2013年12月 秩父夜祭
旅行期間:2013年12月2日(月)
主な滞在地
12月2日(月):秩父市内
秩父夜祭(ちちぶよまつり)。
毎年、12月の1日〜6日にかけて行われる埼玉県秩父市の伝統神事。
特に、2日と3日には多くの山車(屋台)笠鉾が出て市内を練り歩く勇壮かつ壮麗な行事です。
2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されましたな。
前々から見てみたいと思っていたのですが、12月という忙しい時期だし
なかなか上手く休みが合わず、その機会が無かったんですけれども
2013年、偶然にも行けそうな感じで仕事のシフトが決まり
天気も非常に良い(雨だの雪だの降らない)と言う予報だったので
「この機会を逃してなるものか!」と、いそいそと出陣した訳です。
大勢の人が詰めかけ、秩父市内は交通規制も入る事から、車で行くのは無理と思い
電車で秩父市へと向かいました。西武線に乗るなんていつ以来だろう…? (^ ^;;;

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西武秩父駅
「夜祭」と言うんだから本番は夜…なんですが
混雑する前に行って、何なら日中の秩父市内を散策しようと。
で、到着したのは午後2時過ぎくらいだったんですけど
駅前は―――え、これで良いの?って感じの閑散さ。
そして明らかに祭りの「設営途中」という長閑さ(笑)
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ちなみに、西武秩父駅は2017年にリニューアルされて
外壁や駅名看板などがガラッと変更されました。この写真はそれ以前の姿。
秩父神社大祭 御旅所
「御旅所(おたびしょ)」と言うのは、秩父市役所の前にある
曳山が終結するための場所。当然、祭りの日ですから
幟や注連縄が飾られ、こちらは準備万端!
ちなみにこのお堂(と言うのか?)も
これから数年後に建て替えられて今では違う姿にw
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駅周辺にも色々な寺社があるんですが
幟が上がったり、式典の準備が進み
夜に向けて、徐々に盛り上がっていきます。
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と、見て回っていたら屋台に遭遇!
昼間でも曳山やってるんだぁ…。早速、追跡開始です★

秩父と言えば矢尾百貨店(←地元デパート)
その前を屋台が進んで行きます。
装飾と言い、舞台の幕と言い、豪華!
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秩父と言えば「あの」アニメ。
町中にその幟が飾られている中を
伝統的な屋台が進んでいきます。
新旧秩父文化の融合 !?
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※「あの」アニメ
蛇足だとは思うのですが、ご存じない方にちょっとだけ説明。
2011年に放送された「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」と言う
長〜いタイトルのアニメ作品が、秩父市を舞台としておりまして
現地ではそれとコラボした観光振興を数多く行っています。
物語のあらすじとしては“ありがち”な青春モノ、絵柄もちょっと幼く見えるので
とっつきにくいと思う方もいらっしゃるでしょうが、話が進んで行くと濃密な群像劇になり
終盤まで次々と現れる事件(?)も連なって、最後まで見逃せない展開に。
最終的には「一編の純文学を読み終えた」ような気持にさせられる良作で
大ブームになったのも頷けるアニメーションでした。この後、脚本の岡田麿里さんは
秩父を採り上げた作品を連発し、一種の“聖地・秩父ブーム”を作り上げていくのですが
この当時はまだ「あの花」だけでしたので、町の雰囲気もこんな感じ。
市街を練り歩く中、ところどころで屋台が停まり、舞台の中で屋台歌舞伎が上演されます。


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←
町の中にも夜祭のモニュメント。
秩父の町と夜祭は一体不可分。
→
屋台は基本的に直進のみ。
カーブは曲がれないので
進行方向を変える時は
車体を上げて、回転させます。
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屋台がすれ違うと、このように音頭のやり取りが。恰好良ぇ〜!


そして再び歌舞伎の上演。風格と気品を感じます…。

ちょっとシャッター速度を落として流し撮り風…途端に疾走感がマシマシw
(「だんじり」ではないので、決して爆走はしません)
武甲山
秩父のシンボル・武甲山をバックに。
雨の日だったら撮れない1枚。
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回転軸挿入
屋台の向きを変える際、車体を梃子で持ち上げ
屋台の真下に三角コーンのような部品を挿し込み
それを軸に回転させます。こうやって人が潜り込み
作業するんですが…これって危なくないのかなぁ?
(まぁ、もちろん大丈夫なんでしょうがw)
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屋台が通れるように、秩父市内中心部の信号機は折り畳めるようになっているそうです。
そして徐々に夕闇が迫ってきました。

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屋台に乗って音頭を取る姿、凛々しいッスねぇ。
そして旧家の前を屋台が進むと、タイムスリップしたかのよう。
早過ぎる程に早く来て正解でした(笑)
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とは言え、動きのある屋台は写真だけでなく動画で見た方が分かり易いかと思い…
さて、そろそろ夜祭に向けて準備が始まります。

屋台に提灯を沢山付けていくのですが…

今どきは“提灯風の電飾”を使うんでしょうが、どうやら本物の蝋燭を使っているようです。

確かこの屋台は重要有形文化財だった筈。動き回る屋台に本物の燭火…これって危なくないのかなぁ?
(まぁ、もちろん大丈夫なんでしょうがw)

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そして提灯の装着が完了しました。
さぁ、ここからが夜祭の本番です! (^-^)
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