2008年2月 鉄道博物館見学

旅行期間:2008年2月16日(土)

主な滞在地
2月16日(土):鉄道博物館
鉄道博物館内 車両配置図 (C)East Japan Railway Culture Foundation


長男が5歳の誕生日、子供が喜ぶ場所へ出かけよう!と言う事で
向かった先は、さいたま市に4ヶ月ほど前(当時)できたばかりの鉄道博物館♪
…大人が喜んでいるというツッコミは置いといてw

ま、鉄博については説明らしい説明は要らないと思うので
順を追って写真を次々と掲載〜っ!
キハ11 25
屋外展示車両 キハ11 25

こちらは敷地の一番手前に展示されている
キハ10系の気動車、キハ11 25。
いかにも昔懐かしい“ローカル線”という車両。
最初にお目にかかるのがこれですから
やっぱり鉄博って
「大人向け」の施設なんじゃ…(笑)
クハ455 2
屋外展示車両 クハ455 2

こちらも屋外展示の車両、クハ455。
車内を休憩スペースとして使えるそうです。
行先表示幕に「鉄道博物館」とは、芸が細かい… (^ ^;

エントランスはまるで改札口。
中に入ればそこは興味深い展示物で一杯なんだけど、
車両展示スペースで一番最初に目に入ってきたのは
マイテ39 11マイテ39 車両形式表示
一等展望車 マイテ39 11

おぉおぉおぉ、畏れ多くも一等展望車さまでわございませぬか!
もはや前世紀の幻と消えた車両形式記号「イ」がこの目で拝めるとは!!
ある意味、全ての鉄道ファン憧れの的と言っても良いのでは…?
ノスタルジックな特急「富士」のヘッドマークを掲げているのは勿論
当時の東京駅を再現して、出発シーンを演出しているのは素晴らしい♪
(欲を言えば「つばめ」なら最強、いや「999」という手も…いや、何でもないw)


#どーでもいいけど、E5系新幹線のグランクラスって事実上の一等車だよねぇ?
 (新幹線だから「イ」の車両記号は使わないけど)


先へ進めば、次から次へと面白い展示が…
善光号機関車 1290形 1292国鉄バス第1号車 乗合自動車
善光号と呼ばれる1290形SL(左)と国鉄バス第1号車 乗合自動車(右)
バスは開業当時だけ展示していたらしく、現在はJR東海のリニア・鉄道館にお引越ししたとの事。
C57 135C57 車両製造プレート
鉄博の目玉といえばこれ!貴婦人、C57です。
展示場の中心に置かれているのは、どこからでも見えるというだけでなく
転車スペースを確保して、こういう事もやって見せてくれる為で…
携帯で撮影した動画なんで、画質についてはご容赦をw
ちゃんと転車台が回る!そして汽笛も鳴らす!!
静態保存機とは言え、汽笛の音色を楽しめるのは素晴らしいサービスですな (^-^)
なかなかの大音量で、間近に居るとビリビリと震動(振動じゃ済まないw)が体感できます。
目の前でSLの巨体が一回転する様は、かなりの迫力です。
全国各地で復活運転しているSLもありますが、逆にそれだと
転車している所へこんなに近寄るなんて出来ませんからねぇ(苦笑)
触れるほど接近して眺める転車風景、圧巻でした!

その他、歴戦の機関車が勢揃いしていたり…
DD13 1EF66 11ED75 775
EF66はやっぱりイカツいなぁ (^_^; 個人的には鎧兜の武者に思えるw
神奈川在住だと、交流機のED75はなかなかお目にかかる機会がありませんっ!
展示機とは言え、ブルトレも牽引した交流万能機を見られて感激(爆)

古き良き時代に懐かしさを禁じ得ず…
481系 クハ481 26
481系 クハ481 26

展望車と同じく、こちらも当時の情景を再現。
上野駅での出発前準備といった感じで、
ホーム終端の先頭車両、ヘッドマークを
付け替える作業が行われている様子です。
子供の頃はボンネット車って「古臭さ丸出し」で
好きじゃなかったんだけど、今になってみれば
随分と郷愁を誘う「大人なデザイン」に思えますw
EF58 8920系 ナハネフ22 1
“ゴハチ”に20系、そりゃもう最強の組み合わせだわさ(笑)
(って言いつつ、1980's鉄のオイラ的にはEF65PF+24系25形が一番好きだけどさw)
ホームに立ってるお父さん、昔ご自分が乗られた思い出が甦ってる感じですねぇ★

