2011年11月 入間航空祭2011
旅行期間:2011年11月3日(木)
主な滞在地
11月3日(木):航空自衛隊入間基地
11月3日は入間の日!
…って、いきなり何のこっちゃ?!と言う感じですが
毎年11月3日は航空自衛隊の入間基地で航空祭が開かれるのです。
まぁ、そうは言ってもオイラがミリに足を突っ込んでいたのは中高生の頃で
今やすっかりそういうイベントや情報とは無縁の生活を送っていたんですが
デジ一を買ってしまい、フィルムカメラとは全く異なる撮影環境に移行したので
改めて航空祭とか行って、好き放題にガンガン写真撮るのも良いかな?と思い立ち
2009年に引き続き、入間へ行ってみました。ちなみに、文化の日って晴れの特異日。
普通は文句なしの快晴になるものなんですが、この年は…雨こそ降らないまでも
猛烈な曇り空。と言うか、霞の中?というくらいの悪条件。
これで飛行機飛べるの??と、心配になるような感じだったんですけど (^ ^;
何はともあれ、航空祭ですから飛行機の写真オンパレード〜♪ (^-^)v

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T-4 編隊飛行
会場に着くなり、T-4編隊がお出迎え!
ブルーインパルスではないものの、
教官によるデモ飛行なので、こちらも
練度は抜群!基地上空を縦横無尽に飛び回ります。
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霞む飛行場…
そのT-4が帰投。滑走路に進入して来ますが
猛烈に霞んで機体がうっすら見える程度です。
ライトがハッキリと光るのが分かるので、
これはこれで面白いのですがw
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よくこのコンディションで密集編隊飛行できるなぁ…さすがプロ中のプロ!

C-1 編隊飛行
続いては恒例のC-1輸送機編隊飛行。巨体が一糸乱れず飛ぶ様子に感嘆。
バンク(横転)も思いっきり背中を向ける豪快な飛びっぷり!

そして基地祭名物の1つ、空挺降下が始まります!

次々とC-1から飛び出す空挺部隊。
綺麗に落下傘が広がっていきます。
地上展示しているOH-6Dヘリの向こう側に
順次着陸…何だか映画のワンシーンみたい!
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色々と魅せて下さったC-1が着陸。これまた随分と霞んでいます。機体灯スゲー(笑)
滑走するC-1とすれ違うのはF-2B戦闘機…今度はこちらの出番です!
#どうでも良いけど複座席は使わないとシートかけるんですねw と言うかそのまま飛ぶのね(爆)

F-2B
輸送機の妙技に続き、今度はバリバリの戦闘機が展示飛行へ。
“平成のゼロ戦”と通称される(私はこの名前好きじゃありませんが)F-2の登場です。
離陸する瞬間を捉えたら、偶然にも機尾灯がキラリと光りました!

改めて見てみれば、F-2のパイロン(弾薬取り付け架)ってギッシリですな。
そして「F-2が雲を引いたぜ!」…って、この天候じゃ当たり前か(苦笑)
兎にも角にも、さすが戦闘機の飛びっぷりはキレっキレです!
そうこうしている間に、U-125A救難捜索機とUH-60J救難ヘリが救難展示飛行の準備を始めました。

でもその前に、CH-47Jの輸送デモンストレーションが!

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CH-47J チヌーク
大型輸送ヘリ、CH-47Jチヌークの登場。
彼方に霞むのは、先ほど飛び立って
いったん会場を離脱するUH-60です。
超巨大輸送ヘリの雄姿、この年は象徴的でした…
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2011年、この年の大事件が東日本大震災。チヌークは被災各地に支援物資を運び
原発冷却オペレーションでも原子炉の上空から大量の水を浴びせる危険な任務を
繰り返してくれました。あのニュース映像、ご記憶の方も多い筈。
そんな勇者が展示飛行で見せたのも「絆」「がんばろう日本」と書かれた模擬物資の輸送。
輸送コンテナを手早く釣り上げ、また迅速に荷降ろしする姿は印象的でした。
そして救難訓練展示の様子―――

