぶらと散策し
松崎市街地を後にしました。ここからは山越えの道を使い
道の駅 花の三聖苑に到着。これも、花博のサテライト会場…(笑)
道の駅 花の三聖苑
道の駅 花の三聖苑

名前通り、きれいな花が並べられ
その向こうには
古建築が展示されています。
敷地内にはいくつか明治時代の建物が移築保存されていて
松崎という町が文化財保護に力を入れ、観光資源にしようと
努力している様子が窺えます。で、そこから下田市を掠めて
国道414号線へ突入、さらに河津浜へ出て国道135号線に入ります。
完全に伊豆半島を西から東へショートカットするルートです。
このあたりまで来るとすっかり日が暮れ、あたりは真っ暗。
あとはひたすら北上し、帰宅するのみ…なんですが
もう1箇所、熱川(あたがわ)温泉の湯の華ぱぁーくに立ち寄りました。
これ、熱川温泉の源泉噴出口。それを観光客に開放し、
激しく噴出する温泉の息吹を見学できるようになってるんですが
何と場所は伊豆急行伊豆熱川駅の目の前!
駅前ロータリーの一角がぱぁーくになってるんです。
って事は、熱川の源泉って線路の真下にあるって事?! (^ ^;
う〜む、いいのかそれで…(苦笑)
湯の華ぱぁーく
湯の華ぱぁーく

もうもうと立ち上る源泉の湯気が
闇夜に吸い込まれていきます。
御託は兎も角、源泉の噴出は大迫力。
噴き出す湯気が真っ暗な闇に立ち上がり、なかなか幻想的でした。
丸一日かけて伊豆半島を一回りしてかなり疲れましたが
花博に関連した施設をいくつも制覇し、満足いたしました。
で、いよいよ花博の本番に臨むワケであります!!


◆◇◆ 温泉と 花恵まれし 伊豆の地に 歴史の息吹と 家族の笑顔 ◆◇◆




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