2014年3月 D5300試し撮り
旅行期間:2014年3月24日(月)
主な滞在地
3月24日(月):洒水の滝周辺

2014年の春、それまで使っていたデジ一のD5000がちょっとばかり調子が悪くなり修理へ出す事に。
いやまぁ、修理しなくても別に使えない訳では無い程度の不良なんですが、そのまま使うのも不便なので。
どうせコンデンサの1個2個を乗せ換える程度の修理だろうから、すぐに戻ってくるかと思っていたら
あれ?1ヶ月が過ぎても戻ってこない。えーっと、近々使う予定があるのに
修理が終わらないのは困る…と焦ってきたんですが、どうやらダメそう (TヘT)
その一方で、コンデジを与えていた長男が「もっと良いカメラを使いたい」と言い出したので
ふむ、それならばいっそ新しいデジ一を買ってしまい、D5000は修理が終わって戻ったら息子に譲ろうと。
我ながら何ともウルトラCな解決策だと思いつつ(←表現が昭和w)、D5000の後継機であるD5300を購入。
一応、当時の新鋭機です。今となってはD5x00シリーズも廃番ですが(涙)
何気に使い勝手の良い機種だと思うんだけどなぁ―――と言うのは置いといて。
そうは言っても買ったばかりの機種だと、色々と慣れない事もあるし
特にデジカメは機種ごとのクセとか個体差もあるから、いきなり本番で使うのも少々不安。
と言う訳で、とりあえず買ったばかりの新機種を“試し撮り”してみるべく出かけてみます。
で、どこへ行くかと考え、選んだのは洒水の滝(しゃすいのたき)。
カメラの実力を試すなら、シャッタースピードや感度を色々と変更する必要があるから
被写体として滝が最も良いと言う訳でして。神奈川の滝と言えば、一番はやっぱり洒水の滝でしょう。
そういう事で、自宅からのんびりと国道246号線へ出て山北町まで向かいました。
以下、その日に撮った写真をいくつか掲載。

D5300で初めて撮った1枚がこちら。D5000の個人設定をそのまま移植して撮ったんですが
どうも青が強い?随分と寒々しい色合いになったのが気になる。
春先だと言うのに、まるで極寒のような風景になったんですよねー。
手前にある橋の欄干も、不通に赤い色なのに赤黒く見えてますし。

ホワイトバランスをオートに戻してみてもこの感じ。どうやらD5000に比べて元々青が強いみたい。
個人的には青みがかった色合いは好きなんだけど、ちょっとクセが強いw
う〜む、やっぱり試し撮りに来て正解ですね。色々工夫してみて、丁度良い設定値を見つけないと… (^ ^;

続いてはシャッター速度で遊んでみる。左の写真は1/8秒、右は1/1600秒。
(洒水の滝は遊歩道が通行止めになっていて、あれ以上近づけなかったので手前の湧き水を撮影w)
汎用機ですけど曲がりなりにも一眼レフなので、シャッター速度は実用範囲でいくらでも可変できますが
問題なのは測光ですな。スポット測光で機械任せにしてみましたが、ちょっと計測点がズレるだけで
露出が大幅に変わる。よく言えば敏感、悪く言えば融通が利かないほどタイト。
D5000から乗り換えて一番悩んだのはこの点。思った以上に明暗差が激し過ぎるんだよねー…。
シャッターちょっとでも長く開くと白飛びするし、短いと真っ暗になる事が多々。
何とか形になったのがこの2枚。むむむ、なかなかにお転婆な機種だなD5300。
D5000の方が“人にやさしい(ユーザーフレンドリーって事ね)”使い勝手でしたけど
D5300は“私が使いこなせるかしら?ふふん??”というツンデレ気質なような(爆)
隣に不粋な立て看板が入ってますが、まぁあくまでも試し撮りですから気にしないで下さい m(_ _)m
ちなみに三脚は使ってません。中腰の1/8秒で手ブレ無しは、フィルムカメラ時代からの経験あっての事です。
これは自慢しても良いですよね?ね?(笑)
続いて路傍の花なんか撮ってみた。

