2012年6月 都内夜景散策

旅行期間:2012年6月20日

主な滞在地
6月20日(水):東京都内各所・横浜みなとみらい地区
都内夜景散策行程地図


ある日の夕暮れ…
富士夕景
富士の彼方に夕陽が沈み、たなびく雲を下から照らし上げ、何とも重層的な立体感。
色合いも、夜が始まる濃紺と太陽の残り火を受けた朱が混在する油絵のような鮮烈さ。
思わず撮影…そして暗くなるまで無心で見とれておりました。

よし、今夜は夜景を撮りに行こう!

何となくそう決意させられてしまい、夕飯を摂ってからいそいそと家を出発したのであります。

時報色
時報色

夜景らしいド定番の場所を求めて、東京へ。
夜の首都高を走れば、横浜ベイブリッジそして鶴見つばさ橋です。
どちらも、ちょうど過ぎ去るタイミングは時報色で照らされておりました。
ベイブリッジはブルー、つばさ橋はグリーンの爽やかな色。
宵闇、いや、良い夜見のドライブにピッタリです。
下町ブルー
下町ブルー

この年の一大イベントと言えば、東京スカイツリーの開業。
夜景となれば、まず最初に押さえておきたい所でして
スカイツリーが綺麗に見える場所を探して、下町をウロウロ。
この夜のライトアップは青調の“粋”パターンでしたが
通りすがりの駒形橋も、それに合う青い鉄骨という組み合わせ。
平成×昭和
平成×昭和

駒形橋の全景を入れて撮るとこんな感じ。
シャープな平成の最新建築と、昭和モダンのゆったりしたアーチが対照的。
下町にそびえる世界一の高層建築というのも、案外悪くないのかも。
夜行列車を見守って
スカイツリーの足下で

帰宅する通勤客を乗せた列車が行き交い
出漁まで眠りに就く釣り船の隣には“水鏡”で映る光の塔。
昼間とは全然違う、東京の午後10時。
夜行列車を見守って
東京ビスタライン

こちらは言問橋。車の波、街灯の列、
その延長線上に―――世界一の電波塔。
良く出来た都市景観です。凄い…。
東京ビスタライン

スカイツリーばかり撮っていても何なので、場所を移動。
かなり夜が更けてきました。都心を東から西へ進み…
メタルの塔
メタルの塔

やって来ました六本木。特徴的なデザインの高層ビル
六本木ヒルズです。と言うか、こうして夜に撮ると
メタリックな外見がやけに強調されますね。ギラギラだw
シャッター1秒開放、足元の車が流れます。

六本木まで来たら、その隣にあるのはやっぱりこちら…
究極造形美

元祖、東京のランドマーク。
文句なしに華麗な東京タワーです。
真紅の塔は鉄骨の積み重ねで
究極の造形美を見せつけてくれます。
スカイツリーも良いけど、やっぱり
タワーと言ったらこれに勝る物無しです。
究極造形美

東京タワーに見惚れていたら、もうすぐ午前0時になるという頃合いに。
そろそろ帰ろうか、でももう少し何か…と思い、帰路は一般道を走りつつ
横浜駅前まで来た所で、進路を左へ。みなとみらいに行けばランドマークタワーがある!
横浜メガロポリス
横浜メガロポリス

ランドマークタワー前まで来たのはすっかり日を跨いで午前0時半。
既にライトアップは終わったようで、真っ暗な建物の中
まだ仕事中の会社?でしょうか、窓ガラスの中にチラホラと明かりが灯るのみ。
横縞のビル、航空警告灯と機械的な照明だけが光る立ち姿は
何となく、松本零士御大が描く“メガロポリス”の未来建築みたいな…。
(あー、この感覚は説明するのが難しいw)

本当は東京都庁とかも狙ってみたんだけど、なかなか良い撮影ポイントに行き当たらず。
東日本大震災の影響で、あまり大々的なライトアップもしていない頃でしたので…まぁこんなもんかな。
とりあえず、思うまま気の向くままに夜のドライブを楽しんだ日でありました。


◆◇◆ 光る塔 眺め行く旅 その先に 垣間見えるは 未来の姿 ◆◇◆




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