2014年2月　茅ヶ崎豪雪！ 旅行期間：2014年2月8日（土） 主な滞在地 2月8日（土）：茅ヶ崎市〜寒川町周辺 拙者の住んでいる神奈川県茅ヶ崎市は、幸いな事に天候には恵まれた町で 海沿いですが夏の台風シーズンと言えどそれほど凶悪な豪雨や水害になる事もなく 冬は冬で温暖な気候ですから、滅多に雪なんか降る事も無いのですけれど 2014年のこの日は、朝目覚めたら一面の銀世界！と言った具合に結構な降雪。 いや、それどころかここは何処？と思えるような豪雪！ 自宅の周辺がこんな状態に… 雪国の方から見ればどうって事ないかもしれませんが、 茅ヶ崎で車が隠れる程の降り具合は、尋常ではないレベルなんですよ。 だって、仮に雪が降ったとしても普段はせいぜい積もるか積もらないか位ですから。 そんな薄っすらとした雪だって、1年に1回あるかないかと言う話ですしね。 松の木には容赦なく雪が降り積もります こんな寒い日だし、寒がりのオイラとしては家に引き籠もるに限る…と言った感じなんですけど ウチの父親が車にスタッドレスタイヤを装着してて「こういう時にこそ、スタッドレスの運転感覚を試したい」と 近所の道を一回りしてくる、と言い出した。ふむ、確かにそれは好機かも？ せっかくスタッドレス履いていても茅ヶ崎じゃ活用する機会なんか全然ないし （だったら装着する必要ない…と言うと身も蓋も無いんですが、もしもの時の保険ですから） 逆にこういう時に運転感覚を掴んでおいた方が、何かの時の為になると言うモノですわな。 そんな訳で、助手席に同乗させて貰い近所を一周するドライブに出発です。 エアコン利かせた車内なら、家に居るのと大差ありませんからｗｗｗ 見せてもらおうか、スタッドレスタイヤの性能とやらを！ ちなみに自分の車はこの有り様。 既に車体の上に10cm以上の雪が積もってます。 オイラの車はノーマルタイヤですから、 もうこの時点で車を出す事すらできません。 ヤベぇって、この降り方は！　（＞＜） そろりそろりと、まずは我が家から北へ向かう道を進んで行きます。 普段走っている近所の道ですが、この状況は別世界のよう。いつもは目の前に見えるマンションが、霞んで見えません。 そして「スリップ注意」の警告看板…この日の為の物ではない筈ですが、今日ほど的確なシチュエーションはありません（苦笑） バスが無ければ、まるで水墨画のような雰囲気。っつーか、こんな日でも運行しないといけないバスは大変だ。 市内有数の上り坂である「七曲り」を、バスの巨体が登って行きます。運転手さん、お疲れ様です…。 バスはチェーン装着、こちらはスタッドレス装着。雪の上り坂（そしてカーブの連続）ですが 運転感覚は全く問題なし。雪の無い路面を走るのと大差ない感じです。ところがこの先の交差点で 信号待ちをしていたら、対向車がどうやらノーマルタイヤだったらしく左折しようとして大スリップ！ 危うくこちらの車に突っ込んで来る所でした。こっちは赤信号で停車中だし、ありゃ避けようが無いぞ！ ギリギリでぶつからなかったから良かったけど、やっぱり雪の日は不用意に外出するものではありませんな。 っつーか、これでノーマルタイヤが雪に全く無力だと言う事が良く分かりました＝スタッドレスの威力って凄いねぇ。 雪も風も益々強くなり…あれは地吹雪じゃないか？ 完全に吹雪いて、雪が横殴りで降り付けます！ すっかり銀世界…いや、白黒の世界になりました。 これが湘南だと言っても、誰も信じてくれなさそうな光景。 車を西に進め、寒川町に入って行きますと… 枯れた田圃は雪に埋まり―――ここは東北？　（＾ ＾； 寒川駅の辺りまでやって来ましたが、曇天に豪雪ですっかり夕暮れのような暗さ。 時刻はまだ12時台なんですがねぇ。真っ昼間ですよ本当は。 雪でも辛うじて相模線は運行中。 どうやらこの後、運休になったらしいです。 ここまでの雪と相模線の姿が重なったのはなかなかレアだったかなぁ。205系も今は亡いし。 そして南へ下り、再び茅ヶ崎市内の道を往きますと すっかり吹雪いて、雪国のようになってます。 完全に前が霞んで視野が効かないし 路面もアイスバーンのようになってきました。 いやもうこんなに降るのは異常だなぁ、マジで。 見て驚いたのが 信号機に氷柱が！ 茅ヶ崎で氷柱が出来るなんて前代未聞！！ しかも風が強くて氷柱がカーブしながら伸びている。 いやもうこんなに降るのは異常だなぁ、マジで。 これだけ積もっているのに、マンホール蓋だけは浮き出ている。 地下の配管の方が温かいって状況なんでしょうね。 こんな現象、茅ヶ崎で見る事なんか無いと思ってた。 いやもうこんなに降るのは異常だ（以下略） 国道1号線も雪化粧。 東海道の松並木も、すっかり雪にまみれています。 この写真の右半分だけ見たならば、まるで長谷川等伯の 国宝「松林図屏風」のようです。これは墨絵だ…。 茅ヶ崎にも一里塚があるのですが 写真の左端、塚盛りの場所は…もはや雪原。 本当に「ここはどこ？」と言いたくなるような 普段とは全く違う風景になってます。 ひとしきり市内をウロついて、家の近くまで帰ってきました。 すっかり雪が積もって、道が分からなくなりました（爆） 近所の公園も、雪に閉ざされ静かなものです…。 公園にある防災用の井戸。 雪が積もって、なんだかオブジェのように。 いつも見ている風景がガラっと変わり まるで遠い雪国へ迷い込んだような錯覚に陥りました。 いやーそれにしても寒い！寒すぎる！！ もう帰る！帰って引き籠る！！！　（＞＜）ｳﾋｰ ◆◇◆　雪化粧　日頃の風景　塗り替わば　まるで異国か　遥かなる道　◆◇◆ 本 丸 御 殿 へ 戻 る 城 絵 図 へ 戻 る