三椏(ミツマタ)の花をアップで。これはどちらかと言えばレンズの性能だけど、ボケ味は上々。
絞り優先モードは思った通りの仕上がりになるので、これに関しては全く問題ないかな。
更に続けて菜の花の群れを撮ってみたら…これまた「黄緑っぽい」つまり「青がやや強い」出来栄え。
もう少し赤が出てくれれば、シャープな黄色になると思うのですがね。
まぁこの程度なら現像ソフト側で調整できるから大丈夫だし
むしろ青空なんかを撮る時には優位になるから、このクセに慣れるしかないかなー(苦笑)
次は鉄道写真でも撮ろうと思い、場所を移動。この近くの路線と言えばJR御殿場線だけど
本数が少ないから何度も撮る機会がない。それじゃ試し撮りにならないので、246沿いで小田急線を撮る事に。
さっき来る時に見つけた、小田急線を俯瞰できる場所へ。車も脇道の路肩に停められるので路駐も問題なし。

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脇道に車を入れた所で、いきなり列車がやって来た。
とりあえず目の前に梅の花が咲いていたので
それと絡めて撮影。もう日没間際だったので
やっぱり露出が難しい…なかなか難儀だぞ、新機種はw
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シャッター切るのが0.1秒早かった… orz

線路を俯瞰できる位置に上がって来て、改めて撮影。
ここではズームレンズを試してみました。で、シャッター速度1/125秒だと…ありゃ、列車の方が微妙に早い。
3000形の写真は僅かに被写体ブレしてるんですが、まぁこんな感じになったという“記録用”でwww
逆にロマンスカーEXEの写真は、ちょっと露出不足?やっぱりそこが難点かな〜?
あとは日没までひたすら来た列車を撮りまくり…


ちょっと流し撮りっぽく撮影した5分後、真上に米軍のC-130H輸送機も通過。
雲間の光がちょうど機体に陰影を与える形になりました。こういう色合いは良いね。
飛行機まで撮れてラッキー♪ (^-^)

上り新宿行き1000形と下り小田原行き4000形のすれ違い。タイミングはドンピシャ。
ただ、1/250秒じゃ4000形の電光掲示板と上手く同期が取れてない(苦笑)

古参の8000形は夕焼けに染まった発色。とりあえず、ホワイトバランスは細かく選択した方が良さそうだ。

だんだん薄暗くなってきた中、4000形を撮影。う〜む、電光掲示板は何だか分からん(爆)
(「 | Express | Odawara | ( | 急行 | 小田原 | )」と表示している筈なのですが…) |
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最後にもう1枚。どうせ薄暗くなってきた中での撮影なんで、シャッタースピードは1/6秒まで落として
列車の方を流れるようにしてみました。これも三脚無しの手持ち (^-^)v
と言う事で、色々と撮ってみました。んで、現在に至る訳ですが…
D5300の映像素子はちょっと青に過敏な感じは掴めました。それから測光も極端かな。
この個体のクセとしては、レリーズショックが大きいのも難点。今やデジタル一眼はミラーレスが主流ですけど
こういう弊害があるなら、確かに鏡面の開閉は無くて良いのかも?
それに少ーしピントが甘いかな。これはちょっと由々しき問題ではあるのだけど。
さりとて、そうした諸々のクセ…いや、個性を踏まえた上で使いこなせば良し、と割り切って
今でもD5300を愛用しております。っつーか、むしろもうそのクセも知り尽くしたせいで
スマホのカメラ性能が上がった現在でも、やっぱりデジ一の方が手に馴染むんですよねー。
レンズを支えながらガンレフ本体を持ち上げてシャッターボタンを押す、その一連の動作が無いと
「写真を撮っている」という感覚にならないんですわな。スマホで撮らざるを得ない場面もありますが
なんかこう、イマイチしっくり来ないし、撮った手応えや出来栄えの満足感が中途半端なんですよ (^ ^;
今のスマホは一眼より性能良い位なんですけどねー(苦笑)
◆◇◆ 陽春に 新たな写真機(オモチャ) 手にしたら 気分アガりて つい足動く ◆◇◆
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