これまた震災報道で何度も見た光景。
UH-60から降下員が飛び降り、要救助者を
サッと確保して吊り上げます。実際には
水没したり足場が悪い状況で行われるので
救助隊員の苦労は並大抵で無い筈…。
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UH-60J救難ヘリ
隊員が機体の真下を覗けるよう
特注の張り出した窓を備えているのがミソ。
救助者を探し、収容する為に工夫されている機種です。
この日はその窓から乗員が手を振ってくれました〜★
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地上展示に目を移せば、陸自のAH-1S対戦車ヘリ・OH-1観測ヘリ、それにUH-1J多目的ヘリ。

E-2C早期警戒機は翼を折り畳んで展示。そして空には県警ヘリが通り過ぎる(爆)
T-400練習機は何やら作業が始まるのか?
午後からの目玉は何と云ってもブルーインパルス!さぁ離陸です♪

1番機〜4番機がダイヤモンド編隊でテイクオフ!!!

5番機は離陸早々にギアアップ!

思わずみんな見惚れます…(笑)
青空じゃないのが恨めしい… (T-T)

一方、C-130H輸送機はどこかへ運ばれて行きました。カーゴベイに整備員を載せて。ドナドナ〜(違)

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こちら「オポジット・コンティニュアス・ロール」という演目。
5番機と6番機が機体を回転させながらすれ違います。
この時、2機の間隔は50m程しか無いとか。
最接近する瞬間を撮りたいんですが、
なかなか難しいんですよね〜! (^ ^;;;
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実はブルーインパルスのチームも“震災被害者”。ホームベースの松島基地(宮城県)が津波で水没してしまい
遠征先から帰れないまま2年近くを過ごす事になりました。この日の展示飛行もそうした日々の1日。
視界が悪い中でも精一杯の演技をして下さいました!凄い〜!!!

斯くして、演技を終えた機体が1機ずつ着陸してきました。

観客に手を振ってくれて、サービス満点です★
そして展示機たちも少しずつ帰り支度をするように…。

T-400の顔つきって、○ヌーピーみたいw

U-4は新幹線みたいなカラーリングで好き(笑)そして日本航空史のレジェンド、YS-11も当時はまだ健在!
ワインレッドの色合いがシックで上品…。
チヌークは内部の展示もしていました。 

ヘリも続々と帰り準備…。
こちらは今回、海自から唯一応援参加のSH-60対潜ヘリ。
“ブルー”メンバーを前にF-2Aも御帰還。 
最後にもう1つ、大御所の紹介を。RF-4E偵察機です!


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RF-4E ファントムU
ベトナム戦争の名機・F-4戦闘機を偵察機型としたもの。
偵察機というのも古典的と思われるでしょうが
地上の精密な状況を把握するには不可欠な存在(でした)。
まぁ、昨今はドローンがその役割を取って代わりつつありますけど…
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↑そんなファントムも50周年!という記念塗装です。
この偵察機も震災の折には縦横無尽に飛び回りました。何せ災害によって橋は落ち、建物は崩れ、
道や線路は寸断された状況でしたから、被害状況を確認するにはまず偵察から…となった訳です。
見敵必撮!
戦闘機ならば「見敵必殺」となる所ですが
偵察機なので「見敵必撮」というのが上手い。
これぞ偵察部隊の心意気!ですな (^-^)
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シャークティースの“口元”と“頬”にカメラが仕込まれています。
この機体も現在は退役してしまいました。懐かしや…。
夕刻になって、ようやく雲間から陽が差してきましたけどもう遅いよwww
とりあえず雨は降らなかったので良しとしましょう。今年はちょっと「控えめ」な航空祭だったように思えますが
震災で自粛自粛と云う年でしたので、まぁこれで順当かな?それでも十分楽しめました♪
◆◇◆ 霞めども 空を切り裂く 職人芸 苦難を越えて 皆が楽しむ ◆◇◆
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