そして勿論、新幹線もありつつ…
200系 222 35
200系 222 35

最新のシャープな車両も良いけど
やっぱり新幹線と言えば、0系や200系の
「玉子型」をしたデザインが一番しっくり来ます。
しかもこの登場当時の塗装は最高。
これこそホンモノの新幹線!と叫びたくなります。

速さよりもパワー重視の名機だって
ED40 10
ED40 10

人や馬でも登るのが厳しい難所、
碓氷峠を登坂する為に作られた機関車。
普通の車輪だけでは空転するので、
線路中心線に専用の歯車軌条を用意し
この機関車がそれを噛んで昇り降りしていました。
横に並べて展示している66.7‰の
勾配表示(実際の碓氷線の傾斜)が秀逸 !!!!!

さらに時代を遡って…
弁慶号SL 7101旧客車内
こうなるともう歴史のお話といった感じだけど、
北海道開拓使で使われていた弁慶号SLや
旧客の車内を撮影。これこそ999って…いや、何でもない (- -;
キハ41307
キハ41307

戦前の通勤車両として展示されている
鉄道省キハ41000形。このガソリンカーは
国鉄を廃車になった後、遠州鉄道や北陸鉄道
さらに筑波鉄道を渡り歩いた古参兵だそうで。
さすがにここまで古い通勤車両は
馴染みがないので、あまりピンと来ません (^ ^;

この他、御料車が沢山展示されていたり
(興味深いんですが、ガラス越しの展示なんで良く見えません)
貨物車や旧“国電”なんかの車両もいろいろ置かれて
見る所は盛りだくさん!あっという間に時間が過ぎていきます。
車両だけでなく、資料的なものとかも展示されていますしねぇ。
ようやく一回りしたところで、2階の展示ルームへ上がってみると
車両展示スペース全景
車両展示スペース全景

壮観ですっ! (><)

2階には鉄道模型のジオラマ展示とかがあったりするんですけど
ふと、その脇にある工作場に目を遣ると…?
模型の作業場に…彦根のモチ猫がぁっ ?!?! Σ( ̄◇ ̄;

ばんえつ&カシオペア
鉄道史(的な)展示、最新の人気列車である
「SLばんえつ物語」や「カシオペア」の
ヘッドマークが輝かしいんですけど
あさかぜ&はやぶさ 583系車両模型昭和の名車たち
やっぱり昭和の夜行列車、583や20系にこそ感情移入…(苦笑)
「あさかぜ」とか、夜明けを走る列車に最高のネーミングだと思いません?
栄誉ある最高速の新幹線に引き継がれようとも、
「はやぶさ」はやっぱり寝台特急!このヘッドマークじゃなきゃ!!

さらに上へ登って3階、ビューデッキからは目線の高さで新幹線を望めます。
E4系&E3系1000番台
ちょうど通過した「つばさ」「やまびこ」並結編成。
線路が近過ぎて、シャッター速度の調節が難しい(困)
実はこの直前、East-iが通過したんだけど
あまりに咄嗟の事で、カメラを構える余裕もなく(号泣)
埼京線205系埼玉新都市交通
新幹線とは反対側の線路を見れば、夕暮れを走る埼京線が。
さらに新幹線の高架と並走するニューシャトルもやって来て…ってハデだなぁ(笑)

そんなこんなで、鉄博で一日があっという間に過ぎ去りました。
いやはや、大人も(が?)ハマる場所ですねぇここは。
退館時刻が近づいてきたので、名残惜しくも切り上げましたが
鉄道博物館 全景
鉄道博物館 全景

振り返れば、空はかなり暗くなっておりました (^ ^;

最後に立ち寄ったのがノースウィング(北側別館)ですけど
167系モックアップ
167系モックアップ

ここにも!しかも修学旅行色!!
上手い事、ツボを突いてくるなぁ(爆)



◆◇◆ 鉄(くろがね)の 迫る息吹を 身に受けば 血潮滾りて 寒さ彼方に ◆◇◆




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